私たちがテストしました!
アウトドア大国アメリカの気分が味わえる
早:アメリカは昔も今もアウトドアの情報発信地。クルマにおいてもジープ/ラングラーという不変の名車があります。
櫻:うん。近年、ジープはラングラーを核に、ユーザーのライフスタイルに合わせた様々なモデルをそろえている。今回テストした新型グランドチェロキーはフラッグシップで、各社が力を入れている高級SUVのパイオニアといえる存在。
早:かつて日本でもブームになったチェロキーの兄貴分ですね。アメリカサイズとあって、デカいっす!
櫻:標準ボディーよりも全長が380mm長い、3列シートの「L」だからね。
ジープらしさを表現したロングボディー
ビッグサイズのラゲッジが気持ちいい!
早:でも運転してみると、思ったほど大きさを感じません。なぜでしょう?
櫻:ボディーの前後端が切り立っているので、車両感覚がつかみやすいんだ。オフロードで最も大切な視認性と取り回しを考慮した、ジープらしい設計だね。
早:なるほど~。でもアメリカの人は、こんな贅沢なクルマで岩場とか湿地帯を走るんでしょうか?
櫻:少数派だろうけど、平日は通勤で乗り、週末は大自然に繰り出すユーザーをイメージしたクルマだから。
早:アメリカの都会と郊外の落差は日本とは比べ物になりませんからね。備えあれば憂いなし、と。
3列の空間を生かしてロングツーリングへ
櫻:それに、高級車ではあるけれど、これみよがしなところがないんだな~。
早:確かに! ギラギラしたクルマはフィールドが似合わないけど、グランドチェロキーなら馴染みます。
櫻:理由として、随所にラングラーのテイストを盛り込んでいるのがまずひとつ。そして内装のデザインはシンプルにまとめて、ウッドやレザーも華やかさより肌触りを重視した印象だ。
早:だからどの席に座っても気分が落ち着くんですね~。長距離を走るアメリカのクルマとあって、乗り心地は最高です!
櫻:テスト車両はエアサスペンション仕様ということもあって、特に乗り心地がいい。それでいて車高を106㎜の幅で調整できて、4WDは副変速機付き。約60㎝の深さまで水に浸かっても走れるタフギアという一面も持っているんだ。
早:でも、高嶺の花です。
櫻:アメリカ車は頑丈だから。長く乗れると考えれば、コスパに満足できるはず。
リッチな走りと装備が気分をアゲる!
ジープ/グランドチェロキー L サミット リザーブ
車両本体価格:¥9,990,000
SPECIFICATIONS
【駆動方式】 4WD
【ボディー寸法】
全長 5,200mm
全幅 1,980mm
全高 1,795mm
最低地上高 212mm
最小回転半径 6.3m
ホイールベース 3,090mm
トレッド 前1,665mm/後1,665mm
タイヤサイズ 275/45R21
車両重量 2,250kg
乗車定員 6名
【エンジン・燃料】
形式 V型6気筒DOHC
排気量 3,604cc
最高出力 210kW(286PS)/6,400rpm
最大トルク 344N・m/4,000rpm
燃料タンク容量 87L
燃料種類 無鉛レギュラーガソリン
燃費(WLTCモード) 7.7km/L
【トランスミッション】 8AT
問い合わせ先
ジープ
TEL:0120-712-812
※構成/櫻井 香 撮影/小倉雄一郎 問い合わせ先:レクサス 0800-500-5577
(BE-PAL 2022年6月号より)