キャンプチェアとして多くの方がイメージするのは、いわゆる「ローチェア」と呼ばれるチェアだと思います。
しかし、今回私が推したいのはキャンプ用の座椅子です。こちらはキャンプギアとしてはマイナーで、アウトドア用の座椅子が存在している事すらご存じない方も多いかもしれません。ですが、今回紹介するキャプテンスタッグ「グラシア フィールド座椅子」はとても魅力的なギアで、具体的には以下のような長所があります。
- 安い
- 軽い
- 設営・片付けが楽
- 机が不要で荷物が減る
- 座り心地もいい
この記事では、グラシア フィールド座椅子の魅力について詳しく紹介していきます。
軽い
キャンプチェアにも色々な種類がありますが、軽量なローチェア・タイプであっても重量は1〜2kgはあります。ですが、こちらの座椅子は約530gと重量は半分以下。
多くの荷物が必要となるキャンプでは、いかに1つ1つの荷物を軽量化するかが総重量を減らすカギとなります。
とくに、軽量化が必要となる徒歩キャンプやツーリングキャンプではこのような軽量ギアはとてもありがたい存在です。
安い
キャンプ市場の賑わいによりキャンプチェアも低価格帯のものが増えてきました。
ですが、1万円台のローチェアであれば1kg前後の重さのものが買えますが、そこから低価格になるほど重量は増える傾向にあり、重いものでは2kgを越えてしまいます。
そんな中、こちらの座椅子はメーカー希望小売価格は6,000円、店頭ですともう少し安価に買える傾向のある商品です。
ただでさえ物入りの多いキャンプですので、出費は極力抑えたいものです。
ちなみに過去に私が執筆した「キャンプの出費を抑えるための記事」で人気だったものを以下に挙げていますので、合わせて読んで頂ければと思います。
「「それ100均にあるよ」節約キャンパーが買うべきお値打ちギア5選」
「初心者はまずコレを買っておけ!進化を遂げた主役級100均ギア5選」
設営・片付けが楽
こちらの座椅子はフレームの組み立て・片付けが10秒で終わるので、設営・撤収が本当に楽になります。
ローチェアの場合はこうはいきません。
こういったチェアは、フレームがショックコードで繋がれた10数本の金属棒によって構成されています。よってショックコードのガイドにより、組み立てに関してはかなりスムーズに行えます。
ところが、フレームを分解するときにはこのショックコードがイスの形を維持するように作用するので、片付けにはけっこうな労力と気力を奪われてしまいます。
時間にすると数分の差ですが、キャンプでは片付けるものが無数にあるので、このひと手間を省けるのはかなり嬉しいポイントです。
ちなみに、フレームを組み立てる必要がなく、ワンアクションで展開と収納ができるギミックを備えたタイプのローチェアもあります。ですが、このようなチェアはギミックに必要なパーツを付け加える関係で、重さが2kgをゆうに超える重量級のギアとなってしまいます。
前述した軽さと扱いやすさの両方を備えているのがこの座椅子の大きな魅力です。
机が不要で荷物が減る
ローチェアに座ると、食器の置き場やガスバーナーを扱うのに高さが必要になり、ローテーブルのような机がないと不便です。
しかし、座椅子であればいわゆる「お座敷スタイル」で過ごすことができるので、ローテーブルは必ずしも必要ではありません。
座椅子自体が軽量なだけでなく他の荷物も不要になるので、荷物のコンパクト化にかなり貢献してくれます。
座り心地もいいですよ
私が買う前に唯一懸念していたのは、このチェアは「リクライニングできない」という点でした。自分で角度を調整できないので、「万が一、背もたれの傾斜がくつろぐのに適していない角度だったら、どないしよう……」という不安があったのです。
しかしそれも杞憂でした。座面と背もたれの角度も、背中を預けたときの感触も、くつろぐのにまったく問題ない仕上がりでした。
座面のクッション性はほどほどですので、長時間座る場合は別途クッションを使用した方がいいかもしれません。
ソロ〜少人数のキャンプにおすすめ
お座敷スタイルでも問題のないソロ〜少人数のキャンプや、荷物を減らすメリットが大きい徒歩キャンプ、ツーリングキャンプで特に活躍するギアだと思います。
今回紹介した長所に魅力を感じた方はぜひ手にとってみてください。
それでは、次はキャンプ場でお会いしましょう。
キャプテンスタッグ
グラシアフィールド座椅子
組立サイズ:(約)幅400×奥行680×高さ390mm
収納サイズ:(約)120×110×長さ400mm
製品重量:(約)560g
耐荷重:80kg