近年、アウトドアチェアを室内でも使う人が増えています。SNSなどで見かけて、自宅でも取り入れたいと思った人も多いでしょう。室内で使えるアウトドアチェアの選び方と、おすすめの商品を9つ紹介します。自宅でもアウトドア気分を楽しみましょう。
室内でも使えるアウトドアチェアの選び方
全てのアウトドアチェアが室内でも使いやすいとは限りません。室内で使うのにも向いたアウトドアチェアの選び方を3つ解説します。
座面の高さで選ぶ
アウトドアチェアは座面の高さによって『ハイタイプ』と『ロータイプ』に分けられます。
ハイタイプは、座面が家庭用のダイニングチェアと同じか少しだけ低く、いつもの生活と同じように使える点が特徴です。立ち上がりやすく、実用性を重視する場合に重宝します。
一方ロータイプは、座面が30cm程度で、深く腰をかけたり足を伸ばしたりできることがメリットです。リビングでくつろぎたいときや、転倒の心配がないことから子どもにも座らせたいときに選ぶとよいでしょう。
インテリアにマッチしたものを選ぶ
アウトドアチェアと部屋の雰囲気がマッチしていることも、室内で使う際の重要なポイントです。
アウトドアチェアは形やデザインがさまざまなので、インテリアに合ってないものを選ぶと浮いた存在になってしまいます。
部屋の雰囲気に合ったものを選ぶときのポイントは、インテリアの『素材』や『色』を合わせることです。
例えば、部屋にビンテージ調の家具を多く置いているなら、ウッド調のシンプルなチェアがマッチするでしょう。また、部屋が全体的にシンプルな印象なら、挿し色として目を引くカラーのチェアを買うのもおすすめです。
機能性で選ぶ
アウトドアチェアは実用品のため、使い勝手を重視するのもおすすめです。
しっかりともたれかかりたいなら、背もたれが長いハイバックチェアが向いているでしょう。リクライニング機能があれば、よりリラックスできます。
座り心地を重視する場合は、生地がクッション状になっているものがおすすめです。非日常を味わいたいなら、ハンモックチェアもよいでしょう。長時間ずっと座っても下半身が痛くならず、快適な座り心地が続きます。
いずれにせよ、用途に合った機能を搭載したチェアを選ぶことがポイントです。
ハイタイプでおすすめのアウトドアチェア
まずはハイタイプでおすすめのアウトドアチェアを紹介します。ダイニングチェアとして使う場合は、座面の高さにも注目しましょう。
ヘリノックス「カフェチェア」
オフィス用の椅子としても開発されており、座面は53cmと高いことが特徴です。ダイニングテーブルと合わせる場合も十分な高さがあるでしょう。作業用の椅子として使えることもポイントの1つです。
使わないときはコンパクトに収納が可能なので、部屋を広く使いたい人にもおすすめです。座面はポールからつり下げられているので、軽やかな座り心地を感じられるでしょう。
カラーは4色展開なので、部屋の雰囲気に合ったものも選びやすくなっています。
- 商品名:ヘリノックス「カフェチェア」
- 公式サイト:商品ページ
ペンドルトン「ディレクターチェア」
サイドテーブル付きのチェアです。サイドテーブルにはドリンクホルダーと、タブレットやスマホを収納するのに最適なスロット付きで、機能性が高くなっています。
座面と背もたれはクッション性があり、快適な座り心地を実現しています。肘掛け部分は木製なので、肌触りも抜群です。ナイロン生地でできているため、アウトドアで使っても高い耐久力を発揮するアイテムです。
重量は約4.5kgと少しだけ重いですが、室内で使う分には気にならないでしょう。
- 商品名:ペンドルトン「ディレクターチェア」
- Amazon:商品ページ
オンウェー「OW-72-IVY NEWスリムチェア」
包み込まれるような座り心地を実現したチェアです。座面は後ろに傾いており、リラックスしながら座れる設計です。座面は張りがあり、快適な座り心地にしています。
背もたれはハイバックのためリラックスしやすく、室内でも屋外でも重宝するでしょう。座面は40cmで、ダイニングチェアとしても使えます。
ワンアクションでの収納も可能で、持ち運びにも優れていることがポイントです。生地の劣化や汚れが気になったら、取り外し交換をしてくれる点も便利でしょう。
- 商品名:オンウェー「OW-72-IVY NEWスリムチェア」
- 公式サイト:商品ページ
オンウェー
OW-72-IVY NEWスリムチェア
使用時:W58xD70xH93cm/収納時:W14xD16xH112cm座面高:約40cm/重量:3.1kg/耐荷重:約80kg
ロータイプでおすすめのアウトドアチェア
ロータイプでおすすめのアウトドアチェアを三つ紹介します。ローチェアはリラックスしやすく、子どもが座っても転倒の心配がないところがポイントです。
コールマン「フォールディングチェアワイド」
子どもと並んで座れるワイドローチェアです。座面の幅は約57cm、耐荷重は100kgで、大人と子ども1人ずつなら並んで座れる広さです。
さらに、肘掛けは木でできており、肌触りがよいのもポイントです。使わないときはコンパクトに収納が可能で、重量は約2.2kgと持ち運びがしやすい設計です
ローテーブルと組み合わせれば、自宅でミニキャンプ気分を味わえるでしょう。
- 商品名:コールマン「フォールディングチェアワイド」
- 公式サイト:商品ページ
クレイジークリーク「オリジナルチェア」
座椅子に近いローチェアです。使わないときは折りたためるので、どこにでも持ち運びやすくなっています。
