大人数でBBQをするにあたり、どのくらいの量の肉を買えばよいか、わからない人もいるでしょう。BBQで用意するべき肉の量やおすすめの部位、調理時に活躍するアイテムを紹介します。肉をおいしくする仕込むコツもチェックしてみましょう。
BBQで用意すべき肉の量は?
大人数でのBBQになるほど、準備する肉の量に迷うものです。大人や子ども、女性の場合に分けて一人あたりの目安となる肉の量を解説します。
男性は300g、女性・子どもは200g
BBQで用意する肉の目安は、大人の男性なら一人300g、女性・子どもの場合は一人200gです。
たくさん食べる、お酒を飲むなどの場合は、プラスマイナス100gで調整するのがおすすめです。中学生以上の育ち盛りの子どもなら、一人300gで見積もってもよいでしょう。
BBQにおすすめの牛肉の部位
BBQにおいて、牛肉は欠かせない食材です。そんな牛肉の中でも特におすすめの部位を3つピックアップして紹介します。
カルビ
カルビはBBQの定番部位です。脂は多いですが、網で焼けば下に落ちてくれるので気にならないでしょう。
スーパーで売られているものは薄切りのものが多く、調理に時間はかからないものの、焦げやすいので焼き加減には注意が必要です。
タレで味付けされているものはより焦げやすいため、調理中は目を離さないことがポイントです。
ハラミ
ハラミは横隔膜の筋肉のことで、内蔵に分類されますが赤身と同じような食感であることから人気の部位です。
スーパーで安価に手に入ることもおすすめポイントです。ローカロリーでヘルシーなのも、うれしいですね。
BBQでは厚めにカットして、下準備としてタレに漬けるのがおすすめです。
サーロイン
ステーキといえばサーロインを思い浮かべる人も多いでしょう。繊維が一方向のため、初心者でも切りやすいことが特徴です。
下準備として、軽くたたいて塩コショウを擦り込めば、よりおいしくなります。
鉄板で焼くなら脂が乗っている霜降りが、網で焼くなら脂が少ない赤みがおすすめです。
BBQにおすすめの豚肉の部位
牛肉に比べ、豚肉は安価に手に入りやすいかつ、おいしい部位が多くなっています。豚肉でおすすめの部位を3つ紹介します。
バラ
赤身と脂身が重なった部位です。焼くと炎が上がりやすいですが、その分焦げ目はサクサクしておいしくなっています。
サムギョプサル用の肉なら、歯ごたえがあり満足感を得られるでしょう。なお、骨付きのバラ肉はスペアリブと呼びます。
初心者には少し難易度が高めですが、スペアリブ用にカットされているものを買えば調理しやすいでしょう。前日からタレに漬け込むのもおすすめです。
ロース
しょうが焼きでおなじみのロースです。適度に脂が乗っており、箸休めにもおすすめの部位です。赤身と脂身に分かれているので、どちらが好みの人にも向いています。
筋を切っておくことで、焼いたときに丸まることを防げます。塩コショウやタレに漬け込んで味付けするのもおすすめです。
豚トロ
豚の首回りの部位で、脂が多いもののしっかりとした食感が特徴です。ホットプレートで焼くと脂が多い印象ですが、網焼きなら脂が落ちるため、くどさがなくなります。
塩コショウやレモン汁などで味付けすると、お酒のつまみにも合うのでおすすめです。
BBQのお肉料理に活躍するアイテム
BBQで肉料理を作るときに活躍するアイテムを5つ紹介します。料理の幅を広げてくれるアイテムばかりなので、ぜひチェックしましょう。
WEBER「ゴーエニウェア チャコールグリル」
持ち運びのしやすさにたけたグリルです。コンパクトな設計ながら、四角いフォルムのため調理スペースを確保しやすいだけでなく、車にも積み込みがしやすくなっています。
スチール製の網と脚にはメッキ加工がされており、耐久性も高いでしょう。自宅に十分な保安スペースが用意できない人にもおすすめです。
WEBER
ゴーエニウェア チャコールグリル
