持ち運びがしやすく、魚の優良なタンパク質と脂質が摂れ、さらに塩分補給もできる便利食材「魚肉ソーセージ」。
今回はそんな魚肉ソーセージを使って、簡単で旨みたっぷり、ボリューミーなポトフを作ります。
材料(1人分)
- 魚肉ソーセージ 2本
- じゃがいも 1個(約120g)
- 人参 1/3本(約60g)
- 玉ねぎ 1/4個(約100g)
- オリーブオイル 小さじ2
- 刻みパセリ 適量
★調味料
- 水 400ml
- コンソメキューブ 1個
作り方
まずはじゃがいもの皮をむいて乱切りにします。ゴロゴロ感を残すため、少し大きめに切りましょう。
主成分がでんぷんのじゃがいもはエネルギー源として優秀なほか、意外とビタミンCも豊富で栄養たっぷり。実がしっかりしていて潰れにくく、キャンプや登山にも利用しやすいお野菜です。
続いて人参も乱切りにしましょう。じゃがいもより一回り小さめに切っておくと、このあと調理がしやすいです。
玉ねぎは繊維に沿って放射状に切りましょう。「くし切り」と呼ばれる、カレーやポトフにオススメの切り方です。
下ごしらえのラストは魚肉ソーセージ。食感を楽しむため、少し大きめに斜め3cm幅に切りましょう。
栄養成分に優れ塩分補給ができ、さらに携行しやすく登山の行動食としても愛されている魚肉ソーセージ。じつは、原料のすけそうだらのタンパク質は筋肥大にも効果的で、体を鍛えている人にも大人気です。
最近はサバやアジを使用した商品も販売されているので、お好みの物をチョイスしてください。今回はその塩気を、そのままポトフの味付けに利用します。
材料の下ごしらえが終わったら、クッカーにオリーブオイルを熱し、弱火にして玉ねぎを加えてしんなりするまで炒めましょう。少し炒めると、玉ねぎの甘みとコクがアップ。
より旨みたっぷりで、味わい深いポトフに仕上がります。
さらにじゃがいも、人参、魚肉ソーセージを加えて、油を絡めながら炒めましょう。
全体に油が馴染んだら、水とコンソメキューブを入れて沸騰させ……
アルミホイルで作った落し蓋をポトリ。落し蓋はアルミホイルの形をクッカーの口に合わせて丸く整えて、お箸で数か所小さな穴を開ければ完成です。アルミホイルが無ければ、クッキングシートでもオーケー。
落し蓋をすることでじゃがいもの煮崩れ、さらに煮汁の蒸発も防ぐことができます。また、魚肉ソーセージの塩気とコンソメ・具材の旨みを全体に染み渡らせる効果も。
あとは弱火で15分程コトコト煮ましょう。
落し蓋を取り、お箸でじゃがいもを刺してみて、中までホクッと煮えていたらオーケー。
盛り付けて刻みパセリをちらすのを忘れずに!ちょっと緑があるだけで一気に彩りが鮮やかになります。
やさしい味わいが体に染み渡る、旨みたっぷりポトフの完成です!
おいしく作るためのポイント
おいしく作るためのポイント、1つ目は「具材を大きめに切る」です。特にじゃがいもはやや大きめに切っておくと、煮崩れずにゴロゴロ感が残ります。
2つ目はやはり「落し蓋」。落し蓋のおかげでじゃがいも、人参はキレイに形を残しながらもホクホク。魚肉ソーセージの塩気とコンソメの旨みも全体に染み渡っています。
また、さらにパンチを効かせたいときはおろしにんにくをプラスしたり、粒入りマスタードをつけて食べるのもオススメ。ポトフは余ったらカレールウをプラスしたり、袋麺をプラスしたりと、アレンジしやすいのも嬉しいですね。
材料を切って炒めて、水とコンソメで煮るだけで栄養たっぷりボリューミー。登山やキャンプはもちろん、忙しい時のランチなどにもおすすめです。ぜひ作ってみてください!