風の通り抜ける空間は野山で過ごすように心地いい
オープンして28年という、地元では知る人ぞ知る雑貨店。
「野山にいるような気分でゆっくり過ごしてもらうために、“FIELD NOTE”と名付けました」
エゴの木をはじめ、カツラの木やリキュウバイなどの樹々に囲まれ、自然と共生した空間は、そこに居るだけで癒やされる。
「2007年に移転したんですが、ここに来る前はログハウス調だったんです。まさに山小屋ですね」スタッフの森中尚世さんが微笑む。
庭があることで四季の移り変わりも感じてもらいたい、という想いが表われているかのようだ。テラスではBBQの会なども催されていた。
「キャンプまでいかなくても、身近で、無理のない形で自然と接していけたらいいですね。そんな暮らしを手助けしてくれるモノと出会ってもらいたいです」
柔らかな光に包まれて、のんびり散策気分で店内を巡っていると、時間が経つのも、つい忘れてしまう。
※商品価格や情報は取材当時のものです。

木々に囲まれた隠れ家的空間。小さな看板が目印。

自然素材のウェアや陶器、木の皿などを扱う。2階はカフェ。

庭仕事が楽しくなる、ブリキのバケツやジョーロ。

雑貨店とカフェをつなぐ通路にはカウンターが設えてあり、庭を眺めながらホッとひと息つける。

カフェではサンドイッチプレートや、手作りケーキ、季節のドリンクなどが堪能できる。

アウトドア道具を扱うコーナー。ベアボーンズリビングの食器やランタンなど、女性目線のオシャレなグッズが鎮座する。
日々の生活を心地よくする雑貨や服
グラス(小)¥1,800(大)¥1,900、木の皿¥7,700、ボウル¥2,090
カフェでも使われているガラスの器。涼しげで夏にピッタリ。木の皿は軽く、キャンプの食卓でも活躍する。
ダスホルツ/オリーブ サービングボード
¥9,900

オリーブの無垢板を使用。片側に木肌を残したワイルドな趣で、BBQや塊肉の盛り付けに最適。日本製。
RINEN/ブロード半袖比翼 スタンドカラーシャツ
¥14,300

綿糸を平織りしているため、張り感があり、しっとりした手触りで肌に心地いい。滑らかな光沢も特徴。
FISHERMAN/
レスキューバームソープ ¥1,375
レスキューバーム ¥1,650

カナダ産の自然派スキンケア用品。1本で小さな傷から虫刺され、ひじの荒れにも対応。ソープも傷などの炎症を鎮める。

スタッフ 森中尚世さん。休日は庭でBBQをしたり、ゆっくり外ごはんするのが楽しみのひとつ。「今年はぜひキャンプもはじめてみたいですね」
FIELD NOTE(フィールドノート)
住所:奈良県奈良市四条大路2-2-77
電話:0742(36)7227
営業時間:11:00〜17:00
定休日:日・月曜(第2・第4日曜は営業)
https://fieldnote-nara.com/
※構成/大石裕美 撮影/福田磨弥
(BE-PAL 2022年7月号より)