キャンプでパンを手作りするとなると、なかなかハードルが高い印象があるのではないでしょうか。パン作りで特に大変な工程は、「手ごね」の作業です。キャンプのように屋外で調理するとなると、一層気を遣って作業しなければならない工程でもあります。
面倒なのはいやだけど、屋外で焼きたてのパンを食べたい!と思っている方に、今回は「メスティンで作れる工程3つの米粉パン」をご紹介します。
主なステップは、「生地づくり」「成形」「焼く」の3工程。生地づくりは材料を混ぜるだけで、手ごねの作業はありません。とても簡単に作れますので、ぜひ試してみていただければと思います。
メスティンで焼くだけ!手軽なグルテンフリーパン
用意する道具
- メスティン
- タオル
今回は、メスティンが必要なレシピです。タオルは、パンを蒸す工程で使用します。すすが付く場合があるため、汚れてもいいものを選んでください。
材料(2人分)
- 米粉…140g
- 砂糖…大さじ2
- 塩…小さじ1/2
- ドライイースト…3g
- ぬるま湯…適量
- 油…大さじ1
- 油(メスティンに塗る用)…適量
作り方
1.生地をつくる
粉類を合わせてへらなどで混ぜます。まずは、米粉をボウルに入れ、砂糖を加えましょう。その後、塩、イーストの順で加えます。
塩とイーストは、相性が悪いため、離して加えるように注意しましょう。近くに配置してしまうと、発酵の妨げになる場合があります。粉を全て加えたら、泡だて器などで粉を混ぜ合わせましょう。
沸騰させてから少し冷ましたぬるま湯を、少しずつ生地に加えます。ぬるま湯を加える度に混ぜ合わせ、生地がとろとろとしてくるまで調整します。
最後に、油を入れて混ぜましょう。このとき、生地は一般的な小麦のパン生地のような形状にはならず、とろとろしています。
生地が液状になったら、ラップをかけて5~10分ほど発酵させます。
時間が経つと、生地が膨らんできます。2倍程度まで膨らむため、ボウルは大きめのものを使用しておくといいでしょう。
発酵が完了したら、生地全体をさっと混ぜ合わせます。
2.メスティンに生地を流して成形する
クッキングシートを敷いたメスティンに生地を流し、四隅までいき渡るようにヘラなどで調整します。
メスティンに流せば四角形に成形できるため、手で成形する作業は不要です。生地を流したら、油を塗った蓋をかぶせましょう。
3.生地を焼く
弱火で生地を焼きましょう。メスティンの手前、奥をそれぞれ2分ずつ焼きます。終わったら、メスティンをひっくり返して蓋の面を下にし、手前と奥を3分ずつ焼きます。
焼き終わったら、そのままメスティンごとタオルで包み、10分蒸らします。
メスティンはとても熱くなっているため、やけどをしないように注意しましょう。軍手をつけるのがおすすめです。
10分経ったらパンを取り出して、好きな大きさにカットしたら完成です。
アヒージョのおともにぴったり
メスティンで作る米粉パンは、もっちりとした食感。そしてバターが入っていない分、味はとてもシンプルです。アヒージョのようなオイル系のおかずと組み合わせると、おかずの旨味が引き立ちます。
キャンプで食べる手作りアヒージョと焼きたて米粉パンは、贅沢な気分になれて格別です!
朝食にするならジャムを添えて
朝食にするなら、生地作りの段階でハーブのローズマリーを練りこんだり、ジャムをつけて食べたりするのがおすすめ。
上品な味わいになるため、紅茶と組み合わせれば、優雅な朝が過ごせますよ。
特に大人の女性におすすめなのは、ローズマリー×ママレード。ハーブの爽やかな香りと、柑橘のほろ苦さで、筆者の友人にも人気です。
キャンプでもグルテンフリーのパンを楽しんで
米粉のパンは小麦のようにこねる工程が不要なため、意外と簡単に作れます。普段グルテンを気にして生活されている方も、キャンプでパンを楽しめるのはうれしいですよね。
さらに、生地づくりでは見た目の変化が面白いのも盛り上がるポイントです。大人も子どもも、どんどん生地が膨らんでいく様子を見れば、ワクワクしますよ。
ぜひ次のキャンプで、メスティンで作れる米粉パンを試してみてはいかがでしょうか。