意外と簡単!ペーパーブーメランの作り方
子供たちが一度は憧れるブーメラン。
実は簡単に手作りできるって知ってましたか?しかも、使う材料も身近なものばかり。
今回は、子供とアウトドアで遊ぶのにぴったりな「ペーパーブーメラン」の作り方と遊び方のポイントをご紹介します。
材料と道具
- 厚紙(今回は板目紙を使用しました)
- 定規
- ホッチキス
- ビニールテープ(ガムテープでもOK)
- カッター&カッター板
- ハサミ
厚紙は工作用紙でも作れますが、ある程度固い素材の方が、羽の調整がしやすくおすすめです。
今回はホームセンターにて5枚入り210円で購入した板目紙(いためがみ)を使用しました。
1.羽を作る
ブーメランの羽になる部分を切り出します。大きさはおおよそで大丈夫です。3枚とも同じ大きさになるようカットしてください。
2.羽を合体する
3枚の羽根を結合するため、一つの短辺の中央部分に、ハサミで1cm程度の切り込みを入れます。
切り込み部分を互いに差し込み、3枚の羽根を重ね合わせます。各羽が同じ角度(120度)で交わるように調整したら、重ねた部分をホッチキスで留め、固定します。
3.羽を調整する
ブーメランには表と裏があります。お好きな面を表と決めてください。表を上にして持ち、右手投げをするならば、反時計回りの方向に、羽全体を軽くひねります。
ここでポイントとなるのは、あくまでも“軽く”ひねることです!
強くひねってしまうと抵抗が強すぎて、ブーメランが戻って来なくなるので注意してください。
さらに羽先が中央に比べて少しだけ上に浮くように、軽く反らしてください。
4.羽先に重りを付ける
より遠くへ飛ばすため、羽根の先に重りとしてビニールテープを巻き付けます。
これでペーパーブーメランの完成です!
ペーパーブーメランの飛ばし方
ブーメランは、表面が顔側に来るように、縦に持ちます。
また、ブーメランは遠くへ投げることよりも、“しっかり回転させる”ことが大切です。手首のスナップが効きやすいよう、通常よりも後ろに倒して持つとよいでしょう。
そして投げる際は、上ではなく、まっすぐ前に向かって投げましょう。
実際に飛ばしてみた!
今回作ったペーパーブーメランを息子と一緒に飛ばしてみました。……が、最初全然上手く飛ばせませんでした!
作るのは簡単だった割に、飛ばし方が難しい!でも、これがペーパーブーメランの面白さでもあります。
上手く飛ばない時は羽を調整
ブーメランは、羽のひねり方・反らし方で大きく飛び方が変わります。
ひねりが大きすぎると、空気抵抗が大きすぎて途中で失速してしまい、戻って来てくれません。
上手く飛ばないなと思ったら、ひねりや反りを戻して調整し、再度チャレンジしてみましょう。
風の向き・強さも大切
軽いペーパーブーメランには、風の影響を受けやすいという弱点があります。
右手で投げる際は、風上より少し右向きにして投げると飛びやすいようです。
また、風が強いと簡単に飛ばされてしまいます。風のあまり強くない日に挑戦してみてくださいね。
調整を繰り返した結果、ようやく上手に飛ばすことができました。キャッチできた時は歓喜に湧きました!
紙で作ったブーメランではありますが、意外と大きく飛びます。グーっと大きな円弧を描きながら、今回は4~5m程遠くまで飛び、戻ってきましたよ!
大人の好奇心も刺激するペーパーブーメラン
作るのは簡単ですが、羽の調整や投げ方などで飛び方が大きく変わるブーメラン。やってみると子供ではなく、大人の方が夢中になってしまうかもしれません。
「もっとこうしたらいいのかな?」「今の感じは良いんじゃない?」など、子供と一緒になって競い合いながら挑戦すると、より楽しめるのではと思います。
今回は3枚羽でしたが、他にも4枚羽や形の違ったブーメランもあります。キャンプや外遊びの際に、オリジナルのブーメランづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか?