意外に手間がかかるキャンプの調理
まもなく、待ちに待った夏休み。ファミリーキャンプを計画している人も多いのではないでしょうか。
キャンプではおいしいものを食べて、楽しい時間を過ごしたいものですね。しかしキャンプ場での調理は、不便で手間のかかることが多いのも事実。
そこでおすすめしたいのが、キャンプ料理の効率化です。ちょっとしたコツを知っておけば、手間が省けて時短につながります。
今回はキャンプの「ちょっと面倒なこと」を解決する裏技を紹介します。どれも簡単にできるので、キャンプ料理を楽にしたい方はぜひ参考にしてみてください。
1.食器は洗ったらドライネットに入れて乾かす
洗い終えた食器は、ドライネットに入れて乾かしておくのがおすすめです。
意外に困るのが、洗い終えた食器の置き場です。食器を重ねて置いておくと、なかなか乾かずストレスを感じるもの……。
そんなときに重宝するのがドライネットです。お皿を少しずらして入れると食器の間に隙間ができるので、乾きが早くなります。食器を入れ込んだあとはランタンスタンドなどにつるしておけば、スペースを取りません。
ドライネットは、100円ショップでも販売されています。セリアのドライネットは2段になっており、使い勝手が良いです。ファスナーもついているので、中身が落ちることもありません。
洗い終えた食器に虫がつきにくくなり、ネット自体も使わないときは折り畳めるので、非常に便利です。
2.油汚れのついた食器や鍋はウエス等で取り除く
カレーやシチューなどの油汚れがたっぷりついた鍋やお皿を、いきなりスポンジで洗うのはNGです。油汚れはあらかじめウエスで拭き取っておくと、片付けが楽になります。
汚れを拭き取らずにスポンジで洗うと、油がスポンジに付着してしまい、ぬるぬるした油汚れが落ちません。そのスポンジを洗うのも、また手間がかかります。
ウエスや新聞紙などを使って汚れを拭い取っておくと、以下のようなメリットがあります。
- 汚れが落ちやすくなる
- 洗剤の量を減らせる
- 他の食器に油移りしない
ウエスには、使い古した綿のTシャツをカットしたものがおすすめです。Tシャツ素材の端切れは、油分をしっかりと吸着させることができるためです。
拭き終えたら可燃ごみとして捨てられるので、何枚か用意しておくといいでしょう。
3.秋以降の食器洗いに裏起毛のゴム手袋
秋冬になり空気が冷え込んでくると、手がかじかみ、食器洗いが辛くなってきます。秋冬のキャンプには裏起毛タイプのゴム手袋があると、水仕事が楽になります。
一般的なゴム手袋だと水の冷たさが伝わってきますが、厚めの裏起毛タイプなら冷たい水でもへっちゃらです。裏起毛のゴム手袋は、ドラッグストアや作業用品店で購入できます。
特に作業用品店のゴム手袋は厚みがあり、冷たさがほとんど伝わらないのでおすすめです。破れにくく、長持ちするというメリットも。風がひんやりする季節になったら、ぜひ裏起毛のゴム手袋を使ってみてください。
4.肉類を切るときはポリエチレン手袋
肉や魚類を触るときには、ポリエチレン手袋を身につけるとよいでしょう。
肉や魚を調理すると、ベタベタするのでこまめに手を洗いたくなるものです。しかし自宅のキッチンとは違い、キャンプ場では手洗いできる場所が近くにあるとは限りません。このため、肉や魚を手で直接触れなくてすむようにすると便利です。
また素手で食材に触らないので、衛生面でもおすすめです。野菜用、肉用と手袋を使い分けるといいでしょう。
生肉の触感が苦手な人にもおすすめです。ポリエチレン手袋は100円ショップでも購入できます。
5.下ごしらえ済みの食材を使う
あらかじめメニューを決めておき、下ごしらえをすませた食材を使うと、時間短縮になります。
たとえば、カレーならにんじん、じゃがいも、たまねぎを一口大に切ってチャック付きポリ袋に入れておけば、現地で食材カットする手間が省けます。生ごみが出ないので、片付けも楽に。
ただし季節によっては、食材が傷む恐れもあるので注意が必要です。食材を下ごしらえする場合は衛生面に気をつけ、クーラーボックスなどに入れて持ち運びをしましょう。そして必ずその日のうちに調理することが大切です。
少しの手間で料理や片付けがラクになる!
キャンプでの調理の手間を少し楽にするコツを紹介しました。事前準備をすることと、極力手を汚さないようにすることがポイントです。
片付けや調理が楽になると、キャンプを楽しむ時間が増えます。どれも簡単にできるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。