10年前に新潟県三条市にオープンしたスノーピーク ヘッドクォーターズ。本社兼キャンプ場という画期的な施設として有名となったが、この度その近くに新しい複合施設が誕生。その名も「スノーピーク フィールドスイートスパ ヘッドクォーターズ」。どのような施設なのか、実際に見てきた。
日帰りも宿泊もできる理想郷
同施設は、「人間の芯まで、温まってゆく。」をコンセプトに掲げ、自然からの贈り物である温泉を存分に満喫できるスポット。日帰り温泉としても宿泊としても利用でき、キャンパーだけでなく一般の人でも気軽に利用できるようになっている。
受付がある建物に入ると、奥に受付カウンター、手前にショップが出迎えてくれる。同社と同じ新潟発の酒造メーカー・朝日酒造がコラボしたお酒から、新潟の恵みをたっぷり生かした新鮮な食品まで、幅広いラインナップが揃っている。ここで買い物するだけでも十分楽しめる。
施設内には、1階に受付とお土産コーナー、そして「Restaurant 雪峰」があり、地下1階にサウナ付きスパ、休憩所、食事処「スノーピーク イート」がある。まずはメインとなるスパを紹介しよう。
絶景が見られる浴室と焚き火をイメージしたサウナが魅力
地下1階へ降りると目の前に男湯・女湯に分かれており、定期的に入れ替える。入ると木目がきれいに入ったウッド調のパネルを配したロッカーが登場。また、パウダールームは自然との統一感を演出する。
スパは内湯、露天、サウナの3種類があり、男女ともにお湯の泉質は弱アルカリ性の単純温泉。デリケートな肌をもつ人でも安心して入れるのが嬉しい。
注目はサウナ。近年は空前のサウナブームで、温泉施設のサウナはどこも満席。さらにサウナテントを楽しむ人を満喫している人も増えていることから、同施設のサウナを楽しみにしていた人もいるだろう。
本施設のサウナは、セルフロウリュができる本格的なフィンランド式タイプで、中央にサウナストーブを設けてそれを囲うように設計。担当者いわく、スノーピークが大事にする焚き火をイメージしたレイアウトだそうだ。
男女のお風呂両方に設けられているので、下田の四季折々の風景を堪能しながらぜひサウナを堪能してもらいたい。
体を癒した後にご飯でさらにご褒美を
同施設の魅力はスパだけではない。下田の恵みを使った食材を堪能できるのももうひとつの魅力だ。食事ができるところは2つあり、ひとつはRestaurant 雪峰、もうひとつは温泉と同じ地下1階にあるスノーピーク イート。
レストランでは、ミシュランガイドに掲載される東京の名店「神楽坂 石かわ」のオーナー・石川秀樹氏が協力したレシピが食べられる。季節ものや地元の食材をふんだんに使ったコース料理は、少しアウトドア感を取り入れて倍の美味しさに。
一方のスノーピーク イートでは、湯上がりに気持ちよく過ごせるつまみやデザートのほか、おにぎりやラーメン、おばんざいなど幅広いラインナップを揃える。また、お酒もあるので楽しみも倍増!
宿泊施設は3種類を用意
同施設には、キャンプをしない人でも安心して過ごせる宿泊施設がある。種類は3つあり、一番大きいのがヴィラ スイート。中間サイズがヴィラ ジュニア スイート。そしてスノーピークと建築家・隈 研吾氏が共同開発した住箱である。
ヴィラ スイートは小学生までの子供を含めて最大4名まで収容でき、面積は100平方メートル。リビングの横にはダイニングキッチンを備え、さらに内風呂だけでなく外風呂まで設置した豪華な客室。
ヴィラ ジュニア スイートは上記と同じ収容人数で、面積は50平方メートル。キッチンはなく、風呂は内風呂のみ設けています。
住箱も収容人数は同じで、面積は24平方メートル。ベッドとシャワールーム、トイレが設置され、お風呂はなく、最小限の設備を備えています。ちなみに、一般的な住箱はシャワールームもトイレもなく、一部の施設のみで採用されている特別仕様だ。
新潟の新しい観光名所になる予感
隣にキャンプができるヘッドクォーターズがあるが、快適な空間で身近に自然を体感したい人は、同施設に泊まるのもあり。売店オリジナルの商品もあるので、ぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか。
施設紹介
Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS
新潟県三条市中野原456-1
TEL:0256(46)5650
営業時間:温泉・ストア/10:00〜21:00
レストラン雪峰/11:30〜15:00、17:00〜21:00
スノーピーク イート/11:00〜21:00
https://www.snowpeak.co.jp/fieldsuitespa/hq/
※写真は施設オープン前日のプレスツアーで撮影したものです。