“涼しい街”勝浦の新スポット!サウナ付き温浴&レストラン施設「eden」に潜入
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    2022.08.10

    “涼しい街”勝浦の新スポット!サウナ付き温浴&レストラン施設「eden」に潜入

    2022年は早い時期から危険な暑さに見舞われていた日本列島。そんな中、衝撃的なニュースがSNSでも話題になりました。

    「千葉県の勝浦は100年以上、猛暑の日がない」

    猛暑日というのは気温が35度C以上の日を指しますが、勝浦では観測史上、一度も猛暑日を記録したことがありません。

    千葉県の他の海岸沿いの街ではその現象はみられず、千葉県そのものの形を模したキャラクター「チーバ君」でいうと、ちょうどお尻のでっぱりに位置する勝浦だけが涼しいのです。これは、勝浦はすぐ海が深くなり水温が上がりにくいことや、熱気がすぐに海風により冷やされる地形によるものと考えられています。

    東京駅から勝浦駅は「わかしお号」で1時間半。クルマでもアクセスしやすい勝浦は、もっとも都心から近い避暑地として注目が高まっているエリアなのです。

    注目の地・勝浦に新スポット「edén」登場

    そんな勝浦に、2022年7月30日にオープンしたのが、複合施設「edén(正式名称:かつうら海中公園滞在型観光施設)」。

    千葉県勝浦海中公園内にレストランとサーマルスプリングスパ(天然温泉スパ)を備えたもので、勝浦市が建設し、広尾の複合施設「EAT PLAY WORKS」などを手掛けるSalt Group(ソルト・グループ)が運営を手掛けています。

    勝浦海中公園の目玉である、海中展望塔を望む湾のふもとは、くねくねと入り組んだリアス式海岸を訪れる人でいっぱい。edénはこの入り口に位置しています。

    1階がレストラン、2階がスパエリアという構成で、いずれかだけの利用も可能。レストランは事前に予約することも。

    1階に入ってすぐの場所に広がるショップのコーナーでは、勝浦を始めとする千葉県産の野菜やお土産、名産品など選りすぐりの商品を販売。

    一部の食材や調味料はレストランでも使用されているので、実際に食べてみておいしかったものをお土産にするのも◎。

    レストランの座席数は室内36席、テラス55席。猛暑だとテラスは避けたくなりますが、そこはオーシャンビューの絶景に“涼しい勝浦”ならではの快適さが光ります。

    レストランで提供されるのは、地元で採れた食材をいかした地中海料理。アヒージョやパエリアなど、食材を贅沢に使い、さらに勝浦のオリジナリティを加えたアレンジで「よくある地中海料理」の域を超えた新しい味にも、驚きと発見を感じられるはず。

    エビ、タコ、日替わりの鮮魚を鉄板で豪快に炊き上げたパエリア。この日の鮮魚はスズキ。パエリア2人前 3500円~(税込)

    伊勢海老に負けないほど滋味深い味わいの野菜のコラボレーションに思わず笑顔に。ミニ伊勢海老ボイルと千葉県産温野菜 ディルアイオリ 3000円(税込)

    イカ墨のコクと生ハムのうまみ、塩分が加わり思わずお酒が進んでしまう。自家製イカ墨フォカッチャ生ハムのせ 1100円(税込)

    左奥/トロピカルテキーラサンライズ 1200円、右奥/勝浦スリング 1100円、手前/勝浦産カツオのタタキのトスターダ サルサマチャ 1400円(すべて税込)

    アラカルトメニューのほか、ランチセット(2800円)、ディナーセット(4800円)も2名から注文可能。勝浦の食材を使用した料理長渾身のセレクトメニューが供されるので、豊富なメニューに迷ったらセットの注文もアリ!

