現在、柳原さんは、全国のMTBフィールドの設計やコンサルティングの仕事のほか、MTBインストラクターとして各地を巡り、後進の育成にも力を注いでいる。
「長年連れ添うと自転車や荷物を積む順番や、位置を何も考えずにスイスイできるんです。そこが手放せない一番の理由かな。せっかくここまで構築してきた使い勝手を捨てて、新しいクルマでもう一度やり直すなんて、今はちょっと考えたくないですね」
MTBもクルマも体と同化するまで乗りこむのが柳原流なのだ。
【おまけ:達人の道具拝見】
※この写真は、『SRAMパーク瀬戸』の休業日に特別な許可を得て撮影しています。通常はコース横にマイカーを乗り入れることはできません。
◎構成/山本修二 ◎撮影/三浦孝明