地産地消、サードウェーブコーヒー、クラフトビール、オーガニックフードなど、「食」に興味がある人ならば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
サンフランシスコ・バークレーに住む料理家・アリス・ウォータースさんが手がけるレストラン「シェ パニース」のことを。
「シェ パニース」は、1971年にバークレーでオープンし、46年経った今も人気を継続し続けるオーガニックレストランです。
このレストランでは、旬の食材を活かし、日替わりでひとつのコースを提供してくれます。「地産地消」、「ファーマーズ・マーケット」という今では当たり前に聞こえるスタイルも、この「シェ パニース」が発展させたものなのです。
サンフランシスコに行ったからには、どうしても行きたい。でも、お店を予約するのは、なかなか難しいなぁと思っていたら、2階のカフェでランチなら、アラカルトで注文できて予約もせずに入れるとの情報が。早速オープン時間を調べて、並ぶことも覚悟のうえ11時30分前にお店に到着。すでに席は満席で「予約をしていないなら、少し待ってくれ」と言われました。
けっこう待つのかと思いきや、意外とすんなり入れてラッキー! 高まる緊張を抑えられません!
こちらが訪れた日のランチメニュー(日本語のメニューはありません)。わからないことは、スッタフに聞けば、教えてくれました。
まずは前菜から。簡単に訳すと、「冬野菜と卵にブラックトリュフをかけたサラダ」。ドレッシングは「バーニャカウダ」です。
冬野菜なので、根菜が多かったのですが、どれも甘い! 野菜の「味」がちゃんとするんです。ドレッシングも野菜の風味を壊すことなく、ちょうどいいバランス。やばいです。初っ端から、心をわしづかみされています。
前菜と一緒に出てきた、パンも絶品で…(涙)。酵母の酸味もちょどよく、もちもちでふわふわ。酸味のあるパンにはバターたっぷりがおいしいです。これだけでワインを何杯もいけちゃいそう。
私は「ホタテのソテーにマッシュポテト添え」をメインにチョイス。ソテーしてもなお、ぷりぷりのホタテに、濃厚なマッシュポテト。このマッシュポテト、正直飲めます。
友人は、「白身魚のフライと、アーティーチョークなどのサラダ」。私もいただきましたが、このシェ・パニース特製のマヨネーズ(というかタルタルソース)がおいしいんですよ! ケッパーが入っていて、少し酸味も。
デザートは、ジンジャーケーキを。甘いものがそこまで得意じゃない私にも優しいお味。
ランチのオープンは、11時30~で、夜まで通し営業のようでした。予約なしでも入れましたが、ランチも予約ができるみたいですよ。
カフェは、カジュアルなファッションでも入れるので、サンフランシスコに行った際には、是非チャレンジしてみてください!
シェ パニース
https://www.chezpanisse.com/1/
文=中山夏美