マガジンラックは、“そこにあるマガジン自体が洒落てなくては成り立たない“。
そんな勘違いをしてしまいがちだが、どんな雑誌でも包み込むインパクトがあれば問題ない。
デザイン、素材、製法のすべてを兼ね備えたこのマガジンラックは、
3社のコラボレーションによって生まれた一品。
アメリカのヴィンテージラグやブランケット、
デッドストックのテキスタイル、キャッチーな古着などの生地をリユースして、
家具やインテリアなどの新たな商品を生み出す、
日本国内生産にこだわる東京発のリクリエイトブランド『メイド バイ セブン リユース』。
今回は、言わずとしれたアメリカンウールの雄、『ペンドルトン』を採用することで、
そのお得意芸を発揮した。ウールのブランケットを筆頭に、
さまざまな商品を展開しているペンドルトンだが、僕たちの目に飛び込んでくるのは、その柄だ。
初めて見たときにはユニークだと思うはずなのだが、そ
れが“当たり前のネイティブアメリカン柄”だと思ってしまうのは、
ペンドルトンによるところが大きい。
美しい曲線を生み出したのは、老舗プライウッド(成形合板)メーカーの『サイトーウッド』。
もともとこのマガジンラックの原型は、1960年代に発売していたもの。
サイトーウッドが追求する「機能を満たすための最小限のデザイン、
しかしそのデザインには美しさが備わっていなければならない」
という姿勢が体現されている商品だ。
【カラー】
ビッグサンダー/スカーレット, オーバーオール/ベージュ, ウォーキングロック/ブラック, オーバーオール/ブラック
【スペック】
幅41×奥行き16×高さ26.5cm。フレームは成型合板。張り地はウール。日本製。