    家族やグループで楽しめるサウナ付き温泉スパ

    2階のサウナ付き天然温泉スパは、水着着用必須のため、男女一緒に入ることができます。子どもは3歳以上であれば、保護者の付き添いがあれば入湯可能。

    タオルや水着、バスローブはレンタルあるいは購入することができ、タトゥーの方の入浴は原則NGですが、専用のタトゥーシールで隠れるサイズの場合は、シールを購入して入ることができます。

    1階のロッカールームは、男女別。ドライヤーや脱水機、トイレなどが備えられ、水着への着替えや身だしなみの整えは、こちらですべて行なうことになります。

    2階に上がると、シャワーコーナーがあるので、入浴する前にシャワーコーナーで身を清めて。左にはレンタルタオルが山積みに。

    いよいよスパエリアへ。

    自然の岩を感じさせて落ち着ける休憩エリアは、リアス式海岸である勝浦湾をイメージして、ごつごつとした地層の雰囲気を醸し出す壁が、スタイリッシュさも演出しています。

    海に向かって、外にせり出していくスパのは天然温泉のお湯を運んできたもので、プールのように見えて暖かいのが特徴。冷えることなくインフィニティプールのような、海と一体化するような気分を味わえる、極上のひとときです。今は夏ですが、冬でもほっと温まりながらひと息つけそうですね。

    サウナはというと、一面が大きな窓になり、同じく海を眺めながら入ることができます。大きなストーブに、スタッフが定期的にロウリュを施し、アツアツの蒸気を発生させることで、よりガツンと温まることができます。

    比較的、ゆったりとしたつくりに、なんといっても窓からの絶景による解放感が気持ちよさを後押し。サウナに入るときは、静かに自分の内と対話するイメージでいましたが、この解放感を前にしては、内なる自分が開けていくような気持ちに。サウナというと、温度や湿度、座面の広さなどに囚われがちですが、解放感というのも印象を左右する大きなポイントかもなあ…と感じさせてくれました。

    水風呂はサウナ室から出てすぐの浴槽が用意され、そちらも外を眺めながらのドボン体験。休憩は、岩壁のベンチでもよし、せり出したベンチでセレブ気分もよし、思い思いの場所でゆったりと。

    タオルをレンタル(500円 税込)する場合は、浴室内ドリンクがセットになっているので、備え付けの冷蔵庫から1本選んで水分補給も忘れずにしましょう。

    せりだしたベンチスペースでは、1階のレストランで注文したドリンクを堪能することもでき、さらにセレブ気分を味わうこともでき、いろいろな楽しみ方が用意されているのもポイントです。

    「edén」自体は1日遊ぶような大きな施設ではないので、勝浦海中公園で遊んだあとに、「edén」から遊んだ場所を眺めながら食事をしたり、温泉スパでゆったりとチルな時間を過ごすような楽しみ方がベスト。

    近隣には沖縄の人気ぜんざい店も

    「edén」のすぐ脇には、沖縄の人気ぜんざい店「富士家」が同時にオープン。

    オーシャンビューのスタイリッシュな海の家といったリラクシーな空間で、名物のかき氷がのった「富士家ぜんざい」など、ぜんざいメニューやかき氷、タコライスなどの軽食をいただくことができます。

    金時豆の煮汁をシャリシャリに削ったかき氷に、別添えの金時豆と白玉をトッピングしながら食べるオリジナルスタイルのぜんざいは、思い出に残るひとさじに。

    パッと行かれて“避暑地”のような過ごしやすさで海辺リゾートを楽しめる勝浦。遠出しづらいこの時期の気分転換の地として、お出かけ候補に加えてみてはいかがでしょう?

    edén(正式名称:かつうら海中公園滞在型観光施設)
    住所:千葉県勝浦市吉尾272勝浦海中公園内
    電話番号(レストラン):0470-64-6370
    電話番号(スパ):0470-64-6377
    営業時間(レストラン):11:00-23:00(L.O.22:00)
    営業時間(スパ):10:00-23:00(最終受付22:30)
    料金(スパ)※すべて税込:
    ・一般 1320円/時間+入浴税150円
    ※1時間を経過した場合1320円が加算
    ・子供(3歳以上小学生)880円/時間
    ・タオル&浴室内ドリンクセット 500円
    ・水着レンタル 1200円
    ・タトゥシール購入(M)300円(L)600円
    公式サイト http://salt-group.jp/shop/eden/
    公式Instagram https://www.instagram.com/eden_katsuura/

    取材・文/安念美和子(nenko)

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