キャンプや登山にも便利な高野豆腐で作るスンドゥブ
保存がしやすくて持ち運びラクラク、さらに栄養たっぷりと高野豆腐はキャンプや登山にもピッタリの食材。
今回はそんな高野豆腐と、こちらも便利なあさり水煮缶を使って、うま味たっぷりピリ辛のスンドゥブを作ります。
高野豆腐のスンドゥブのレシピ
材料(1人分)
- 高野豆腐 1個(約17g)
- あさり水煮缶 85g
- キムチ 50g
- しめじ 50g
- 卵 1個
- ごま油 小さじ2
- おろしにんにく 小さじ⅓
- 刻みネギ 適量
★調味料
- 水 200ml
- めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ2
- ダシダ 小さじ1
めんつゆと韓国で愛されている牛肉だし「ダシダ」を利用して、調味料少なめでもうま味たっぷりに。では、さっそく作り方をご紹介します!
作り方
まずは、しめじの石づきを取ってほぐしましょう。しめじは買ってきた状態で中央から手で引っこ抜くようにすると、根元部分のみを残してキレイにほぐせます。
この方法なら栄養も無駄なく食べられるのはももちろん、食品ロスも減らせます。
高野豆腐は元々が大豆なので、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスがよく、お腹持ちもいいためキャンプや登山にもおすすめの食材。
そんな高野豆腐、分割する際に包丁で最後まで切ろうとすると途中でボロっと崩れてしまうことも。表面に浅く切り込みを入れて、手でパキッと割るようにすればそれを防ぐことができます。
最初からカットされているタイプもあるので、好みや作りたい料理によって選ぶのもおすすめです。
さて、ここからメスティンの登場。まずはごま油、おろしにんにくを加えて弱火で熱します。
おろしにんにくの香りが立ってきたらしめじを投入。しんなりするまで炒めましょう。炒めることでうま味も風味もアップします。
ここに水、めんつゆ、ダシダを加え、火を強めて煮立たせます。グツグツしてきたら……
あさり水煮缶を汁ごと加え、さらに先ほど割った高野豆腐も加えて弱火で10分ほど煮込みましょう。
具材が煮えたらキムチを追加し、さらに弱火で2~3分煮込みましょう。じつはキムチの植物性乳酸菌は熱に弱く、加熱すると死んでしまいます。
死んだ乳酸菌も腸内細菌のエサになるのでムダではないのですが、今回は折角なので後入れにして、栄養をキープしたままいただきましょう。
あとは卵を割り入れ、刻みネギをちらして完成!あさり、ダシダ、しめじと3種類のうま味をしっかり吸い込んだ高野豆腐は、噛むとジュワッとスープが溢れ出てきて、食べごたえバツグン。
キムチのピリ辛風味と程よいザクザク感が心地よく、トロリとした卵と絡めて食べると絶品。スプーンが止まらない一品に仕上がりました。
高野豆腐のスンドゥブをおいしく作るためのポイント
おいしく作るためのポイントは、やはり「ダシダ」。鶏ガラスープの素などでも代用できますが、仕上がりの韓国料理っぽさが全く違います。
ダシダは今回のような煮物レシピはもちろん、チャーハンなどの炒め物にもピッタリ。携帯に便利なスティックタイプも販売されているので、キャンプや登山に持っていく場合はぜひ利用してみてください。
また、今回は後入れにしているキムチですが、発酵が進んで酸っぱくなってしまった物は先に入れて加熱すると酸味がまろやかになって食べやすくなります。あまったキムチがあれば、ぜひ試してみてください。
スンドゥブのスープは、ごはんやうどんを追加してもおいしいです。ピリ辛でお腹持ちもバツグンな一品、ぜひ作ってみてください!