アウトドアギアはもちろん、クルマ、植物、フードの注目作も
東海エリアのアウトドア好きが集まり、2017年にスタートした遊びの祭典『フィールドスタイル』。遊びに関するブースならなんでもあり。自由でユルい空気感が心地よいイベントとして、毎回、多数のブース出展と来場者を記録する。
2018年以降は、毎年、冬に開催されている『フィールドスタイル』。2019年には5月にも開催されたが、その後は新型コロナの影響で2年連続の中止に。今年は、3年ぶりに5月開催の『フィールドスタイル・シーサイドマーケット』が実施された。2022年5月21日、22日の2日間、愛知県常滑市の愛知国際展示場(AICHI SKY EXPO)は、400以上のブースと多数の来場者で大いににぎわった。
そんな会場を歩いて気になったブースや商品を紹介する。
新たなるガレージブランドが贈る178gのULソロテーブル
フィールドスタイルのおもしろさは、大手ブランドのブースだけではなく、毎回、地元のガレージブランドが多数出展すること。今回、一番の発見は、komechan6000が開発したアルミ製ULソロテーブル。重量わずか178g。
収納時のサイズは、幅29.5×高さ1.3×奥行き8cm。テーブルにしたときには、幅29.5×高さ6.5×奥行き23cmとなる。ネット通販で購入ができる。
岡山の老舗デニムブランドがフィッシングレーベルをスタート
ビッグジョンは、1940年に岡山県倉敷市児島で縫製工場として創業し、1967年にはオリジナルブランド『ビッグジョン』を立ち上げた日本を代表するデニムブランド。そんなビッグジョンが、新たにフィッシングレーベル『アングラーズビッグジョン』を立ち上げた。接触冷感生地を使ったシャツなどのアパレル製品やバッグ類などをリリース。ブースには、ナンガやアビレックスとのコラボ商品も展示されていた。スタイリッシュなデザインから、アングラー以外にも人気になりそうな予感。
あのブーツブランドのワンちゃん専用テント
「へー、こんな商品あったんだ」と驚かされたのがブーツの人気ブランド『ダナー』のブース。ペット用のテントで、コットとシェードが一体となっている。コットは、中央部がメッシュで高床式のため、暑い日でも蒸れにくいそうだ。生地は撥水加工されているので、ちょっとした汚れも拭き取れる。
クラフトマン・ユニットが作る古材を使ったアウトドアギア
解体、大工、土木のプロフェッショナルが集まり古材を使用した内装、外装、インテリア小物、キャンプギアなどの製作・提案をするユニット。ブースでは、できあがった製品を販売していたが、オーダーメイドもできる。自分のテントサイトに似合う、古材やアイアンを使った趣のあるギアを作ってもらうのもおもしろそう。
スケートボードの廃材をアップサイクル
廃棄されたり使わなくなったスケートボードのウッドデッキを使い、アクセサリー作りをする愛知県のガレージブランド『FATE8』。ブースには、女性用のアクセサリーのほか、蚊取り線香を置く台、OD缶のカバーなど、アウトドアでも使えるカラフルなギアが並んでいた。廃材を使っているので、2個作っても1個ぐらいしか製品化できない難しい作業なんだとか。
恒例の『ソウルフードジャム』もチェック
世界のソウルフードが楽しめる『SOUL FOOD JAM』。毎回、何を食べようか迷ってしまうほど、たくさんの魅力的なキッチンカーが並ぶ。
今回は、メキシカンをセレクトしてみた。毎回、見かけるキッチンカーだが、いつも行列ができる人気店で、ようやく食べることができた。
新鮮な野菜(自家製のオーガニック栽培などを使用)の食感と、濃厚なソース、香り高いグリルドチキンが、みごとに組み合わされた絶品タコスだった。キッチンカーは今年6年目。愛知を中心に東海地区のイベントなどに出店しているそうだ。
初夏ならでは。屋外会場では、SUP体験が大人気
屋外エリアでは、この季節ならではのSUP体験のほか、セグウェイ、ボルダリングなどのブースは、親子連れで大にぎわい。このほか、スラックライン、バイクトライアル、パルクールなどのアスリートが、ワザを披露するNINJA GAMESも開催された。
見て、買って、体験して、知る。盛りだくさんのイベントだった。
次回のフィールドスタイルは、2022年11月に愛知国際展示場で開催予定。東海エリア以外にお住いの皆さまも、今から予定を調整して出かけてみよう。きっと素敵な時間を過ごせるはずだ。
イベント情報
FIELD STYLE JAMBOREE
- 2022年11月19日(土)、20日(日)
- 愛知国際展示場(AICHI SKY EXPO)
- https://field-style.jp/
(取材・構成/yamabon)