ソロキャンプを検討している人の中には、どの道具をどれくらい持っていくべきか迷っている人もいるでしょう。ソロキャンプでは持っていける荷物の量に制限があります。ソロキャンプで必要な道具やおすすめの商品を14個紹介します。
ソロキャンプの道具と選び方
ソロキャンプに必要な道具と選び方を解説します。1人で運べる荷物には限界があるので、必要なものを見極めることが重要です。
最低限必要な道具
ソロキャンプで持っていくべき最低限の道具は、以下の通りです。
- テント
- シュラフ
- マット
- テーブル
- チェア
- バーナー(焚き火台)
- 調理道具
- ランタン
テントやシュラフがないと、キャンプは始まらないといっても過言ではありません。就寝時に地面の凹凸や冷気を遮断するためには、マットも持っていった方が良いでしょう。
また、テーブルとチェアは食事をするときに必要です。両者はサイズを合わせるのがコツです。
さらに、バーナーや調理道具は、キャンプ飯を作るのに必要な道具です。焚き火をしたい人は焚き火台を持っていくのも良いでしょう。夜は真っ暗になるので、ランタンも必要なアイテムです。
移動手段によって持っていける荷物が変わる
キャンプ場にどのようにして向かうかによっても、持っていける荷物の量が変わります。
クルマで移動するなら、特に持っていける荷物に制限はありません。重い荷物も持っていけるし、車中泊という手段もあるので、自由に道具を選べます。
しかし、バイクや自転車、電車でキャンプ場に向かう場合は持っていける荷物に限界があります。そのため、荷物の量を減らす、サイズを小さくするといった工夫が必要です。総重量10kgを目安に準備しましょう。
寝室に必要な道具のおすすめ3選
寝室を作るのに必要な道具を3つ紹介します。どれも必需品なのでしっかりと用意しておくと安心です。
どうしてもそろえられない場合は、現地でレンタルするのも一つの手段です。
グリップスワニー「ファイヤープルーフGSテント」
ミリタリー系の難燃生地『ブレイズシールド』を使ったテントです。ブレイズシールドは従来の5倍もの強度を誇り、火の粉が移っても溶けずに燃え移りを防いでくれます。
耐水圧300mmのはっ水加工もしているため、小雨が降っても安心です。
ソロキャンプ用に開発されており、重量は約5.6kgと持ち運びもしやすくなっています。ただし、その分グランドシートがないので、マットを用意するなどの工夫が必要です。
別売りのポールを使えば、フロント部をはね上げることも可能です。
グリップスワニー
ファイヤープルーフGSテント
幕体:綿100%(難燃加工、撥水加工)約3.8kg 収納袋:綿100%(難燃加工、撥水加工) ポール:2本入り アルミ製、1本約260g ペグ:12本入り スチール製 張綱:4m 2本入り
ニーモ「TEMPO 20」
マミー型のシュラフであるものの、膝周りにゆとりを持たせるスプーンシェイプを採用することで、窮屈さを感じさせない寝心地を実現しています。
下限温度は-7度Cのため、冬のキャンプはもちろん、夏場でも標高が高く夜に冷える場所でもしっかりと保温してくれます。
収納時のサイズは36×23cm、重量は約1.65kgと収納性も抜群です。ピローポケットも付いているので、着替えを入れて枕の代わりにすることも可能です。
サーマレスト「トレイルライト」
マットの役割は、地面の凹凸を解消したり、地面からの冷気を遮断したりすることです。シュラフがあっても意外と地面が固く感じることは多いため、マットは必需品といっても過言ではありません。
サーマレストのトレイルライトは、栓を緩めると自動で膨張するインフレータブルマットです。フォームの肉抜きを行なうことで、軽量さと断熱性の両方を実現しています。
サイズはレギュラーとラージがあり、レギュラーサイズの重量は約740g、収納時のサイズはわずか28×15cmです。専用の収納袋も付属しているので、収納性も申し分がないでしょう。
リビングに必要な道具のおすすめ3選
快適なリビングスペースを作るために、そろえておくべき道具を三つ紹介します。少ないアイテムでおしゃれさを演出するには、デザイン性の高いものを選ぶことがポイントです。
以下のアイテムは、いずれもデザイン性に優れています。
