キャンプのおつまみの定番「オイルサーディン」。缶詰を常備している方も多いと思いますが、実は自分で作るのも意外と簡単なんです!
筆者がオイルサーディンを手作りするきっかけとなったのは、釣りが趣味の夫と息子が、サビキ釣りでたくさんのカタクチイワシを釣ってきたこと。大好きなオイルサーディンを手作りするチャンスと思い、作ってみることに。
数は多くても、カタクチイワシはやわらかいので下処理も簡単。それほど手間もかかりません。作り慣れてくると、自分好みのハーブなどで風味づけしたりと楽しくなってきます。
そこで今回は、自家製オイルサーディンの作り方をご紹介します。秋はサビキ釣りの最盛期。自分で釣り上げて作るもよし、もちろんスーパーで仕入れてきてもよしです。オイルサーディンには、カタクチイワシやウルメイワシ、マイワシなら小さめサイズのものが向いていると思います。
自家製オイルサーディンを作ってみよう
材料
・イワシ……約50匹
・水……500cc
・塩……50g
・ニンニク……1片分を薄切りにする
・赤唐辛子……1~2本
・ブラックペッパー(ホール状のもの)……10~20粒
・ローリエ……2~3枚
・タイムなど香り付けのハーブ類……お好みで
・オリーブオイル……適量
作り方
1.イワシの頭と内臓を取り除く
まず、イワシの頭を切り落とし、腹部分を斜めに切って内臓を取り出します。
流水で血をきれいに洗い流します。このとき、うろこが気になる場合はやさしくこすって取り除きましょう。洗い終わったら、キッチンペーパーで水気をふきとります。
2.塩水にイワシを漬ける
バットなどにイワシが重ならないように並べ、濃度10%の塩水(水500ccなら塩50gを溶かす)を注ぎます。イワシ全体が漬かるよう、表面をラップなどで覆っておきましょう。
1時間程度漬けこんだら、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ります。
3.オイルで煮る
イワシが重ならないように並べられるサイズのフライパンや鍋を用意します。鍋底にタイムなどのハーブを数枝ほど敷き、その上にイワシを並べ、薄切りにしたニンニク、ブラックペッパー、種を抜いた赤唐辛子、ローリエや残りのハーブを乗せます。
最後にオリーブオイルをイワシが浸かるくらいまで注ぎます。オリーブオイルのクセが強いと感じる人は、半量をキャノーラ油などに変えてもOK。さぁ、これで火にかけていきます!
最初は強火で、プツプツと気泡があがってきたらごく弱火にして、じっくりと火を通します。静かにふつふつしていくるらいが目安です。筆者は30分ほど火にかけていますが、ごく弱火といってもそれぞれの調理機器によって火力はさまざまなため、様子をみながら調整してください。
自家製オイルサーディンは、弱火でじっくり火を入れるのがコツ。火が強いと、素揚げのようになってしまうので注意しましょう。
加熱後はオイルが冷めるまで置いておきます。完全に冷めたら、清潔な保存容器に移して保存しましょう。冷蔵庫保存で1週間程度で食べきっています。
骨まで柔らかな、自家製オイルサーディンの完成! そのまま食べても、パスタなどにしても美味しいですよ。オイルもバケットなどにつけて楽しんでください。
缶詰を利用するのが一般的なオイルサーディンですが、手作りは格別。機会があったら、ぜひ作ってみてくださいね!