1892年、ヴィルヘルム・リンドクヴィストは
仲間のスヴェンソンとともに「PRIMUS」ストーブの量産を始めた。
以降、北極探検家のフリチョフ・ナンセン、南極点に初めて到達したロアルド・アムンゼン、
さらにエベレストを初登頂したヒラリーとテンジンなどが使用するなど、
極限の状態でも愛用されてきた。
そうした燃焼のプロとしてのプライドが、
常に新しいアウトドアストーブの燃焼技術を進化させてきた。
そのひとつともいえるのが、この「153ウルトラバーナー」に搭載されたX字ゴトクだ。
その名の通り、バーナーヘッドがX字の4区画に区切られていて、
ひとつの区画の火が消えても、他の区画は火がついた状態を保ってくれる設計。
最大出力は3600kcal/hと圧倒的だ。
極地でも使える“オーバースペック”かもしれないが、それって男心くすぐるフレーズだよね。
イワタニプリムス|P-153 ウルトラバーナー
【スペック】
ゴトク径は大148mm、小90mm。収納サイズは7.5×8.8×3.0cm。116g。
燃焼時間は約55分(IP-250タイプガス使用時)。ガスは別売り。スタッフバッグが付属。日本製。