厚さ1.25cmのフォームが入っており、持ち運びやすさと座り心地のよさを両立しているところもポイントです。
クッションと異なり背もたれが付いているので、近くに座るところがない場所でもサッと広げればすぐに椅子を用意できます。背もたれの角度はベルトで調節が可能です。
カーボンファイバーの補強材が入ってるので、座っても型崩れの心配はありません。
ベルトを外して平らに広げれば、マットとしても使えます。カラーバリエーションが9種類あるので、部屋の雰囲気にマッチしたものが見つかるでしょう。
- 商品名:クレイジークリーク「オリジナルチェア」
- 公式サイト:商品ページ
スノーピーク「ローチェア 30」
ゆったり座れるローチェアです。腰回りが少しだけ沈み込むように設計されており、アウトドアでもソファーのような座り心地を実現しています。
使うときは脚を広げるだけで簡単に設営でき、使わないときはコンパクトな筒状に収納が可能です。
肘掛けは竹集成材でできており、見た目のおしゃれ感を高めています。インドアでもアウトドアでも活躍するアイテムです。
- 商品名:スノーピーク「ローチェア 30」
- 公式サイト:商品ページ
スノーピーク
ローチェア 30
サイズ:58×65×86(h)cm (シート高30cm)収納サイズ: 160×180×1010(h)mm重量:3.6kg
デザインや機能性に優れたアウトドアチェア
デザインや機能性を重視する人に向けて、おすすめのアウトドアチェアを三つ紹介します。いずれも快適な座り心地を提供してくれて、部屋もおしゃれに飾ってくれるでしょう。
オンウェー「OW-61BD-BMPLUS コンフォートローチェアプラス」
足を伸ばして座れるローチェアです。背もたれが長く、座面が後ろに傾いているのがポイントです。
クッション素材を使っているのでよくリラックスできるでしょう。座面にはキャンバス生地を使っており、高級感もあってインテリアとしても優秀です。部屋によくなじんでくれるでしょう。
また、横に丸テーブルを置いて、リビングの中の休憩スペースとして活用するのもおすすめです。使わないときは平らに折りたためるので、スペースを取らないのもうれしいポイントでしょう。
- 商品名:オンウェー「OW-61BD-BMPLUS コンフォートローチェアプラス」
- 公式サイト:商品ページ
オンウェー
OW-61BD-BMPLUS コンフォートローチェアプラス
使用時:約W60.5xD82xH75cm、座面高:約30cm収納時:約W60.5xD16xH72cm重量:4.3kg耐荷重:約100kg
オガワ「リクライニングチェア」
3段階でのリクライニングが可能なローチェアです。背面にプリントされたロゴがおしゃれです。まるであぐらをかくように座れて、一度座れば立つのが嫌になるくらいくつろげます。
肘掛けには天然木を使用しており、見た目もおしゃれで肌触りもよくなっています。収納バッグ付きなので、キャンプに持って行くときも便利です。
カラーはサンドベージュとカーキがあり、落ち着いた部屋とよく合うでしょう。背もたれの上部にはハンドルが付いており、折りたたむときや持ち運ぶ際にも便利です。
- 商品名:オガワ「リクライニングチェア」
- 公式サイト:商品ページ
ヘリノックス「ビーチチェア メッシュ」
通気性のよいメッシュ生地をふんだんに使ったローチェアです。
座面がアルミフレームからつり下げられている独特の設計で、ヘリノックスならではの座り心地を体験できます。背もたれも長く、頭ももたれかかってリラックスした状態で座れるでしょう。
メッシュ生地で水分も乾きやすいことから、ビーチで水着を着た状態でも座れるところも優れています。インドアとアウトドアどちらでも活躍するアイテムです。
収納バッグ付きで持ち運びもしやすくなっています。カラーは、ホワイトとブラックの2色展開です。
- 商品名:ヘリノックス「ビーチチェア メッシュ」
- 公式サイト:商品ページ
アウトドアチェアを室内に置くと床は傷つく?
アウトドアチェアを室内で置いたら、床が傷つくのではないかと心配な人もいるでしょう。アウトドアチェアを室内で使う際の注意点を解説します。
ラグを敷く・脚カバーを付けるなどの対策が必要
アウトドアチェアをそのまま置くと、床を傷つける恐れがあります。
アウトドアチェアは屋外でもしっかりとグリップできるよう、地面と触れる部分がギザギザになっているものが多くなっています。傷だけでなく、座ったときの体重で床がくぼんでしまうことも考えられるでしょう。
特に、賃貸でフローリング床の場合は、注意が必要です。
対策としては、ラグや厚めのレジャーシートを敷いたり、脚カバーを付けたりするといったことが挙げられます。ラグは部屋やチェアの雰囲気と合わせると、より部屋をおしゃれにできるでしょう。
脚カバーはメーカーから発売されているケースもありますが、100円均一やホームセンターで売っているものでも代用が可能です。
まとめ
アウトドアで使うチェアをあえて室内で使うことで、インテリア用の家具では演出できないおしゃれな雰囲気を出すことができます。
室内で使うアウトドアチェアを選ぶときは、まず部屋の雰囲気とマッチしているかどうかをチェックしましょう。周囲と素材や色を合わせることで、うまくインテリアに溶け込ませることができます。
アウトドアと異なり、座面の高さによって用途が変わってくるので、ハイタイプかロータイプかも重要なポイントです。自分の好みに合った一台を選びましょう。