「カウリ」は、ニュージーランド随一のパックメーカー「macpac」(マックパック)の大定番。
逆U字型のファスナーで大きく開けるためモノを出し入れしやすく、
ハイキングのほか、通勤や出張でも使いやすい。
ニュージーランドのトレイルでは、古いバックパックを使っている若いハイカーによく出会う。
聞けばたいてい、「これはお父さんのお下がりなんだよ」と。
そんなバックパックといえば、まず間違いなく「macpac」だ。
ここの最大の特徴は、1980年に開発された素材「アズテック」。
コットンとポリエステルのハイブリッド素材で、触るとかすかに起毛感がある。
この素材、雨が降ると、生地のコットン部分が濡れて膨張し、隙間をふさいでくれるのだ。
「水を弾く」のではなく、コットンに「吸い込ませる」ことで防水性を高めているのだ。
経年劣化しやすいポリ系のラミネートを使用していないため、10年、20年と長く使えるのもうれしい。
ちなみに人類でエベレストをはじめて踏んだヒラリー卿もニュージーランド人。
冒険の国からやってきたシンプルなバックパックは、独特のマットな光沢感が魅力で、街にも山にもよく似合う。
【マックパック】とは?
バックパックをはじめ、テント、ウェアなども展開するニュージーランドを代表する国民的総合アウトドアブランド。創業1973年以来、日本のようにハッキリした四季があるニュージーランドの自然にマッチした質実剛健なアイテムを数多く生み出す。その代表がこの「アズテック」素材(コットン/ポリエステル混紡素材)を用いたバックパック。デイパックから山岳縦走用まで幅広くラインナップ。「アズテック」とはメキシコのアステカ族の英語名。シンプルな技術で大文明を築き上げたに古代民族にも通ずる、質実剛健なテクノロジーなのである。
【スペック】
幅35×奥行き18×高さ54cm、0.94kg。容量約30L。アズテックHPキャンバス、他。
ハイドレーションバッグ対応。フィリピン製。