秋の散歩をしていると、道々に咲く青い花に出逢えます。その名は“ツユクサ(露草)”。秋の真っ青な空のように、少し涼しげなツユクサの青色、実は自然の色味として食べられるのです!この天然色素を使って、ちょっとポップなポップコーンを作ってみましょう。
いつ、どこで摘むの?
秋になると朝露がキラキラとツユクサを輝かせます。畑や、道ばたの半日陰だったり、やや湿っている場所で見かけます。そんな朝露が残る午前中に、ツユクサの花を摘みましょう。葉もクセがなく食べられるので、手で触り、柔らかいモノだけを選んで摘みます。
どうやって食べるの?
昔から民間薬として親しまれてきた、ツユクサ。でも野草料理としても日常使いできるほど、“苦み”や“アク”がなく使いやすいのです。花はそのまま“エディブルフラワー”のように、サラダやちょっとした彩りとして楽しめます。葉はきれいに洗ったあと、生のままサラダに入れたり、さっと湯がいてお浸しにできます。
花のレシピ:ツユクサソルト
材料(使いやすい分量)
- ツユクサの花・・・1カップ
- 塩・・・1/2カップ
- 瓶などの容器(色が付いても大丈夫なもの)
作り方
下準備:泥などが付いていない“咲いているツユクサ”を摘み、虫がいないか確認します。
1:塩を瓶などの容器に入れ、ツユクサの花を加えて優しく混ぜ合わせます。(※ツユクサと塩が均一に合わさるようにすること)
2:蓋をし、そのまま常温で置いておくと次の日から使えます。
保存:すり鉢で花も一緒に細かくし、お日様があたる窓側で1日乾燥させます。密閉容器に入れ、常温で1か月を目処に使いましょう。
使い方
ブルーポップコーン
ポップコーンを作ります。できたポップコーンにツユクサソルトをまぶして完成です。
ブルーソルティードッグ(ノンアルコール)
梨1個の皮をむき、ざっくり切ったらブレンダーに入れて、氷(1/2カップ)、レモン汁(大1)、ショウガ(少々)、ハチミツ(大1)を加えてジュースにします。ハチミツをグラスの淵に塗り、ツユクサソルトをつけて完成です。アルコールを入れる場合は、ジンやウォッカを好みでいれましょう。
美しい自然を愛でつつ、野草を日々の生活に取り入れて、秋の訪れを楽しみましょう。