今年も、この季節がやってきました! 2017年のフジロックは7月28日(金)~30日(日)の3日間です。初めて行く人も、毎年行っている人も、そろそろ準備を始めることではないでしょうか?
そこで、フジロック参加7回のBE-PAL編集部中山が、フジロックマストアイテムをご紹介します!
フジロックには雨がつきもの! レインウェアは必携!
雨が降ったとて、フジロックは中止にはなりません。フジロックでは、傘が禁止なので、必ずレインウェアを会場まで持っていきましょう。苗場のような高地では、「晴れているな」と思っていても、急に天候が変わることがあります。上下が大変なら、せめてジャケットだけでも。寒くなったら、防寒着にもなります。
おすすめは
ザ・ノース・フェイス/レインテックスエアロ
フェスには「ポンチョ」もよいですよ~!
雨が降ってきたら、がばっとかぶるだけのポンチョは、フェスにはとても相性がいい雨具。皇室御用達の傘の生地も作っている甲州織りのファクトリー「槇田商店」の甲州織りポリエステル生地のポンチョなら、たぶん絶対に人とかぶることはない。なんたって、メイドインジャパンの一点物。丁寧に織りあげられたジャカード織りの生地は、一生大切にしたくなる風合いですよ!
槇田商店×frankygrow /fusionポンチョ(大人用)
こちらもおすすめ!
コロンビア/スペイパインズウィメンズポンチョ
サンダルもいいけれど、トレッキングシューズが楽ちん
雨が降ったときにも対応できるように、長靴を履いている人も多いですが、降っていないときは暑い! しかも、会場を歩き回るのにソールの薄い長靴では疲れるんですよね。それならば防水性を備えていてソールがしっかりしているのに軽量なトレッキングシューズのほうが楽ちんです。フジロックの会場は、ほとんど普通のアスファルトの場所はありません。砂利あり、砂地あり、坂があり、雨が降れば泥道もできます。そんな悪路でも、足をサポートしてくれるソールと、濡れから守ってくれる防水性があれば、疲れも軽減できますよ。
おすすめは
コロンビア/メテオ ロウ オムニテック
サンダル派は、ソールの厚いタイプに!
毎年、1日3万歩近く歩くフジロックではとにかく足が棒になります。会場から宿泊施設まで歩くだけでも、かなりの距離。ペラペラのビーチサンダルなどでは、3日間乗り越えられません! サンダル派の人には、ソールが厚いタイプがおすすめです。靴下と組み合わせて履けるほうが、足の保護にもつながるのでいいでしょう。
オボズ/シルヴァン
コロンビア/キープストラップ
モンベル/ソックオンサンダル
汗をすばやく乾かしてくれるTシャツなら、夜まで快適
歩く、踊る、さらに炎天下、となれば、大量の汗をかきます。だけど、着替えを持ち歩くのは面倒ですよね。だからTシャツは、速乾性のあるものがおすすめなのです。防臭効果があれば、なおよし。サラッとした着心地のまま、夜まで過ごせます。とくに夜はグッと気温が低くなるので、濡れたTシャツのままだと、どんどん寒くなっていくので注意。最近は、デザイン性にも優れた速乾性Tシャツも登場しているので、おしゃれに着こせますよ。もしくは、アンダーウェアを速乾性のものにして、重ね着するのもアリ。BE-PAL8月号(7月10日発売)では、重ね着に最適なノースリーブのアンダーウェアを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!(P126~)
おすすめは
ザ・ノース・フェイス/スコーバレーサマーミュージックフェスティー
アイスブレーカー/ショートスリーブツイストポケットクルー
ボトムスも、できれば速乾性重視。
雨や汗で濡れることを想定して、速乾性のあるパンツにします。ロングでも、ハーフでもどちらでもOK。夜は冷えるので、ハーフパンツの場合はタイツを重ね着しましょう。足も意外と日焼けするので、気になる人は最初からタイツを。濡れると重たくなり、さらに乾きづらい、デニムなどは言語道断ですよ!
おすすめは
パタゴニア/メンズ・バギーズ・ショーツ
夜は、秋がきたと思え。防寒着が命綱
日中どれだけ暑くても、夕方過ぎると、想像以上に気温が低下します。半袖短パンでは、震えるほど寒いです。7月に!? と思うかもしれませんが、高地ではコレが当たり前。フリースやダウンジャケットは手放せないアイテムなのです。私はだいたい、長袖のシャツにダウンジャケットを着ています。ボトムスは、短パンの下にタイツを。忘れがちですが、裸足にサンダルも寒いので、ご注意を。夜通し遊ぼうと思っている人は、とくに防寒対策はしっかりとしましょう。
おすすめは
中綿が化繊なら…
パタゴニア/メンズ・ナノ・パフ・ジャケット
ダウンジャケットなら…
モンベル/プラズマ1000 ダウンジャケット
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1101493
フリースなら…
フーディニ/メンズ アウトライト フーディ
タイツなら…
アイスブレーカー/オアシスレギンス
踊るためには、「サコッシュ」がいい!
宿泊施設から、会場は離れているので、必要最低限の荷物を持って会場に向かいます。長い道のりを歩く、ライブで踊ることを考えると、絶対的に両手のあくバッグが便利。貴重品を落とした、なんてことがないようにジッパー付きにしましょう。最近流行りのサコッシュやデイパックなど、持っていく荷物に合わせて選択を。
おすすめは
ワンダーラストイクイップメント/カンパラパック
http://wanderlust-equipment.com/products/khampa-la-pack/
座る場所は、折りたたみイスで自分で確保!
「座りたい」と思っても、フジロックの会場内には限られた場所にしかイスが設置されていません(昨年から、オレンジコート改め、オレンジカフェに会場で唯一の屋根付き休憩スペースができた)。地面が乾いていれば、そのまま座ってもいいけれど、雨が降ってドロドロの場合もあり得る。ライブが始まるのを待っている間、ごはんを食べるときにヒョイっと出せるイスがあれば、とっても重宝します! 絶対あったほうがいい。何かをひとつ削ってでも、折りたたみイスは持っていくべし!
おすすめは
エーライト/メイフライチェア2
エバニュー/ポータブルチェア
夜道は自分で照らす。ライトはひとつ持とう
夜になるとライトで明るい道もありますが、基本的には暗い場所を歩きます。テントへの行き帰りやトイレは暗闇をひとりで歩く機会も多いです。手持ちでもいいのですが、道が悪い場所では両手が使えたほうが安全。ヘッドランプはひとつ、携帯しておけば安心です。
おすすめは
ブラックダイヤモンド/ギズモ
焼けてもOK派の人も目だけはサングラスで守ろう
苗場は、標高が高いので紫外線が麓よりも多めです。晴天になれば、1日で真っ黒になるぐらい日焼けをします。日焼け止めとともに、サングラスは必ずかけたいところ。サングラス焼けすることもあるので、日焼け止めを塗るのも忘れずに。
おすすめは
SUNSUKI
充電する場所もないので、とくにテント泊の人はモバイルバッテリーがマスト! 瓶は持ち込み禁止です。飲み物はペットボトルか水筒にしましょう。
フジロックのような野外フェスは、都市型とはまったく違います。おしゃれを気にしつつも、機能性を重視したウェアを選ばないと、3日間、本当に乗り越えられません!
ちゃんと備えることで、フジロックが何十倍も楽しいものになるはずですよ~。
◎文=中山夏美 撮影=小倉雄一郎