ランニング後などによる足の疲労を軽減するリカバリーシューズ。近年ではこのジャンルが普段使いとしても便利とのことで各社から続々と新作が出ているが、そのパイオニアである「OOFOS(ウーフォス)」からも新作が発売。手に入れることができたので、実際に試してみた。
ふっかふかのクッションが病み付きになるリカバリーサンダル
ウーフォスはアメリカのマサチューセッツ州で誕生し、創業は2011年と日は短い。とはいえ、スポーツの専門家やトレーナー、シューズメーカーの製品開発者などが集まり、2年半かけて仕上げたサンダルは発売から一気に注目を集めた。
今回紹介するウーアースポーツフレックスは、定番のウーアースポーツというスリッポンモデルの進化版で、ベルクロ付きストラップでフィット感を調整できるのが特徴。
ベルクロはストラップの幅もあるため、多少走っても簡単には剥がれにくいようになっている。また、甲高の足を人でも安心して履ける。ちなみに、筆者は季節によって素足とソックスを使い分けるため、ワイズ・甲高が微妙に変わる。その点でも、ベルクロはとても便利だ。
同ブランドのサンダルの一番の魅力である、独自開発のソール「ウーフォーム」を採用。歩きやすいカーブした形状のアウトソールに加え、高密度のEVA素材により、フワッとした衝撃吸収力を実現。また、包み込まれるようなフットベッドの形状も長時間立っても疲れにくくなる。
アウトソールを見ると、右へ左へと曲がった溝がある。中央の十字になった深い溝は水の抜け道として、そのほかの浅い溝は前後左右の動きに柔軟に対応できるように設計されている。
サンダルの先端は、土踏まずと指がのる部分はメッシュのような細かい溝があり、フットベッドに触れない部分には溝はなく、ちょっと山型になっている。これによって足がずれにくくなっているとともに、足の指がフットベッドを掴みやすい。 このように、リカバリーサンダルの先駆者たる様々な機能が備わっている。
実際にウーアースポーツフレックスを使ってみた
ということで、実際にウーアースポーツフレックスを履いて使ってみた。筆者が履いているのはM 7(26.0cm)で一番小さいサイズ。普段は25.5cmだったり26.0cmだったりとシューズによってサイズが異なるが、個人的にはソックスを履いてジャストだった。
歩いてみると、クッション性の高さは前述したように、まるで弾むようなやわらかい反発性があり、固い地面でもひざへの影響を受けないほどいい感触。 かかとは軽く反り上がった形状ということもあり、引きずることもなくそっと地面に着地してひざへの影響もなし。個人的には大満足の歩き着心地だ。
次にアウトドアで使ってみた。土の上だと、そこまでクッション性の恩恵はそこまで感じなかったが、とはいえ、たとえばトレランや長距離ランニングなどで疲れ切った脚を休憩させるには、このクッション性は癒されるかもしれない。
安定感は思ったより良く、軽く走るレベルなら問題なかった。横に傾くこともなく、捻挫の心配もなさそうだ。
使ってみて気になったこと
実際に使ってみて、極上のクッション性に驚かされた筆者。普段履きとしても活躍すること間違いなし! と言いたいところだが、ゴムの性質上、砂埃や細かい枯れ草などがたっぷり付き、ブラックだとさらにそれが目立った。定期的に丸洗いするのがおすすめである。
また、サンダルで1万円以上はなかなか高い。同ブランドの商品は季節ものとしてではなく、通年とおして使えるもののため、一度店頭で試し履きし、納得したら買うのがいいかもしれない。
足に優しい使いやすいサンダルだった
ウーフォスのサンダルは業界でも愛用者が多く、お店によっては完売続きになるところもあるとのこと。オンライサイトでは、今回紹介したウーアースポーツフレックスは完売だった。
なお、この夏にオールブラックカラーの新型モデルが発売されたそうだ。人気商品につき、気になる人はオンラインサイトを定期的に見るようにし、お店で販売していたら早めに買うようにしよう。
商品紹介
ウーフォス「ウーアースポーツフレックス」
価格:¥10,780
サイズ:7(26.0cm)〜11(30.0cm) ウーフォス 公式サイト
https://www.oofos.jp/index.html