サウナは山間にも存在する。
今回ご紹介するのは、木のぬくもりが心地いいアウトドアサウナ。
廃校を利活用した施設にある、とっておきの空間だ。

シモノロ・パーマネント代表・植本修子さん(右)。8年前東京から移住し、廃校の利活用に取り組む。シモノロ・パーマネントは自然体験型の複合施設で、里山のようちえん・自由な学校も併設。隣は大工担当&薪番の西正二さん。
山間の隠れ家的サウナで森の恵みを五感で堪能
ノスタルジックな気分に浸りつつ、木造の講堂の前を通り抜けると、その雰囲気に溶け込むように、煙突を突き出した小屋「谷のサウナ」が現われる。
「温まってるからすぐ入れるよ」
と声をかけてくれたのは、「谷のサウナ」を運営するシモノロ・パーマネント代表の植本修子さん。予約した時間に合わせ、だるまストーブに火を入れ、あらかじめ温めておいてくれるのだ。もともとは廃校をシェアハウスのような宿泊所として利活用するため、2018年の夏にオープン。その1年後に「谷のサウナ」が仲間に加わった。
「大工担当の西さんが材料集めからはじめて、薪割りしつつ2か月かけてセルフビルドした力作。あ、薪は自分で足してね」
扉を開くと熱気がブワッと顔にかかり、同時に心地いい森の香りに包まれる。マツやクロモジなどをストーブで煮出すことで、天然ハーブの香りと熱いスチームのミストを浴びることができるのだ。パチッパチッと爆ぜる薪。燃え盛る炎を眺めつつ、森の香りと熱気にじんわり浸っていく。まさに五感で感じるサウナ。十分温まったら、裏手の清流でカラダを冷やす。このえもいわれぬ爽快感を味わいたく、何度も行き来を繰り返すのだ。
だるまストーブでハーブを炊き出すスチームサウナ

だるまストーブで室内を温め、同時にグツグツと薬草を煮出してスチームを浴びるハイブリッド式サウナ。

「耐火レンガ積んだり、ストーブの設置がいちばん大変だった」と西さん。
廃材を再利用したサウナ小屋

骨組み以外はすべて廃材を活用。築100年以上の小学校と並んでも遜色なし(!?)。小屋の裏手にある清流でクールダウンできるのも魅力のひとつ。

元になったのはこの鶏小屋!西さん製作の鶏小屋を、アウトドアガイドに「サウナにしちゃえば」といわれたのがきっかけ。

製材所の廃材を外壁に。下側は小学校で使われていたウッドタイルを張り、デザイン性もUP。

小窓は、木造の郵便局が解体されるときに譲り受けたもの。いい味を醸し出している。
独自のワークショップも開催

サウナの材料になる木を山に入って間伐し、丸太に切り出すプラン、「マキクラフト」も開催。体験料は¥3300(2〜3時間/1名)で2名から。

サウナハット作り体験も。

材料集めから体験できるウィスキング(ヴィヒタで全身を叩くマッサージ)のためのヴィヒタ作りも随時開催。
キャンプもOK!廃校を利用した宿泊施設で1日まったり

中庭ではキャンプや焚き火もOK。1サイト(5名まで)¥8800、焚き火セット(薪付き)¥11000。

校舎内はコワーキングスペースにも活用できる個室の宿泊施設「晴耕雨独」に改装。

1泊¥7,700でキッチンでは自炊が可能。全8部屋。
サウナ―小倉も体験してみた!

木のエネルギーを実感!
「サウナにデトックス効果はないというのが定説。だがこの薬草ロウリュの蒸気と香りには、その定説を覆す爽快さを感じざるを得ない。草木、火、水に感謝を覚えるサウナだ」(本誌カメラマン&サウナー・小倉雄一郎)
シモノロパーマネント

住所:徳島県三好市池田町西山中塚1093 旧下野呂内小学校「谷のサウナ」 料金:一般 ¥3,300 四国割 ¥2,200(1回/2時間/1名)。 完全予約制で予約はLINEから。水着着用。 HP:www.shimonoro-p.jp
※構成/大石裕美 撮影/小倉雄一郎
(BE-PAL 2022年6月号より)
BE-PAL10月号の付録はサウナハット!

モデルのヤンニさんも「サウナハット、いいね!」と大絶賛。
ただいま発売中のBE-PAL10月号、付録には「MOSS TENTS×BE-PAL outdoor ととのうサウナハット」がついてきます。高温による髪の毛のダメージを防ぎ、のぼせ防止にも役立ちます!ぜひ皆さんのサウナライフのお供にいかがですか?
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