衣に油揚げを使ってキャンプで揚げ物に挑戦しよう
サクッとした衣と、あふれ出るジューシーな肉汁がたまらない、手作りメンチカツ。
しかし、タネを作って、衣をつけて、揚げて..….という工程は、キャンプでは少々大変ですよね?
今回は、そんな面倒なメンチカツをキャンプで簡単に作る方法をご紹介します。
衣の代わりに使うのは、なんと「油揚げ」。通常のメンチカツと同様に、サクサクの衣に仕上がりますよ。
それでは、さっそくレシピをご紹介しましょう。
きつねメンチカツの作り方
材料(2人分)
- 油揚げ…2枚
- 合い挽き肉…150g
- たまねぎ…1/2個
- 塩…小さじ1/3
- こしょう…少々
- 小麦粉…大さじ1
- 料理酒…大さじ1
- サラダ油…大さじ2
- お好みのソース…大さじ2
油揚げは、今回は縦15cm×横7cmくらいのものを使いました。
タネが全て入れば、別の大きさの油揚げでも問題ありません。ただし、少し大きめの油揚げの方が、タネを入れるときに楽です。
1.たまねぎと油揚げを切る
たまねぎをみじん切りにします。粗さはお好みですが、やや粗く刻んだ方が、手作り特有のおいしさになりますよ。
また、粗く刻むと、たまねぎ自体の甘さも感じられます。
メンチカツのタネをつめられるように、油揚げを袋状にします。油揚げの短い方の一辺を切り落としましょう。できた空洞に、後ほど作るタネを詰めていきます。
今回のきつねメンチカツは、ここがポイントです!
油揚げを、先ほど切った部分からひっくり返してください。こうすると、油揚げの裏側が表面に出てきますね。この少しボソボソした表面が、焼くといい具合に衣のような見た目になります。
ひっくり返さなくても作れますが、より衣らしさを演出するために、ぜひ試してほしいひと手間です。
2.メンチカツのタネをつくる
タネを作ります。食品用のビニール袋に、合い挽き肉、たまねぎ、塩、こしょう、小麦粉、料理酒を順番に入れましょう。
材料を全て入れたら、袋を閉じて、全体が混ざるまでよくもみます。しっかりと混ざったら、袋の口をしばってください。これで、タネの準備ができました。
たまねぎさえ切ってしまえば、タネづくりはすぐに終わりますよ!
もし、「キャンプ場では極力ゴミを出したくない」という方は、ボウルを使って材料をこねても全く問題ありません。やりやすい方法で調理してくださいね。
3.油揚げにタネをつめる
袋状にした油揚げに、タネを詰めていきます。タネが入った袋の端を切り落として、絞り口を作りましょう。
油揚げの口から、タネを注入していきます。入れるタネの量は、油揚げの7割くらいが目安です。タネを入れすぎると油揚げが破れてしまうため、量は様子を見ながら調整してください。
油揚げの口を軽く手で押さえながらタネを絞るとやりやすいですよ。
油揚げの口を、中のタネに貼り付けるようにして折りたたみます。形がいびつだったら、ここで軽く整えると焼き上がりが綺麗になりますよ。
あとは、焼くだけです!
4.多めの油で焼く
フライパンなどを用意し、サラダ油を中火で熱します。油が十分に温まったらメンチカツを入れて、焦げ目がつくまで両面を焼きましょう。中のタネまで火が通るように、じっくりと焼くのがポイントです。
油揚げは焦げ付きやすいため、フライパンにクッキングシートなどを敷くと、洗い物が楽になりますよ。
焼き上がったら食べやすい大きさにカットして、お好みのソースをかけて完成です。
サクサクの衣に仕上がる!
完成したメンチカツを家族に振る舞ったら、サクサクさが大好評!家族が食べるまで、衣を油揚げで作ったのを秘密にしていたので、ネタバラシした瞬間、驚いていました。
こうした反応を見られるのも、きつねメンチカツならではです。
コロッケやハムカツにも応用できる
油揚げの衣はクセがなく、どのような具材とも相性抜群。メンチカツのほかにも、コロッケにしたりハムカツにしたりと、いろいろな具材でアレンジしてみてください。
これで、いつでもキャンプで揚げ物ができます!
キャンプで食べる揚げ物とビール、最高!
キャンプでは避けがちな揚げ物も、油揚げを衣にすれば驚くほど簡単に作れます。外で食べるメンチカツとビールの組み合わせは最高ですよ。ぜひ、次のキャンプで試してはいかがでしょうか。