サイズ:高さ37cm x 幅54cm x 奥行32cm 網サイズ:53.4cm x 31cm 重量:6.7kg
snow peak「グリルバーナー 雪峰苑」
蓄熱性に優れ、分厚い肉でもジューシーに焼けるグリルです。
中心に向かってくぼんだ設計で、鉄板の中央には穴が開いているため、脂が落ちて余分な煙を発生させません。同時にヘルシーな焼き上がりにもできて一石二鳥です。
各パーツは分解が可能になっており、手入れもしやすく長く使えるアイテムといえるでしょう。
Coleman「ソリッドレザーグリルグローブⅡ」
手首までカバーできる、牛革製のグローブです。ダークブラウンカラーのため、汚れが目立ちません。熱い鍋を持ち上げるときや、火のそばで作業するときに活躍します。
また、モデルとなるボディに直接生地を当てながら裁縫する立体縫製で仕上げられているため、作業がしやすいでしょう。
キャプテンスタッグ「BBQ マルチツール4」
1つのアイテムにトング・フォーク・ヘラ・栓抜の4つの機能が搭載された便利アイテムです。
フォークとして肉を刺して持ち上げる、ヘラとしてハンバーグやステーキをひっくり返すのにも使えます。
また、折りたたみ式のため、コンパクトに収納できる点も特徴です。収納ケースにはベルトループが付いているため、調理するときも取り出しやすく便利でしょう。
キャプテンスタッグ
BBQ マルチツール4
製品サイズ:(約)ターナー/幅60×全長290mm、フォーク/幅55×全長290mm、トング/全長290mm収納サイズ:(約)90×230×厚さ30mm
キャプテンスタッグ「FIRE PROOF ワークエプロン」
難燃素材でできたエプロンです。焚き火や調理時には、すぐに道具を取り出せるエプロンがあると便利でしょう。ドリンクホルダーからペグやハンマー入れ、タオル掛けまで付いた高機能なエプロンです。
肩のベルトは長さ調節だけでなく、着脱も可能です。裾の部分は二股に分かれているため、動きやすくなっています。
料理をおいしくする仕込みのコツ
BBQの料理をおいしくする仕込みのコツを紹介します。一工夫を加えるだけで、ワンランク上の肉料理を作ることができます。
パイナップルジュースに漬ける
パイナップルジュースに漬けることで、肉を柔らかくできます。これは果物に含まれている、タンパク質を分解する物質である酵素によるものです。
酵素は特にパイナップルに多く含まれています。
市販のジュースに漬ければ、擦り下ろす手間もなく便利です。ただし、漬ける時間は10〜15分程度にとどめることがポイントです。長時間ずっと漬けると肉がバラバラになってしまいます。
ビールや炭酸飲料に漬ける
炭酸飲料に漬けると、酵素の力で肉を柔らかくできます。漬ける時間の目安は15〜30分です。
「ビールに漬けたら子どもが食べられないのでは?」と心配する必要はありません。ビールに含まれているアルコールは焼いている途中に飛ぶので、子どもが食べるときも安心です。
ビールやコーラはBBQの定番ドリンクなので、飲み物用より少し余分に買うだけでよいのもメリットです。
たたく・筋を切る
肉は軽くたたくことで柔らかくできます。しかし、強くたたくとうまみが抜けてしまうので、軽くたたくのがポイントです。
また、肉の固い部位や繊維に切り込みを入れることで、調理中に縮んだり反り返ったりすることを防げます。
厚切りの牛肉や豚肉、鶏のささみには筋が入っているため、切り込みを入れることをおすすめします。
まとめ
BBQで用意する肉の量は、男性なら一人300g、女性や子どもは一人200gが目安です。いつもは高価で手が出ない部位でも、メンバーで割れば一人あたりの負担は小さくなります。せっかくのBBQなので、奮発するのもよいでしょう。
また、肉は酵素を含んでいる飲み物に漬けると、柔らかくなります。軽くたたいたり、筋を切ったりすることでも柔らかく仕上げられるので、ぜひ調理前に一手間を加えてみましょう。