新しい七輪をお迎えする
なんということでしょう! 先日、珪藻土の七輪がボロッと壊れてしまいました。といってもわが家の場合、炭火焼きは「男の仕事」。3歳年下の夫は炭火をつつくのが趣味で、ツンツンしていると心が落ち着くそう。彼のように火いじりが好きな男性も多いのではないでしょうか。
で、私はというと「食べる専門」です。なので「七輪が壊れた=おいしい炭火焼きが食べられなくなる」。さぁ大変!
でも、ここはケチる場面ではないのです。「投資」です。ちょっと高くてもいいから、夫が欲しいモノを買いましょう。そうすれば結果的にブーメランのように私にも「いいこと」として返ってきます(笑)。
フタ、焼きアミ、炭受け、本体、受け皿が、すぐに使える状態で入っていました。それにフタ、焼きアミ、本体を持ち上げるためのリフターが2個。それと、収納ケース、取扱説明書が同封されています。パッと見コンパクトですが、重さは約5kg。持ち上げてみると重厚感のあるずっしりした手ごたえ。
これまで使っていた七輪は、10年ほど前に、旅先のホームセンターで購入したモノ(なにげに10年ももったことにビックリです)。見た目なんてどうでもよく、なんとなくあるから使っていたという感じでした。一方でデュアルグリルは箱を開封したと同時に一気に愛着が湧いた「男前」すぎる雰囲気でした。もちろん以前の七輪とは、値段も全然違いますけどね(笑)。
本体底面(内側)に記された「MADE IN TOYAMA JAPAN」。なんでも富山の鋳物職人さんが作っているそうです。
スペック
- サイズ:直径31×高さ17cm(使用時・3段階調整)※高さは、焼アミ高位置時17cm、中位置時15cm、低位置時12.5cmとなります
直径31×高さ14cm(収納時) - 重量:5kg
- 材質:アルミ鋳物(フタ、本体、受け皿)、ステンレス(焼きアミ、炭受け)、ゴム(台座)、鉄(リフター)
- 生産地:富山県
- 価格:30,000円
- 販売元:新富士バーナー http://www.shinfuji.co.jp/soto/
さっそくベランダで使ってみた
夫は、いままでと同じように、自分の席の隣にベンチを置き、そこで海鮮やら肉やらを焼いてくれました。グリルにも付属で「焼きアミ」がありますが、これまでのクセか、彼はいままで使っていたアミを載せて焼いていました。きっと何か意味があるのでしょう。「食べ専」の私は黙っておきましょう(笑)。
卓上でも使える
一番下の「受け皿」は耐熱性が高く、ゴムの台座が付いています。とはいえ、なかなか火の付いたグリルを木製のテーブルに置くのは度胸のいること。私たちも手で温度を確認してみましたが、「大丈夫」なんです!
みんなで、肉やら野菜やらとろりとしたチーズにチョンチョンとしていただきました。デュアルグリルをテーブルに置いたら、家族でこういう楽しみ方もできるんですね。上の写真では、焼きアミの高さが「低位置」になっています。炭火の状態によって、アミの高さを「3段階」に変えることができます。このあと、ちょっとチーズがぐつぐつしすぎたので「高位置」に変えました。
また、下の受け皿と本体の位置を「回転」させて、ずらすことで「火力を調整」することができました。そのへんは以前の七輪ではできなかったことなので、夫も「使い勝手がよい」と喜んでいました。
【チーズフォンデュの材料(3~4人分)】
- カマンベールチーズ 2
- 茹でブロッコリー 1
- 茹でウインナー 5本
- ジャガイモ、ニンジン 各1
- 蒸しエビ 8尾
- バケット 1/3本
ニトリのスキレット(ニトスキ)で作ってみました。チーズがこびりつくかなと心配しましたがカマンベールの油分でスルッとパリッと取れて、あら意外、オコゲが美味しい。白ワインのいいツマミ!
熱したカマンベールがグズグズしてきたら、十字に切り込みを入れて具材を突っ込んでチョチョッとチーズを付けていただきます。チーズの横でバケットを焼いたらこんがりとおいしくなりました。
デュアル=2通りの焼き方が楽しめる
製品名に「デュアル」とあります。これはつまり「2通り」の焼き方が楽しめるということ。「アミ焼き」のほか、グリルのフタをひっくり返すと、なんと「鉄板焼き」としても使えるのです。たとえば焼きそば、お好み焼きなど、いろいろな料理が楽しめそうですね。私たちは酒飲みなので炭水化物より、おつまみがうれしい。そこで「漬け焼きチキン」を焼いてみました。
【漬け焼きチキンの材料(3~4人分)】
- 鶏モモ 2枚
- 玉ねぎ 1
- ニンニク 2片
- 生姜 1かけ
- 醤油、酒、みりん 各大さじ1.5
- ミツカンかんたん酢 大さじ1(お肉を柔らかくするための隠し味)
火消し壺にもなる
鉄板は使い終わったら、洗って水気を拭いて本体にフタをして密封したら「火消し壺」にもなります。つまり余った炭を次回のBBQに持ち越せて、とても「経済的」ですね。これまではすべて炭を燃やして「ゴミ」として捨てたり、別に「火消し壺」を用意しなければいけませんでした。「とてもラク!」と炭火焼き係(夫)も喜んでいました。
別売りの専用収納ケースが便利
もちろん最初に付いてきた「付属」の袋でもいいのですが、専用の「デュアルグリル用収納ケースST-930CS」はクッション性があり、万が一の衝撃にも安心だと思い一緒に購入しました。いい物は長く使いたいですよね。
デュアルグリルは「シンプル」な構造で、ひとつひとつのパーツが「頑丈」。夫はボディをベランダで、私はアミや鉄板をキッチンで、ふたりで手分けして洗いました。お互いサッサと洗い終わり、あと始末も簡単な印象を受けました。アミと鉄板、2種類が楽しめるグリルで料理の幅も広がりそうですね。次は何を焼いてくれるのでしょう。楽しみです(笑)。