コーヒー&ピクニックとアンティーク家具が奏でる癒やしの店
軒先にぶら下がる木のスツールやバスケット。何の店?と首を傾げつつも、好奇心から扉を開けると、芳しいコーヒーの香りが漂う。ここは吉田さん夫妻が営む小さな小さな珈琲店。
「数年前、住まいを探していてここを見つけました。100歩のところには川があって、ゴザを敷けばピクニックができます」
自然に囲まれて大好きなコーヒーを飲む贅沢。それをみんなに味わってほしいと、ピクニックも楽しめるお店をはじめた。使い捨ては自分たちのスタイルとなんか違う、と思い、バスケットに年代物の魔法瓶とマグカップ、お菓子を入れて手渡す。
「古い物が好きだから、お店で使っているアンティークのコーヒー道具や雑貨も扱うようになりました。でも店内は狭いので、ギャラリーは焙煎所も兼ねて『ROASTERY DAUGHTER/GALLERY SON』として別の場所にオープン。2店舗構成でコンセプトが完成するんです」
WIFE & HUSBAND(ワイフ アンド ハズバンド)
住所:京都府京都市北区小山下内河原町106-6
電話:075(201)7324
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休
吉田さん夫妻の世界観が詰まったお店
くつろげるようにコーヒーはマグカップでたっぷりと。深煎りで酸味が少なく、冷めても美味しいようにブレンドしている。
魔法瓶入りコーヒーとカップとラスク、テーブルクロスを入れたピクニックバスケット(ひとり1時間半/LO15時)。イスやベンチ、テーブルもリース可能。
ROASTERY DAUGHTER/GALLERY SON(ロースタリー ドーター/ギャラリー サン)
住所:京都府京都市下京区鎌屋町22
電話:075(203)2767
営業時間:12:00〜18:30
1階が焙煎所、2階が食器やバスケットなどを扱うアンティークショップ。恭一さんが蚤の市などで集めた経年美を感じる物ばかり。
古き良き時代のナチュラル雑貨たち
ZOJIRUSHI ポット
本体カバーに籐、フタは木製の昭和レトロ感漂う象印のポット。カフェのピクニックセットでも使用している。
スツール
アルミのフレームに麻布が張られた、折りたたみ式のスツール。軽量で持ち運びも楽。クーラーボックス台に活用してもオシャレ。
カップ
軍用として使われていたアルミのカップ。鎖でつながったアルミ板をポケットやベルトに挟み、吊るして携行していた。
組み立て式弁当箱
懐かしのアルミの弁当箱だが、なんと、7枚の板で構成され、使い終わったら折りたたんでコンパクトに持ち運べる。
道具箱やタックルボックスにも最適。
※構成/大石裕美 撮影/福田磨弥 (BE-PAL 2022年7月号より)