登山中、休憩時にお尻がぬれたり汚れたりして困っていませんか。そんなときは、登山用の座布団があると便利です。登山で活躍する座布団の選び方や、おすすめの商品を10点紹介します。登山のみならず、キャンプやスポーツ観戦時にも役立ちますよ。
登山で便利な座布団の選び方
座布団の中でも、登山に持参するのに向いている商品の選び方を解説します。登山用の座布団は、基本的にアウトドアブランドから販売されているものを選ぶのがおすすめです。
座り心地やサイズで選ぶ
座布団の座り心地は重視すべきポイントです。岩場でもお尻が痛くならないようなクッション性があるかどうかをチェックしましょう。
クローズドセルフォームの座布団は数多く販売されており、凹凸のある形状は座り心地が良いと多くの人から人気を得ています。
クローズドセルフォームとは、ポリエチレンやEVA素材の中に無数の気泡を入れることで、弾力性を持たせた素材のことです。厚くなればなるほど、弾力性もアップします。
加えて、自分の体にぴったり合うサイズを選ぶことも重要です。
素材やぬれない・破れない耐久性をチェック
登山用の座布団は、地面のコンディションが良くないところで使うことが大いに想定されます。そのため、使われている素材や、簡単にぬれたり破れたりしないかどうかも大切です。
耐久性の面でおすすめの素材はポリエチレンです。ポリエチレンは水を吸わないので、ぬれた地面に座ってもお尻がぬれる心配がありません。
またメンテナンス性も高く、汚れてもサッと拭くだけできれいになります。布は水ぬれに弱いですが、はっ水スプレーをかけることで防水対策が可能です。
破れにくさも重要ですが、多少劣化しても気にせず使えるものであれば、長く使えるでしょう。
軽量・コンパクトさをチェック
座布団は、休憩時以外はリュックにしまっておくものです。そのため、持ち運びが負担にならない軽量さやコンパクトさも求められます。目安は100g以下であれば、重さを感じることはほぼないでしょう。
コンパクトさは、収納方法に左右されます。アコーディオン状に折りたためるタイプは、かさばりにくく小さくまとめられます。丸めて収納するタイプの場合、ロープをリュックにくくりつければリュック内のスペースを取らずに済むでしょう。
また、空気で膨らむインフレータブルタイプも、使わないときは小さく折りたたむことが可能です。
人気メーカーでおすすめの登山用座布団
人気アウトドアブランドから販売されている、おすすめの登山用座布団を3つ紹介します。人気メーカーならではの性能の高さに注目です。
エバニュー「コンパクト折りたたみマット」
重量わずか20gの超軽量の座布団です。収納時のサイズは13×9×5cmのため、ポケットに入れて持ち運ぶことも可能です。ポケットに入れておけば、使いたいときにすぐ取り出せるので便利でしょう。
また、展開時のサイズは33.5×26.5cmで、1人が座るには十分なサイズです。程よいクッション性と断熱性を兼ね備えており、登山のシーンだけでなくアウトドア全般で活躍するでしょう。
カラーはグレーとダークグリーンがあり、どちらも自然に溶け込む違和感のないデザインです。
- 公式サイト:商品ページ
サーマレスト「Zシートソル」
クローズドセルフォームの座布団です。厚さは2cmで、地面の凹凸を解消してくれるでしょう。
また、アルミ蒸着処理を施すことで、断熱性も高めています。アルミ蒸着とはアルミを高温で熱し、素材の表面に付着させて膜を張る処理のことです。これにより、アルミが効率良く体からの熱を反射するので、高い保温力を発揮することが可能です。
収納時はアコーディオン状にコンパクトに折りたたむことができます。バンジーコードが付いているので、たたんでコードを巻きつければ荷物の整理も簡単です。重量も60gなので、持ち運んでいる最中も負担にならないでしょう。
- 公式サイト:商品ページ
モンベル「フォームクッション」
ポリエチレンフォームの快適な座り心地が体感できる座布団です。重量は38gで、持ち運びの負担になることはありません。
展開時のサイズは26×33×1.0cm、収納時は四つ折りにでき26×8×3.5cmとコンパクトになります。
カラーはブルーとワインレッドがあり、どちらも鮮やかで高級感のある見た目がオシャレです。ただし、バンドは附属していないため、リュックにくくりつけることはできません。リュックの中にしまうのであれば、気にならないでしょう。
有名アウトドアブランドの商品ですが、価格がリーズナブルなのも魅力です。
- 商品名:モンベル「フォームクッション」
- 公式サイト:商品ページ
座り心地や携帯性が良い登山用座布団
座り心地や携帯性に長けた登山用座布団を四つ紹介します。携帯性が良いものは、登山以外のアウトドアでも使えるでしょう。
ニーモ「CHIPPER」
アーティスティックなデザインが特徴な座布団です。六角形をベースとした独自のクローズドセルフォームにより、心地よい座り心地を実現しています。また、通常のマットよりもフォームが高密度となっていることも、座り心地が良い理由の1つです。
重量は160g、収納時のサイズは 32×10.5×6cmです。アコーディオン状に収納でき、リュックの中でもかさばりません。