LOGOS「Life ロール膳テーブル」
くすみカラーを組み合わせた、おしゃれなローテーブルです。折りたたみ式で、重量はわずか600gと屈指の軽量さを誇ります。
アルミ製のため、サビにも強く長く使えるでしょう。天板も折りたためるため、ポール状にコンパクトに収納できる点も魅力です。
また、持ち運びに便利な専用収納ケース付きです。ヴィンテージな配色で、同じくアースカラーのテントやチェアと相性が良くなっています。
キャンプサイトをおしゃれに彩ってくれるでしょう。キャンプだけでなく、野外フェスやちょっとしたお出かけにも活躍するアイテムです。
ロゴス
Life ロール膳テーブル
総重量:(約)600g サイズ:(約)40×24×11cm 収納サイズ:(約)6×8×40cm 耐荷重目安(静止荷重):(約)30kg
ヘリノックス「タクティカル チェア ミニ」
重量560gの軽量設計ながら、耐荷重は90kgとタフなチェアです。ヘリノックスならではの座面がつり下げられているデザインにより、快適な座り心地を実現しています。
膝の部分には小物入れが付いており、肘の部分にはボトルホルダーがあるため、機能性もバッチリです。収納時のサイズは26×9×11cmで、持ち運びにも苦労しません。
ヘリノックス
タクティカル チェア ミニ
サイズ:W40×D34×H44cm 収納時サイズ:W25×D8×H10cm 座面高:24cm 総重量:560g 本体重量:475g 耐加重:80kg
DD Hammocks DD「DDタープ 4×4」
必需品ではないものの、日中に日よけをするなら、タープがあると便利です。
DDタープ4×4は、木に巻き付ける4m四方の大きなタープです。3000mmの耐水加工が施されており、雨よけとしても活躍します。
そのまま広げたり、二つ折りで家の屋根のように広げたりと自由自在です。対角線で折ると三角形の屋根のようになっておしゃれでしょう。重量は約1.3kgのため、持ち運びもさほど負担になりません。
カラーはオリーブグリーン・コヨーテブラウン・フォレストグリーンの3色展開です。
調理に必要な道具のおすすめ3選
キャンプで調理をするなら、バーナーと調理器具、食器(カトラリー)を用意しましょう。それぞれのおすすめ商品を紹介します。
トランギア「アルコールストーブ」
半世紀以上にわたってキャンパーから愛されているアルコールバーナーです。
タンクの2/3の燃料で、約25分間燃焼します。風や低温にも強く、着火もしやすいため使い勝手は良いでしょう。ただし、使うには純正のゴトクが必要なので、併せてそろえる必要があります。
消火兼火力調整用のふたを開け閉めすることで、火力を調節できます。アルコールランプ独特の火の揺らめきが、ガスバーナーよりも雰囲気を感じさせるでしょう。
トランギア「メスティン」
1.8合までたける飯合です。熱伝導率の高いアルミでできているため、アルコールランプの火力でも十分に炊飯ができます。
取っ手は折りたたみができるので、邪魔にならず収納が可能です。内部にアルコールストーブやゴトクも収納できるので、パッキングもしやすいでしょう。
ラージサイズや専用ケースも販売されています。別売りのレザー製の取っ手カバーを付けると、よりおしゃれになるでしょう。
調理器具としてだけでなく、小物入れやランチボックスとしても使えます。
ユニフレーム「カラカト」
取っ手を折りたたむことで、コンパクトに収納できるカトラリーです。
樹脂でできているので、フッ素コーティングをしているクッカーを傷つける心配はありません。別売りの収納ケースを使えば、まとめて保管することも可能です。
折りたたみ部分はスライドロックで固定が可能のため、食事中にグラついてストレスを感じる心配もないでしょう。
カラーは全部で6色あり、カラフルなカトラリーがキャンプ飯を引き立ててくれます。
ユニフレーム
カラカト
【使用時サイズ】約160mm(スプーン)/約170mm(フォーク)【収納時サイズ】約95mm(スプーン)/約105mm(フォーク)【重量】約13g(1本当たり)/【耐熱温度】約150度【素材】先端:PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂/ハンドル:ステンレス鋼
