旅の予定は「晩酌会議」で決定!
皆さんは旅の計画、どうやって決めますか? わが家の場合「酒好き」夫婦なので、夕飯を毎晩ダラダラ2時間半くらいかけながら話し合います。それを私たちは「晩酌会議」と呼んでいるのですが、10月の3連休。連日天気がイマイチで、でも最終日はなにかして遊びたい。どうする? 何する? 「温泉入りたい!」と夫。クルマ? 電車? 近場? 遠く?
せっかくのお休みだから「少し離れた場所」で、お酒も呑みたいから「電車」がいいかなー。夕方までに帰ってこられれば次の日もラクだしね。
そんな都合のいい場所あるんですかね?
あるんです。小田急線で行ける「鶴巻温泉」!
Googleマップに「温泉」と入力したらスグに出てきました。
鶴巻温泉は神奈川県秦野市に位置し、箱根よりいくらか東京寄り。丹沢山麓にある自然豊かな温泉地だそうです。小田急沿線に実家があるので名前は聞いたことがあったけど、実際、足を運ぶのは初めて。
下北沢駅から鶴巻温泉駅は「快速急行」で約50分
下北沢で快速急行に乗ってから、アレよという間に到着した「鶴巻温泉駅」です。今回お目当ての「弘法の里湯」は駅からスグ。徒歩2分もかからず到着しました。
弘法の里湯
朝、自宅でゆっくり食事を取り、世田谷の自宅を9時半ごろに出て、下北沢駅から急行で1本。11時には温泉に浸かっていました。近いってステキです! しかもこの日は連休最終日であり、未明に東名高速で事故があったようで半日くらい通行止めになっていました。クルマで鶴巻温泉はあり得なかったのです。空いている小田急線でのんびりと。あらためて小田急線って大好きな路線です。
近いけれど、ここは丹沢の山々に囲まれた「本格温泉」。日本有数の「カルシウム含有量」を誇る名湯です。また、弘法の里湯は「ふたつの源泉」が楽しめる公営の日帰り温泉でもあるのです。
サウナがあったり、時間で入れる「貸し切り風呂」もあり、本当はそちらが希望だったのですが、金曜日に電話したところ、「たったいま最後の枠が埋まっちゃった」と言われて…。予約は1か月前からできるそうです。貸し切り料金は1時間1,000円です。
貸し切り風呂は残念だったけど、ふたりの元気な息子たちを夫に託して私ひとりで湯船に。逆にこっちの方がノンビリできてよかったかもしれません(笑)。
悩める乾燥肌の私です。念のため保湿クリームなども持参しましたが、鶴巻温泉のお湯はなにも塗らなくても十分しっとりしました。また施設はリンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤーは無料で使えますが、「タオル類」は有料になるので必ず持参してくださいね!
ハイカーに大人気のお湯
今回初めて訪れたので知らなかったのですが、鶴巻温泉は「トレッキング」の拠点としても有名な場所らしく、駅から歩いて「弘法山」に行けたり、周辺の山々にもクルマを使わずバスや電車でアプローチができるそうです。なるほど、「山+温泉」のセットもいいですね。 次回はぜひそうしましょう。もちろん小田急線で。
弘法の里湯
所在地:神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2
営業時間:10:00~21:00
料金:平日1日1,000円、土・日・祝日2時間1,000円
定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
ホームページ:https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000001157/index.html
ランチは蕎麦!
ひとっ風呂浴びてピカピカになった私たちは、目星を付けていた蕎麦屋へ。温泉から850mほどの距離です。この日は1日曇り予報だったので傘もカッパも持ってこなかった私たちですが、途中まぁまぁの雨に降られてしまいました。道すがら見つけた公民館の軒先をお借りしてしばし雨宿り…。雨雲レーダーをチェックすると、たぶんあと3分後ぐらいには止みそう。本当にその通りになり、早足で蕎麦屋に向かいました。こんな時間も「旅」って感じで楽しかったです。
手打そば信玄
入り口で靴を脱ぎ、畳敷きの床に上がります。あたりを見渡すと、私たちのような観光客というより、地元の常連さんっぽい姿がちらほら。クイッと熱燗を煽り、お蕎麦をゾゾゾとすすって慣れた感じでお店をあとにしていました。
「出汁巻き玉子」のほか、「生麩と豆腐揚出し」、「野菜天盛」などお酒に合うメニューを続々オーダー。息子たちにも大好評で、生麩が気に入った4歳の次男は爆食いでした。
ゆったりと食事が楽しめて、お店の方も子どもにやさしくて。こんな蕎麦屋が家の近くにあったらいいのになー。ちなみに日本酒を何合も呑んで、たらふく食べて、1万円いかなかったです。
ソーセージは塩気がちょうどよくて、ハイボールが欲しくなりました。食、呑、食、呑が延々続きます(笑)。酒呑みの心をよくご存じのお店ですが、いよいよシメのお蕎麦をいただきましょうか。
気になったのは「手挽き粗蕎麦」。「十割せいろ」と食べ比べてみましょう。
「ノド越しがいいのは十割だけど、手挽きは歯ごたえが気持ちよくて”酒のツマミ”になる!」と、夫。すてきな食レポをありがとう(笑)。
手打そば信玄には「コース料理」もあるそうです。「鴨のしゃぶしゃぶ鍋コース」気になります。 週末夜の小田急線に乗って「鴨&温泉」もありですね~。
手打そば信玄
所在地:神奈川県秦野市鶴巻南2‐11‐2
電話:0463‐78‐3353
定休日:木曜日
ホームページ:http://shingen.konjiki.jp/
客席から外を見ると、けっこうな雨。あら、今日って降る日だったんですね…。雨雲レーダーではあと30分くらいであがる予報だけど。タクシーを呼ぶよりもう一杯吞みましょう。そっちの方がいいお金の使い方(笑)。なんて思っていたら、帰り道長男が靴擦れを起こして(いつもはその予防として長い靴下を履かせているのですが、この日に限ってショートソックスを選んだ彼でした)。せっかくタクシー代を浮かせたのに、絆創膏代(しかもお高いコンビニで購入)がかかったのでした。
小田急線を極めたい
鶴巻温泉、本当に気に入った私たちです。ていうか小田急をもっと極めたいと思ってしまった。とにかく交通費が安いのです。下北沢から鶴巻温泉まで大人片道545円です(IC運賃)。子ども料金の長男にいたってはどこまで乗っても「片道一律50円」です。お酒も楽しめます。渋滞知らずで気楽です。今後の小田急開拓が楽しみな「ワンデイトリップ」となったのでした。