日本最長!約1万kmのロングトレイル
登山道や散策路、ときには舗装道路を歩きながら地域の自然や歴史に触れられるロングトレイル。登頂を目的とする登山とは、またひと味違った「歩く楽しさ」が味わえる。
安藤スポーツ・食文化振興財団の支援のもと、日本ロングトレイル協会が新しく開通したのが「JAPAN TRAIL」だ。協会加盟のトレイルと長距離自然道、登山道、既存の散策路で沖縄から北海道までをつなぐ。その全長はなんと約1万km。あまりのスケールの大きさに、まとまった休みをとって歩こうか、週末に少しずつ制覇していこうかと夢が広がる。
列島縦断の道中で自然と深く触れあう
日本を縦断するだけあって、そのルートも魅力いっぱい。沖縄・奄美の島々を出発し、九州の山々を越えて本州へ。山陰や北陸を経由して北アルプスを縦走したのち、富士山麓を通る。さらに上信越・東北の山々を縦断し、北海道は知床の羅臼岳へ――。日本の美しい自然を深く知ることのできる、アウトドア好きには堪らない贅沢さだ。
安藤スポーツ・食文化振興財団の安藤宏基理事長も、先日霧ヶ峰を巡るルートに挑戦。
人生初のロングトレイルで慣れない登山靴の靴ずれに苦しむも、
「日本アルプスを望める絶景でした」と大満足の笑顔を見せた。
まだロングトレイルに馴染みがない方も、絶景を楽しみに歩みを進められること間違いなしだ。
ルート完成までの変遷を楽しむ
なお、今回発表されたのはあくまで第一次ルート。それも暫定であり、ルートが通る地域や実際に歩いた利用者の意見などを参考に完成度を高めていくそう。また、新たなロングトレイルの完成や自然災害の影響なども想定されるため、全ルートの完成には長い年月がかかる。完成までの変遷を楽しむのもまた一興だ。
最新ルートは公式ホームページにて順次アップ中。また専用の地図アプリもリリースされているので、興味のある方はぜひ安全第一でトライしてみてほしい。きっと今までにないほど深い「歩く楽しさ」に出会えるはずだ。
JAPAN TRAIL公式サイト