夜間に必要な道具のおすすめ2選
キャンプ場の夜は想像以上に暗くなるため、あかりとなるアイテムが必要です。夜間に活躍するアイテムを2つ紹介します。
笑’s「コンパクト焚き火グリル B-GO」
近年は、ほとんどのキャンプ場で直火が禁止されているため、焚き火をしたい場合は、焚き火台をそろえる必要があります。
笑’sのB-GOは、高さのあるゴトクと大きな扉が特徴的なステンレス製のたき火台です。使わないときはわずか厚さ20mmに収納が可能で、ソロキャンプに最適といえます。
重量も約1.15kgなので、持ち運びの負担にもなりにくいでしょう。側面にロゴがくり抜かれているのもおしゃれです。
笑’s
コンパクト焚き火グリル B-GO
収納サイズ:約256mm×176mm×20mm 組立サイズ:約303mm×176mm×240mm 重量:約1.15Kg 材料:0.6mm厚ステンレス・リベット 静止耐荷重:10kg
UCO「クラルス」
重量わずか104gのコンパクトなLEDライトです。ハイビーム・ノーマル・ロービーム¥ストロボの4つの点灯モードをボタンひとつで切り替えできます。
明るさは118ルーメンで、一般的な懐中電灯と同程度の明るさです。
ロービームなら、約130時間点灯が可能です。先端にはフックが付いているため、テントの天井につるすこともできます。駆動方式は単4電池3本です。予備の乾電池を持っていけば、急な電池切れでも対応できるでしょう。
カラーはオレンジとブラックの2色展開です。
ソロキャンプにあると便利なアイテム3選
必需品ではないものの、あると便利なアイテムを3つ紹介します。スペースに余裕があるなら、以下の道具も持っていくとキャンプがより快適になるでしょう。
Smart Tap「PowerArQ mini 2」
場所に依存せず電力を使いたい場合は、ポータブル電源があると便利です。ポータブル電源があれば、小型の電化製品や調理器具を使うことができ、キャンプでのアクティビティーの幅が広がります。
PowerArQ mini 2は容量307Wh、重量4.7kgのポータブル電源です。電気毛布(約50W)なら約6時間、小型冷蔵庫(約60W)なら約5時間使えます。1泊程度のキャンプなら申し分がないパワーといえるでしょう。
重量があるので、クルマで移動するときに持っていく方が負担になりにくくおすすめです。
サーモス「ソフトクーラー/ROC-002」
夏にキャンプをするなら、クーラーボックスがあると心強いでしょう。
サーモスのソフトクーラーは、開口部が大きく、荷物を取り出しやすいことが特徴です。素材もソフトタイプなので、かさばりにくく持ち運びやすくなっています。
外生地には、はっ水加工をしているため、雨にぬれても安心です。使わないときはコンパクトに折りたためる点も、ソロキャンパーには便利なポイントでしょう。
重さは800g、容量は26Lとソロキャンプには十分な大きさです。目安として、350mL缶が36缶、500mLのペットボトルなら28本入る容量です。
スノーピーク「マルチコンテナ L」
キャンプ道具は、用途別に入れ物を分けると整理しやすいのでおすすめです。
スノーピークのマルチコンテナは、ソフトタイプでかさばりにくい収納ケースです。四角い形状をしているため、ペグ・ハンマー・ガス缶など長いアイテムを収納するのにも向いています。
ふたの裏にはメッシュのポケットが付いており、小物を収納できます。素材には6号帆布を使用しており、耐久性も高いでしょう。
底には取り外し可能なベルポーレンが付属しているため、簡単に壊れにくく、長きにわたって活躍してくれるアイテムです。
サイズが複数展開されているので、収納したいアイテムに合わせてぴったりのものが選べます。
まとめ
ソロキャンプにおいては、持っていく荷物の取捨選択が重要です。テントやシュラフ、テーブルなどの最低限の必需品は持っていくようにし、ほかのアイテムはペースや移動手段に応じて便利アイテムを持っていくのがコツです。
それぞれの道具は軽量で小さめのものを選び、総重量は10kgを目安にすると良いでしょう。
限りあるアイテムでいかにキャンプを楽しむかといった観点で道具を選ぶのも、楽しいかもしれません。お気に入りを見つけて、ソロキャンプを快適なものにしましょう。