【b*pライブ探検部#7】
我らが王舟さんとb*p編集部、ついにコラボレーションさせていただきました!
その名も『b*p湘南音楽会』。
王舟さんから「旅行を兼ねてイタリアにライブツアーに行ったよ」という話をうかがっており、それはぜひとも、お話を! 可能なら、ライブとセットでイベントをしたいのですが…とおねがいしたところ、快くOKをいただきました(感動!)。
ということで今回は、湘南までは行けなかったよ~というみなさんへ。また、あの最高のライブに来てくださった方々が思い出を振り返れるように「b*p湘南音楽会」のレポートです!
実は、湘南T-SITEには、初めて行ったのですが、本屋とは思えないほどおしゃれで、雰囲気が抜群にいいですね!
始まる前に、店内をフラフラしていたら大好きなパン屋「パンとエスプレッソと」があったので、思わず購入。本屋でパンが買えるなんて、なんかすごい充実した気分になりました。
そんないい感じの雰囲気のなかで始まった、王舟さんのライブ。
まず1曲目は「boat」。
“湘南”にかけてくださったのでしょうか(勝手な想像)。曲名通り、なんとなく水辺のイメージが広がります。
そして最初のカバーに選ばれた曲はピーター・ポール&マリーの「500miles」。
「『b*p』が旅の特集、そして今日のテーマも『旅』ということで選びました」と王舟さん。
もちろん原曲の声もいいのですが、王舟さんの声にもよく合う。
アメリカの田舎街を車で走っている、そんな情景が浮かんできました。
RATNの「わらうだけ」、OASISの「Songbird」に続けて電気グルーヴの「虹」。
カバー曲のメドレーをDJのようを繋いでいく王舟さんのギターテクニックで、あっという間に違う世界に連れて行ってくれる。先ほどまでの余韻を残しながら、違う音に乗せられていく。職人のような音づくりに、だんだん、会場も熱を持ってきているのがわかりました。
7曲目の「tatebue」の力強い声とギターが奏でられたころには、座りながらでも体で音を感じ取らずにはいられません!
本当は立ち上がって、踊りたかったー!
つづいては、先日の井手健介さんとのツーマンライブでも演奏していたtenniscoats(テニスコーツ)の「光輪」。
tenniscoatsのボーカルは、女性だし、歌詞も多分、女性の気持ちを歌っているのだけど、なぜか王舟さんの声に引き寄せられてしまうんですよね。
「そうよ、そうなのよ」って、お酒を片手に語りたくなる。
静かな歌い方なのに、言葉に力を感じて、そこに込められた想いがダイレクトに伝わってくる気がします。
「あいがあって」の後に「Thailand」。
ギターを弾くように流れる音を聞くことを私の耳までもが喜んでいるのがわかります。
あれだけの歌心を見せつけてくれる人は、ほかにいるのでしょうか。
王舟さんの歌声の中を泳ぐような感覚をどのように言葉にすればいいのか。
ライターなんて職業についておいて、そのすばらしさを伝えるいい言葉が見つかりません! 情けなし!
これはもう、ぜひともライブで感じてほしい。
CDで満足しているなんて、ナンセンス。
何度もライブで聞いたって、新鮮。帰り道で、イヤフォンから流れる音もまた最高。
この王舟マジックを体感しないでは、いられないと思うのです。
10曲を演奏して、ライブは終了。
次回は、王舟さんの旅の話が聞けたトークショーのレポートです!
お楽しみに。
【b*pライブ探検部#7】
・b*p湘南音楽会
・とき:2016年10月23日(日)
・ところ:湘南T-SITE
・出演:王舟
»『b*p湘南音楽会ー王舟ライブ&トーク―』(後編)はこちら!
◎この日の探検部キャプテン&文=中山夏美 撮影=高橋郁子