いつでもどこでも宿泊できる自由度が、キャンピングカー最大の魅力。
だけど、「道の駅」やSA・PAなどの公共の駐車場を利用する場合は、ほかの利用者の迷惑にならないことが大切ですよね。
そこで、6つのNGマナーを紹介します。「キャンピングカーっていいなぁ」と思わせる、スマートな滞在をめざしましょう。
(1)キャンプ行為はしない
たとえ短時間の休憩であっても、駐車スペースが空いていても、オーニングを広げたり、車外にテーブルや椅子を持ち出さないこと。2台分の駐車や大型車の駐車スペースを占領し、BBQや飲み会をするなどはもってのほかです。
(2)長期滞在はしない
公共の駐車場は宿泊施設ではないので、滞在時間は必要最小限の仮眠にとどめ、連泊や長期滞在はしないこと。宿泊する場合は、一般の人が来る前に出かけるようにしたい。長期滞在をする場合は、キャンプ場やRVパークなどを利用しよう。
(3)汚水の処理は控える
公共の駐車場では、カセットトイレやポータブルトイレの処理は控えること。最近はガソリンスタンドでも処理をしてくれるので、そういった場所を利用したい。また、生活排水用のグレータンクも、その場で垂れ流しにしたり、側溝に流したりしないこと。生活ゴミも持ち帰るのが基本。食器は使い捨てのものは避けるなど、ゴミが出ないように工夫しよう。
(4)発電機の使用に注意する
公共の駐車場で発電機を使う場合は、時と場所を考慮しよう。ほかの利用者が仮眠をとっているときや、近くに民家があるような場所では使わないこと。また、夜間の使用にも気を付けよう。
(5)電気を盗んだり、洗面所で食事の片付けをしない
「道の駅」やSA・PAなどにある公共の建物から電源を取ってキャンピングカーに接続したり、直接、家電につないだり、スマホの充電をするのは違反行為。また、洗面所を利用して食材の下ごしらえをしたり、食器類を洗うのもNG。キャンプ場の炊事棟ではありません!
(6)トレーラーを置き去りにしない
キャンピングトレーラーを駐車場に置いたまま、ヘッド車だけで長時間、観光に出かけたりしないこと。その分、一般の利用者が駐車場を利用できなくなってしまうことを忘れずに!
構成/松村由美子 イラスト/死後くん