こんにちは。『b*p』ライターの佐藤です。
突然ですが「バイクパッキング」なる言葉を聞いたことはありますか?
いまもっともホットな自転車ツーリングのスタイルのことで、
発売中の『b*p』最新号の特集「今しかできない旅」でも
このバイクパッキングで青ヶ島を旅しております。
ごく簡単に説明すると、荷物をなるべくコンパクトかつ軽量にまとめ、
キャンプツーリングをもっと身軽に楽しもうというもの。
いわば「バックパッキング」の自転車版ですね。
これまで自転車のキャンプツーリングというと、
前後にキャリアを装着し、そこに大容量のパニアバッグ
(タイヤの左右に吊るすバッグ)
を装着するというスタイルが一般的でした。
それにたいして、バイクパッキングでは、
自転車のフレームの三角形部分に取り付けられる
バッグを使用します。
積載量ではパニアバッグを使うスタイルには適わないものの、
どんな自転車でも簡単に取り付けできるうえ、
キャリアがないぶんだけ重量も軽くなります。
昨今はアウトドアギアの軽量化、コンパクト化が進んでいるので、
- ハンドルバーバッグ
- フレームバッグ
- サドルバッグ
この3点あればキャンプツーリングは充分に楽しめます。
また、左右に重心が分散してしまうパニアバッグとは異なり、
荷物を積んだときの重量バランスが良いので、
坂道やオフロード、カーブでも操作がしやすい。
それゆえに、ロングライドやグラベルライド(未舗装路走行)
を組み合わせた、よりアクティブな自転車旅にも対応できます。
今回の東京・青ヶ島の旅では、
「ジャイアント」製のフレームバッグ、
ハンドルバーバッグを使用しました。
ジャイアントのバッグは、他社にものに比べ
コストパフォーマンスがずば抜けてます。
(今回は使用しなかった)大型サドルバッグを含めても
約2万円の投資でお手持ちの自転車を
本格的なロングツーリング仕様にできちゃうのです。
まるで身体の一部のようにヒラヒラと
軽快に走れる気持ち良さこそ自転車の醍醐味。
バイクパッキングはそういう自転車本来の面白さを
スポイルすることなく、
キャンプツーリングを楽しめる画期的なスタイルです。
ぜひお試しあれ!
文=佐藤旅宇 撮影=松井 進、佐藤旅宇