2015年11月、外苑前に誕生した「RATIO&C(レシオ・アンドシー)」は、「ブリヂストンサイクル」が提案する、自転車とあらゆる人がつながるコミュニティ&スペース。一体どんなお店なのか、シャレオツ感漂うお店へおじゃましました!
お店があるのは自転車好きが集まる外苑西通り
「RATIO&C」があるのは、東京メトロ外苑前駅から徒歩6分。自転車関係のショップが建ち並び、自転車好きが集まることで知られる外苑西通り。
スタイリッシュなガラス張りの外観は、まるでアメリカのポートランドかどこか海外の街角に迷い込んだような錯覚を起こすカッコ良さ。
店内に入ってすぐ右手には、自転車の乗り入れができる斬新な駐輪スペースが!自転車とともにお店の中まで入ることができるなんて、自転車好きにはたまらないッス。
人気コーヒーショップ「ONIBUS COFFEE」を併設
入口左手には、奥沢の人気コーヒーショップ「ONIBUS COFFEE(オニバスコーヒー)」が運営する「レシオ・コーヒーアンドサイクル」が併設され、コーヒー独特のアロマな香りがふわ~っと漂う。
「ONIBUS COFFEE」と言えば、「人と人とをつなぐ」がコンセプト。ご近所さんとのつながりも大切にしていて、お店の外を行き交う人たちにも、手を振ったりと、距離の近さがステキです。
「DRIP COFFEE」(500円)。
現地まで訪れるほどの熱意で産地を選び、自家焙煎のコーヒー豆を使い、丁寧に淹れてもらえる。お店定番のオリジナルブレンド「ONIBUS」は、甘さの中に豆の果実っぽさと、ほど良い酸味を感じる味わい。
カウンター席の他、広々としたテーブル席、階段下の隠れ家っぽい席などがある。wifi&電源があるので、会社員やフリーランスで働く人がパソコン持参で利用したり、ご近所のマダムたちがおしゃべりの場としてカフェ使いしたり、街にどっぷり溶け込んで使われている感じ。
自転車と、日常をちょっぴり豊かにしてくれるアイテム
「ブリヂストンサイクル」が開いたからには、自転車がずらっと並んでいるのかと思いきやまったく違う!自転車と日常を上質にするアイテムが一緒くたになって、センス良く置かれている。
左上の緑とグレイのバッグが「notabag」(5,184円)。
自転車好きには欠かせないリュックが、少数精鋭で充実していて、個人的に気になったのは「notabag(ノットアバッグ)」の2wayバッグ。ドイツ人のアドナンさんが、自転車でファーマーズマーケットに出かけた時に、エコバッグとして使えて、しかも帰りは背負って帰ることができるものがほしいと考案したそう。カラフルで可愛く、しかも、折り畳み可能で、耐荷重約5kgまでといいところづくし!
ほかにも、カナダのトロントで生まれた、自転車カルチャーをベースにした、ハンドメイドのバッグブランド「YNOT(ワイノット)」、“自転車のある生活”を楽しむ人々をサポートする製品を作ることを使命に活動する、東京のブランド「beruf baggage(ベルーフバゲージ)」のリュックなど、注目のブランドが勢ぞろい。
店内のあちこちに置かれている本は、今、引っ張りだこのブックディレクター山口博之さんがセレクト。自転車のことをダイレクトに伝える本から、自転車から見える風景の写真、自転車で旅に出たくなるエッセイなど“妄想サイクリング”が楽しめる、心躍る本ばかり。
手前は「APOTHEKE FRGARANCE」の「ROOM MIST SPRAY」(3,024円)。
おやっ?と気になったのは、女子好みのフレグランスなどの美容を扱うコーナー。
千葉県千葉市内の工房で、調合からパッケージまですべて手がけているという「APOTHEKE FRGARANCE (アポテーケフレグランス)」のルームフレグランス。バジル、セージ、ミントのミックスや、グリーンティーの香りなどがあり、テスターで匂いを確かめてみると、自然の植物を使った優しい香りで癒される~。
自転車でお出かけ前に、タオルにプッシュして、持っていけば、汗をかいたときにリフレッシュできそう。爽やか。
そして、気になる自転車本体は……後半でお伝えします!
RATIO&C
レシオアンドシー
住所:東京都渋谷区神宮前 3-1-26
電話:03-6438-1971
営業時間:8:30~19:00(SHOP10:00~)、土日祝10:00~19:00
定休日:水曜
http://ratio-c.jp/
◎文・撮影=上浦未来