新たな試みとなる食事をバックパックに詰め込み、準備万端をしたあと、2階のテラスでゆっくり海を眺めることに。これから始まるインターナショナル・アパラチアン・トレイルはどんな道のりなのだろう。
英語も通じない、看板もフランス語です。2005年に初めて歩いた、アパラチアン・トレイルを思い出していました。
あの頃も、英語が話せなくて言葉が通じなかったな・・・・。
そんな時、ジルに「MASA、ここからドルフィンジャンプが見えるけど、一緒に見ないか?」と言われ、双眼鏡を渡されたのでした。
大きな海原には何も見えなく、困惑していると「MASA、対岸の山から少し下の方でジャンプしているぞ! 見えるか?」僕はその方向に向き、のぞき込むとイルカ無数のイルカのドルフィンジャンプを見つけることができたのでした。
夕焼けと重なり、その美しい光景にトレイルの事を忘れ、日が暮れるまでドルフィンジャンプを探し続けていたことを思い出しました。
今夜は宿泊客が少なく、広い大部屋に1人リラックスして過ごすはずでしたが、夜中に1人の宿泊者を迎えると、大きないびきが響き渡り…。ああ、眠れない・・・・。今回の旅はなんだかんだあるな・・・・。
つづく。
Profile 斉藤正史
山形県在住
LONG TRAIL HIKER
NPO法人山形ロングトレイル理事
トレイルカルチャー普及のため国内外のトレイルを歩き、山形にトレイルを作る活動を行う。
ブログ http://longtrailhikermasa.blog.fc2.com/
山形ロングトレイル https://www.facebook.com/yamagatalongtrail
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