今年創業50周年を迎えるアルペンが、グループ史上最大の店舗を東京・新宿にオープン。ギア通のマオさんが見どころを解説!
DIYバンキャンパー・逸見マオさん
アウトドアギア専門リユースショップの元店長。DIYの腕はプロ級でセルフリノベしたボンゴバンでバンキャンプの楽しさを普及中。キャンプ民泊「NONIWA」ではキャンプインストラクターを担当。
アウトドアギアは3フロアで展開!
地下2階から地上8階まで及ぶ全10フロアのうち、3〜5階にアウトドアギアを扱う「アルペンアウトドアーズフラッグシップストア新宿店」が居を構える。まずは3階からのぞいてみると、都内最大級の売り場面積を誇る「ザ・ノース・フェイス」がお出迎え。
「あれ、なんか雰囲気、違いますね」
それもそのはず、ここは都心に合わせ、街でも着られる高機能ウェアが並ぶ、新宿ならではの品ぞろえ。プライベートブランドのTRIANTAN、パタゴニアとハイセンスなウェアが続く。
スタッフのコーディネイト例が見られたり、子供を飽きさせない、思考力を育てる知育アプリの大型タッチパネルが設けられていたりと、仕掛けが満載。4階フロアには、キャンプギアが勢ぞろい。「SOLO」「FOOD」「AKARI」とシーンごとにコーナーが作られている。
「アウトドアショップってケースに入ったまま売られていることが多いのに、全部が手に取れるから、ホント、面白い」
チェアは劇場さながらズラっと20脚以上並べられ、座り心地を試しながら、テント設営動画を見ることができる。それぞれのギアについて、スタッフが実際使ったレビューがサイネージに掲載され、気になるモデルは比較検討できるのもうれしい。そして圧巻なのは、
「350種類のテント!」
5階売り場ではなんと全部試し張りが可能。
「スタッフの勉強にもなってウィンウィンですよ!」
まさに体験型アウトドアショップだ。ここでしか見られないような、SNSで人気のレアギアを見つけるのも楽しい。
「正直、ショップってどこも同じでしょ、って思って来たけど、初心者から玄人まで、こんなにワクワクするお店はなかなかない。シビれっぱなしでした〜」
自分の推しブランドを見つけたければ、迷わずここへ! 空手では帰れませんよ〜〜!!
ソロキャンプにオススメの個性派ギアはこちら!
男心をくすぐるガチミリタリーモデル
スナグパック/スコーピオン2
¥46,200
「ほかのショップであまり見ない本格派。フライを立ててからインナーテントを吊るすので、悪天候でも素早く設営できる」。ポケット8つ付属。2650g。
SNSで人気殺到の完売モデル
コラプズ/Sorcit 2in1 KIT
¥8,250
「ネットで話題ですがはじめて実物を見てシビレた」。英国発の折りたたみ式ジャグ(8ℓ)は蓋を外してバケツにも使える。
クラシックなデザインで雰囲気抜群
ミニマルワークス/ギャレットランタン
¥24,200
「炭鉱のカンブリアンランタンのように置いておくだけでカッコイイ。この形はオイルタイプが多いけどOD缶仕様というところも◎」
炎と影を楽しむ鑑賞性重視のデザイン系
スモア/伝統柄焚き火台6面麻の葉
¥30,870
鉄に漆の塗装を施し錆びにくく加工。料理用の天板をセットすれば直火調理も可能。「大型で思いっきり炎を楽しむのもいい」
棚にもテーブルにもなるZ型マルチスタンド
ネイチャートーンズ/リトルブレイクスタンドS
¥9,020
「アイアン素材で多少重くなるが、ほかと差をつけるならコレ」。ハンガーやメッシュ棚など、かゆいところに手が届く個性派デザイン。
隣と差をつけるファミキャンギアはこちら♪
コットンの風合いとアースカラーがウリ
コールマン/コールマン アルペンアウトドアーズ限定 VCワイド2ルームSTD
¥175,800
「同店限定モデルはコットン60%の混紡素材がイチオシ。結露も抑えられる」。スクリーンタープとしても利用できる。
雰囲気も軽さも両立した才色兼備
ミニマルワークス/モカロールテーブルPAMPAS
¥38,500
「脚をあえてアルミにすることで軽量化が図られているところがポイント高し」。ロール天板で組み立ても簡単。重量4.9kg。
肌触りのいい裏地と保温力で快眠を約束
ザ・ノース・フェイス/エコトレイルシンセティック-7
¥24,200
「ノースのギアは尖ってるイメージだけど、ポップなブルーでかわいい」。濡れても保冷力を失いにくい、3シーズン対応。
原色オレンジで楽し気サイトに
オルカ/オルカクーラーズ 26クォート
¥55,000
「ファミリーならサイトに色を入れたほうが賑やかでいい。最大で10日間といわれる最強の保冷力は、もはやお墨付き」
人気モデルのブラックバージョン登場
プリムス/オンジャ・ブラックバージョン
¥25,300
「オシャレなサイトの演出にもってこい。X字の脚を開くだけですぐ使え、安定感もある。蓋はボード代わりに!」
マオさんが選ぶ見どころコーナーはココ!
シーンごとに展示されたライト
「ライトを、リビングやデスクといったシーンごとに展示しているところにめちゃくちゃシビレた。一堂に並べられ比較しやすいのもいい!」
各所に設けられたディスプレーパネル
「スタッフのコーディネイトが見られたり、使っているところを画像で流したり、リアルとデジタルを融合させているところがすごい」
虹色に輝くペグ
「ペグにここまで注目したショップがかつてあったでしょうか! いままで長さや素材で選んでいましたが、色で遊べるというアイデアに驚き」
Alpen TOKYO
住所:東京都新宿区新宿3-23-7
営業:平日:11:00〜22:00、土日祝:10:00〜22:00
定休日:年中無休
HP:
https://store.alpen-group.jp/alpentokyo/CSfTokyoTop.jsp
※構成/大石裕美 撮影/山本 智
(BE-PAL 2022年6月号より)