夏のファミリーキャンプに必須のアイテムとは
まもなく本格的な夏が到来。夏のキャンプを楽しみにしているファミリーキャンパーさんも、多いのではないでしょうか。
そこで今回は夏のファミリーキャンプで、筆者があってよかったと感じたアイテムを4つ紹介します。安全に楽しくキャンプをするために必要なものばかりですので、夏休みにファミリーキャンプを予定している人はぜひ参考にしてみてください。
1.日陰を作るタープ
夏は日差しが強烈です。ジリジリと痛みを感じるような、強い日差しを遮るために、タープは必要です。
我が家は2本のポールにロープを張って設営する「ヘキサタープ」を使っています。ヘキサタープには以下のメリットがあります。
- 風に強い
- 組み立てが簡単
- コンパクトに収納できる
ファミリーキャンプは時間との戦いです。組み立てが難しいキャンプギアだと、設営に時間がかかりすぎてしまいます。慣れないうちは、簡単に組み立てられるタープがおすすめです。
2.虫刺され対策
夏キャンプと虫は切り離せないもの。住んでいる地域では見たこともない虫に、出合うかもしれません。
特に子どもがいると、虫対策は必須です。予防と刺された場合を考えて、3つの虫刺され対策を紹介します。
蚊取り線香
まずは、虫をよせつけないための蚊取り線香。
室内用の蚊取り線香よりも、屋外用の煙が多いタイプを選べば、より効果は期待できるでしょう。屋外用は巻きが太くなっており、長時間燃焼できるのでおすすめです。
屋外用の蚊取り線香は、キャンプグッズのお店でも販売されているので、気軽に購入できますよ。子どもによっては、蚊に刺された箇所が大きく腫れ上がる場合もありますので、蚊取り線香はぜひ用意しておきたいアイテムです。
虫除けスプレー
虫除けスプレーも効果的です。ただし成分には注意が必要。
虫除けスプレーに含まれる「ディート」という成分について、厚生労働省から以下のような案内が出ています。
- 6か月未満の乳児には使用しない
- 6か月以上2歳未満は1日1回
- 2歳以上12歳未満は1日1~3回
天然由来の成分を使った虫除けスプレーもあるので、そちらを使ってみるのもいいでしょう。
ポイズンリムーバー
毒虫に刺された場合を考えて、我が家ではポイズンリムーバーも用意しています。ポイズンリムーバーとは、毒針や毒を吸引作用で吸い取る器具のことです。
ポイズンリムーバーは、病院を受診する前の応急処置として使うもの。刺されてから、2分以内に処置してください。
毒虫や蛇にかまれると、大人も慌ててしまうかもしれません。しかしパニックを起こして動き回ると、毒液が体に回るのが早くなる恐れもあります。落ち着いて使うことが大切です。
ポイズンリムーバーは患部に本体を押し当て、ピストンを引き上げて使います。初めて使う場合は、キャンプへ出かける前に一度練習しておくのがおすすめです。
3.朝晩の冷え対策に長袖・ロングパンツ
夜間や就寝用に、長袖やロングパンツを用意しておくといいでしょう。
標高の高いキャンプ場は、夏でも気温が低くなります。雨が降ったり強風が吹いたりすると、さらに冷え込むことも。
羽織れる服は、着脱しやすくて便利です。子どもの服は汚れやすいため、泥や砂などがついてもいい服を用意しておくと安心です。
出発前に現地の天候と気温をチェックして、快適に過ごせるよう、長袖やロングパンツを持っていきましょう。
4.急な天候の変更にレインウェア
レインウェアも必須アイテムです。天気予報で晴れマークがついていても、レインウェアは持っていったほうがいいでしょう。山間部にあるキャンプ場の場合、急に天候が変化することは、よくあることだからです。
レインウェアは、セパレートタイプになっているものが使いやすくておすすめです。朝晩の冷え込みの際に羽織ったり、洗い物をする際の水はね防止ウェアとしても使えます。
「防水透湿素材」のレインウェアなら、水を弾いて服の内部の湿気を放出させてくれるので、夏でも蒸れずに過ごせますよ。
急な雨が降ってきても慌てないよう、レインウェアは取り出しやすいところに入れておきましょう。
準備万端にして夏のファミリーキャンプを楽しもう
夏のファミリーキャンプに持参したいアイテムを紹介しました。
意外に難しいと感じたのが、服装の選び方です。住んでいる地域とキャンプ場に大きな気温差があると、どうしても着る服のイメージがわきづらいもの。そして当日は、いつもよりも気温がグッと下がってしまった……なんてこともよくあります。
特に小さな子どもは、1人で衣服の調節ができません。1枚の服で調節させるよりも、重ね着をしたほうが、気温の変化に対応しやすいと感じました。
楽しみが満載の夏キャンプ。体調と準備を万全にして、思いっきりエンジョイしてくださいね。