キャンプ飯にはこだわりたい!そう考える人も多いようですが、「たまには手を抜きたい」「今日は簡単に済ませたい」という時もあるのでは? 例えば、トレッキングをした後とか、カヤックを楽しんだ後とか、そんなアウトドアを満喫した後の料理作りって実はちょっとしんどい。そんな時に便利なのが、インスタントミール。実はアメリカのアウトドアショップにはいろんなブランドのインスタントミールが売られているのです。
最もメジャーなものは、お湯を注ぐだけで食事ができあがるフリーズドライミールタイプ。そしてもちろん湯銭で食べるレトルトパックや缶詰も種類が豊富。以前、アメリカのお気軽キャンプ飯レポートでも紹介しましたが、とにかく種類もブランドも豊富で、「MOUNTAIN HOUSE」の「ADVENTURE MEALS」辺りのブランドは、スーパーマーケットにも売っているくらい人気です。
でも今回はそのメジャーどころではなく、ちょっとオシャレな、そして日本でも売っている「パタゴニア」ブランドのインスタントミールをご紹介。パッケージもオシャレで、実は素材へのこだわりが詰まったものばかりなので、ぜひ一度試してみてはいかが!?
ファッションブランドから誕生したこだわりのアウトドアフード
アメリカでは2011年頃(日本は2016年)から始まっていたパタゴニアの食品。人々の生活に馴染みやすく受け入れられやすい食品を通じて、もっと環境を考えてもらいたいという考えのもと生まれました。環境破壊に大きな影響がある食品産業を改善したいという考えで、食品の原材料も、地球の安全を考える志が同じ農家、漁師、研究者との共同生産を実施。使われているサーモン、サバ、マメ、穀物などは、すべて産地や生産方法を厳選した物ばかり。味付けにもこだわり、インスタントとは思えないものばかりです。
ボリューム満点! スパイシーなチリはビールのお供にも最適!
まず最初に紹介する私のお気に入りは「レッドビーンズチリ」。乾燥したマメや野菜がたっぷり入ったパッケージの中身を沸騰したお湯に入れ、鍋で煮るだけ。約10分で本格的なチリビーンズが完成します。パッケージをのぞいた時はそれほどボリュームがあるように見えなかったのに、作ってみるとかなりのボリューム! 2~3人でシェアできる量が出来上がりました。味が少し薄めなので、ベーコンなどを加えたり、塩コショウをプラスしてもOK。子供には少しスパイシーかも!? 私はライスやパン、クラッカーにのせて食べましたが、パスタにかけたり、オムレツにのせてもおいしい! 一度に食べきれなかったという人は翌日に少しアレンジしてみるといいかもしれませんね。日本でも購入できます!
開けたらそのまま食べられるピンクサーモンは絶品
もう一つの私のお気に入りは「ワイルド・ピンク・サーモン」。ワシントン州ルミ島で採れた天然のピンクサーモンをていねいにスモークし、黒コショウとレモンの味付け、珍味に仕上げた逸品です。燻製にしてすぐに密閉してるから鮮度バツグン。開けてすぐに食べられるところがまた◎。1箱辺り、2袋(計113g/1箱にサーモンが3~4切れ)で、内容量は若干少なめ。それでもとにかく柔らかく、味付けがおいしいので買う価値ありです。
「ワイルド・ピンク・サーモン」は、以前日本でも購入できたようですが、現在は残念ながら販売中止中。でもシンプルな味付けの「ワイルド・ソッカイ・サーモン オリジナル」($14/日本参考価格¥1,706※在庫なしの時も)は日本でも購入できるようです。そのほか、濃厚な味付けの「ワイルド・ソッカイ・サーモン レモンペッパー」($14/※日本では販売中止中)があります。
サーモン以外にも、日本ではムール貝やサバのオリーブオイル漬けなども販売しています。賞味期限は短くても数か月なので、保存食としてもおすすめ。
他にも「パタゴニア」食品には、土壌改善に繋がる「カーンザ」という多年生の穀物からできたLong root beerなどビールも人気。また食材はお得なセットボックスもあるので、ギフトにもおすすめですよ。
アメリカでは、キャンプ飯も、肉や野菜を焼くだけ、買ってきた料理を温めるだけ、という人が多いのが現実です。だからこそ、こういった簡単に作れるインスタントミールが充実しているのかもしれませんね。コンパクトで日持ちするインスタントミール、日本に売られていないものも多いので、アメリカに来た際はぜひお試しあれ!