アマゾンの猛毒王「ヤドクガエル」を知っていますか?
タラポトにはちょっとした目的があった。それはヤドクガエル。何を隠そうタラポトはヤドクガエルの聖地なのだ。
ヤドクガエルとは、カエル目ヤドクガエル科に属する小型のカエル類の総称だ。主に中南米に生息している。
皮膚の分泌液はアルカロイド系で毒性が非常に強く、かつての先住民たちが毒矢を作るのに使われていたために、この名(矢毒)があてられた。
このカエルが卵を背負い、孵化したおたまじゃくしを育てるシーンなどを図鑑やテレビ番組で目にしたことのある方もいるのではないだろうか。
まずは適当な宿を取り、ガイドを探す。
1日120ソル(約4500円)でカエル探しに付き合ってくれる人を見つけた。タラポトの名所案内というおまけ付きだ。
今回のカエル探索ポイントは、アウアシヤクの滝である。早速ピックアップトラックに乗り込み出発。なぜか少年が同乗しているがそこは気にしない。
30分ほど行くと滝入口に到着した。ここからは少年がガイドらしい。
遊歩道を進んでいくとカエルの看板を発見。ふむふむ。熱帯雨林のブロメリアに棲み、体長は3cm、虫を食料とし、その体色によりいとも簡単に自然に溶け込む、とある。
いったいどんなカエルに出会えるかワクワクしてきた。ひとくちにヤドクガエルといっても、種類によっては色も模様も全く異なるのだ。