4才2ヶ月の娘と犬、そして大人2人の3人と1匹で、都内で暮らすニイミユカです。
娘もすっかり成長し、キャンプや車中泊での旅もしやすくなりました。が、しかし! 一つラクになったと思ったら、え? それ、だめ? となるのが育児……(一歩進んで二歩下がる)。
それは「キャンプでの食事」です。いろいろ工夫しても、お気に召さないと食べてくれません。
そんなわが家の味方が「イシイのミートボール」。これさえ出せば、娘が「おいしい〜」とニコニコになってくれるお守りのような食材で、キャンプでも大活躍です。
ここがすごいぞ、ミートボール!
イッシッイのおべんとクンッ♪ミートボール♪
というCMソングでもおなじみ。お弁当に入っていた〜! という人、かなり多いのではないでしょうか。
常温でも温めても、いつだって柔らかで、ほっと安心する味。愛用し続ける中で実感した、キャンプ料理で役立つポイントがあります。
袋から出して「そのまま」でおいしく作られている
お腹が空いた子どもに「待って」は通用しません。その点、封を切ればいただきます!なミートボールは、自宅でもキャンプでもありがたい存在です。
「そもそもお弁当に入れることを考えて、袋から出したままがベストなように作っています。つまり、温めずともおいしい。だから、キャンプや登山などのアウトドアシーンでもそのまま、すぐにおいしい状態でお召し上がりいただけます」(石井食品・PR市川菜緒子さん)
味が完成しているから主食さえ用意すればOK
この一袋で味が完成しているから、パスタやごはんなど主食さえ用意すればいいというのもありがたい。
ミートボール自体に味がついているのはもちろん、たっぷり入っているソースも味が濃すぎず、調味料のように使えるところもお助けポイントです。
「ミートボールとソースの黄金比も考えて、レシピ開発をしています。ミートボールがソースにしっかり浸かっていることで、ソースに鶏肉などの旨みもしみこみ、ソースもさらにおいしくなるんです」(市川さん)
一粒ひと粒が、口の小さな子どもにも食べやすいサイズ。そして、柔らかくて噛み切りやすいのも子どもウケするポイントでしょうか。
無添加調理&シンプルな原材料が安心できる
原材料名を見ると、パッとイメージできる食材のみ。また無添加調理だから、安心して子どもに食べさせられます。さらに、野菜や果物も使われているので「野菜食べさせなきゃ……」という義務感からも解放!
「先代の社長がアレルギーに悩まされていたことや時代背景もあり、より安心安全に。そして、誰からも身近な食材でつくろうとした結果、無添加調理でシンプルな原材料を使うに至りました」(市川さん)
添加物が全て悪いとは思いませんが、やはり子どもに食べさせるとなると、それって一体なんなの? ということがわかると安心ですよね。
ミートボールと相性のいい食材&アレンジレシピ
ここからは、石井食品のPRであり管理栄養士の市川さんに教わる、ミートボールのアレンジレシピをご紹介します。キャンプで常連の食材の中でも、相性のよい食材ごとに、作りやすいものを教えてもらいました。子ども用にはもちろん、いいツマミにもなるんです。どうぞお試しあれ〜!
チーズ
温めたミートボールにとろけるチーズをのせるアレンジはテッパン!
「ごはんや食パンに、ミートボールとチーズをのせて、ドリアやピザのようにすると立派な一品になります。『トマト味』のトマトソースの甘み、酸味ともチーズは相性抜群。お好みで『カレー味』や『照り焼き味』に変えてもおいしいですよ(市川さん)」
◎トマトフォンデュ風鍋
材料(3~4人分)
ミートボール(トマト味)1袋、玉ネギ1/2個(1~2cmの乱切り)、エリンギ1/2パック(1~2cmの乱切り)、ジャガイモ1個(1~2cmの乱切り)、ニンニク1かけ(半分にカット)、サラダ油 大さじ1、水1カップ、トマト缶200g(カット)、コンソメ1個、カマンベールチーズ1個
作り方
1 鍋にサラダ油を熱し、ニンニク炒める。ニンニクの香りがしたら残りの野菜を全て入れ、玉ネギがしんなりするまで炒める。
2 1に水・トマト缶、コンソメ、ミートボールを入れ、ふたをして野菜が柔らかくなるまで煮る。
3 4等分にしたカマンベールチーズを中央にのせる。
◎トマトの肉詰め焼き
材料(3~4人分)
ミートボール(トマト味)1袋、トマト4個、ピザ用チーズ30g
【舞茸ホワイトソース】
玉ネギ1/2個(みじん切り)、舞茸1/2パック(みじん切り)、バター 4g、ホワイトソース(市販)70g、コショウ適量
作り方
1 トマトはヘタの部分を切り落とし、中身をくり抜く。
2 スキレットにバターを熱し、1を入れ、炒める。ホワイトソース、コショウを入れる。
3 トマトの中に2を詰め、ミートボールを2〜3粒ずつ入れる。
4 スキレットに 3 を並べ、上からピザ用チーズをかける。ピザ用チーズが溶けるまで10~15分焼く(ご家庭ならトースターに入れて焼いても)。
ジャガイモなど根菜類
ジャガイモをはじめ、大根、玉ネギ、ニンジンなどの根菜類もよく合います。