製品はクローズドセルフォームを製造する際に出た端材をリサイクルして作られており、環境にも優しいのがポイントです。
- 公式サイト:商品ページ
イスカ「コンフィライトシート」
空気を入れて使うタイプの座布団です。32mmのポリウレタンは断熱性に優れており、座り心地と断熱の両役をこなしています。
収納時は空気を抜いて丸めることで、直径9cm×長さ19cmにまで収まります。平均重量は130gなので、重さはさほど感じないでしょう。
生地はポリエステル100%でできており、水ぬれや擦れにも強くなっています。長きにわたって活躍してくれるでしょう。
オリーブのカラーが、周囲の自然とよくマッチします。
- 公式サイト:商品ページ
エバニュー「XPE Camp mat」
全身サイズのクローズドセルマットです。収納方法はアコーディオン式なので、折ったときの癖がつかず見た目が悪くなることがありません。
使いたいときに広げて、休憩が終わったらすぐに畳める手軽さが魅力です。2~3人で並んで座るのも良いでしょう。全身サイズなので、寝袋の下に敷くマットとしても使えます。
縦のサイズは56cmで少々大きめですが、リュックにすっぽりと入るサイズです。カラーはグリーンとピンクの2色があります。
- 公式サイト:商品ページ
キャプテンスタッグ「FDザブトン」
収納性が良く、必要最低限の機能を備えたシンプルな座布団です。内部には発泡ポリエチレンを使用しており、快適な座り心地を実現しています。厚さは1cmとコンパクトなので、携帯性を重視する人に向いています。
表面はポリエステルなので、汚れや破れに強く、長く使えるでしょう。収納時は四つ折りにでき、9×27.5×4cmとコンパクトに収まります。カラーはオレンジで、収納時はロゴが前面に来るので、有名アウトドアブランドを所有する喜びも満たしてくれます。
- 公式サイト:商品ページ
機能性に優れたおすすめの登山用座布団
空気で膨らむインフレータブルタイプや、座布団以外の用途でも使えるタイプなど、機能性に優れた登山用座布団を三つ紹介します。ワンランク上の登山を目指す人は要チェックです。
ロゴス「セルフインフレート ざぶとん」
自動で膨らむインフレータブルの座布団です。バルブはワイドになっているので、空気の出し入れが簡単にできます。ちょっとした休憩でも、すぐに膨らませることができ、しまうのも楽でしょう。
膨らんだときの厚さは2.5cmで、ポリウレタンのフォームが地面の凹凸を解消してくれます。
使わないときは丸めて、直径5.5cm×長さ30cmまでコンパクトに収納が可能です。重量は135gと重くなく、持ち運びもしやすくなっています。表はグリーン、裏はブラウンになっており、気分によって使い分けられます。
ロゴス
セルフインフレート ざぶとん
総重量:(約)135g サイズ:(約)幅38×奥行28×高さ2.5cm 収納サイズ:(約)直径5.5×長さ30cm
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スノーピーク「ラウンジクッション」
二つに折って使えることが特徴の、丸形の座布団です。厚さは5cmと分厚く、折ると枕としてちょうど良い高さになります。
座るときも、地面のコンディションによって二つに折って使うこともできるので、機能性が高い座布団です。座面の高さを調整できるのは、食事を取るときにも役立ちます。
カラーはグリーンとオレンジの2色で、どちらも温かみを感じられ、アウトドアシーンでよく映えます。
中材はウレタンフォーム、表面の生地はコットンでできています。汚れや水ぬれ対策をしたい場合は、はっ水スプレーなどで保護しましょう。重量は650gと少々重たい点も注意が必要です。
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フィールドア「インフレータブル エアクッション」
バルブを開ければ自動で膨らむ、インフレータブルの座布団です。寸法は45cm四方で使いやすく、重量は350gです。空気の量を調節することで、好みの座り心地にできます。
中材には高密度のウレタンフォームを使用しており、優れたクッション性を発揮します。また、二つ折りにして、枕として使うことも可能です。汚れてもすぐにふき取れる仕様になっているので、手入れもしやすいでしょう。
収納時のサイズは直径13cm×長さ25cmのため、持ち運びのしやすさも抜群です。登山だけでなくフェスやオフィスのチェアに使うのもおすすめでしょう。
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まとめ
登山の休憩中、地面のコンディションが悪いとストレスがたまるものです。ごつごつした岩場で痛い思いをしたり、雨上がりはお尻がぬれたりと、不便をしてきた人もいるでしょう。
登山をするなら、座布団を持っていくのがおすすめです。特にアウトドアブランドが販売しているものは、登山やアウトドアに向けて作られているので、使いやすいでしょう。
登山用の座布団を選ぶときは、座り心地や持ち運びのしやすさ、耐久性に注目することがポイントです。休憩時以外はしまっておくものなので、邪魔にならないかどうかは重要です。
登山用の座布団を手に入れ、ワンランク上の登山を楽しみましょう。