二枚貝で作ったスプーンや、ホタデガイで作ったランプシェード。長野さんの家には貝殻で作った日用雑貨があふれている。ビーチコーミングで拾った貝殻を、棒ヤスリで丹念に磨き実用品へ変身させる。今回はそんな技を使って貝殻のこま作りに挑戦です。
イモガイ類などの巻貝は種類が豊富。猛毒を持つ種もあるが、死んで浜に上がったものは問題なし。真水で洗って乾かしてから使う。
貝を削る道具。ブロック、棒ヤスリ、仕上げ用のサンドペーパー(粗い番手と細かい番手2種)。目の細かい棒ヤスリが使いやすい。
素材ごとに目の粗さ・形を使い分け
木や貝などの自然素材は、鉄製の棒ヤスリで磨くとその形に削れてしまうため、いろんな大きさや形(平、丸、甲丸、四角、三角など)のものを用意。左の8本は木の穴やくぼみの形状に合わせて使い分け。次の粗めの3本は、おもに朽ちてきた木を磨き上げるのに使う。細かい目のものは貝や角、骨など欠けやすいものに。右端は1本で4種類の目があり、携帯用として重宝している。