「『カレー味』を蒸したジャガイモと合わせて春巻きの皮で包んで作るサモサは、ビールとも合う本格的な味わいです。というのも、もともと石井食品はカレーの開発をしていたので、お子さま向けに作った『カレー味』ではありますが、大人の方にも受ける本格的なものに仕上がっていて。実は、大人のファンが多い味です」(市川さん)
◎カレーミートボールのサモサ
材料(10個分)
ミートボール(カレー味、袋の上から潰しておく)1袋、ジャガイモ1個、ピザ用チーズ30g、春巻きの皮(小)10枚、サラダ油 小さじ1
【水溶き小麦粉】
水 小さじ2、小麦粉 小さじ1
作り方
1 ジャガイモは皮をむき、湯がく(ご家庭なら丸ごとラップに包んで電子レンジ(600W)で3分加熱する)。
2 ボウルに1 を入れ、熱いうちに潰し、カレーミートボール、ピザ用チーズを入れ、よく混ぜ10等分する。
3 春巻きの皮は2枚ずつ重なった状態で斜め半分に切り、短い辺に水溶き小麦粉を塗って半分に折り重ねる。
4 空いた口に 3 を詰め、水溶き小麦粉で閉じる。表面にサラダ油を薄く塗る。
5きつね色になるまで焼く(ご家庭ならオーブントースターできつね色になるまで約10分)。
「大根、玉ネギなどをあらかじめ刻んで持っていけば、キャンプ場でも楽ちん。根菜類に火が通ったら、味付けで加えるイメージで、仕上げにミートボールをソースごと入れてください。全体が温まったら出来上がり」(市川さん)
◎ミネストローネスープ
材料(2人分)
ミートボール1袋、モッツァレラチーズ 1個、フランスパン2切れ、大根 60g(粗みじん切り)、セロリ 1/4本(粗みじん切り)、玉ネギ1/2個(粗みじん切り)、オリーブオイル 小さじ1、コンソメ小さじ2、水 3カップ、パセリ 適量
作り方
1 モッツァレラチーズをスライスし、フランスパンにのせ(ご家庭ならトースターで)チーズが溶けるまで焼く。
2 鍋にオリーブオイルを熱し、野菜を炒めて、水、コンソメ、ミートボールを入れて一煮立ちさせる。
3 うつわに盛り、お好みでパセリをかけたら出来上がり。
食パン
ピザの具材のようにミートボールをのせて焼いたり、ホットサンドのように挟んだり。キャンプに必ず持っていく食パンとミートボールで、おいしい朝ごはんの出来上がり。
◎ミートボールの三角ミートパイ
材料(4個分)
ミートボール(お好みの味、袋の上から潰しておく)1袋、食パン(8枚切り)4枚、オリーブオイル 適量
作り方
1 食パンの耳を切る。食パンを押して薄く伸ばす。
2 食パンに潰したミートボールを1/4量のせ、三角形になるように折る。閉じ目をフォークでおさえる。同じものを4個作る。
3 表面にオリーブオイルを薄く塗り(ご家庭ならオーブントースターで)焼き目が付くまで焼く。
パスタ
温めてパスタにソースごとかけるだけでも十分だけれど…。
「そのままゴロゴロでも、ミートボールを潰してボロネーゼのようにしてもいいですよ」(市川さん)
◎ミートボールのボロネーゼ
材料(1人分)
ミートボール(トマト味、袋の上から潰しておく)1袋、スパゲッティ80g、ナス1本(ヘタをとって一口大)、ニンニク1かけ(約5g)、オリーブオイル大さじ1、ウスターソース小さじ1、ケチャップ大さじ1、赤ワイン大さじ1
作り方
1 ナスと刻んだにんにくをオリーブオイルで炒める。
2 ナスがしんなりしてきたら、潰したミートボール、ウスターソース、ケチャップ、赤ワインを入れる。
3 スパゲッティを茹で、2を絡める。
ごはん
こちらもかけるだけでもOK。チーズと一緒にドリアのようにすると、冷えた体もぽっかぽか。
「『カレー味』なら、潰してほかの野菜と合わせればドライカレーのように楽しめます」(市川さん)
材料
(1人分)
ミートボール(カレー味、袋の上から潰しておく)1袋、温かいごはん180g、ニンジン1/6本(みじん切り)、玉ネギ1/6個(みじん切り)、コーン30g、塩、コショウ、サラダ油 全て少々
作り方
1 フライパンにサラダ油を熱し、ニンジン、玉ネギを炒め、塩・コショウで味を調える。
2 1が少ししんなりしてきたら、コーン、ミートボールを混ぜ合わせ、少し加熱する。
3 うつわにごはんをよそい、2をかけたら出来上がり。
あっさり塩味「朝ミートボール」って知ってる?
ミートボールを愛してやまない記者ですが、一つ困っているのが「子どもがソースで服を汚す」という事象……! しかも、忙しい朝に限って発生するので、食事の支度で時短してるのに、え? なぜ!? と白目をむくことも。
母の切なる心の声が聞こえているかのように、ミートボールには『朝ミートボール』なる、ソースなしの商品もあるのです。
「優しい塩味で、そのまま食べられるので、忙しい朝にもおすすめです。あっさりとしているのでアレンジもききやすいですよ。おすすめはスープや鍋料理につみれのように入れる食べ方。すでに火が通っているので、野菜など他の具材に火が通ったら加えればよく、短時間でおいしく食べられます」(市川さん)
日常からフィールドまで伴走してくれるミートボール。ツマミや主菜にもアレンジのきくレシピもたくさん教えていただいたので、子どもが巣立っても、ずっとずっと仲良くしたいと思います!
取材協力:石井食品