ウッドクラフト用のナイフである、モーラナイフ「ウッドカービングベーシック」。
ブレードが細く、細かな作業に向いているので、木を削るのはもちろんですが、このナイフはフルーツカービングにも相性がいいのです。
可愛くリンゴを切ってデコったり、包丁ではできない作業もお手のもの。
キャンプ場でのフルーツカットを実際に楽しんでいる筆者が、フルーツカービングの方法をお伝えします。
モーラナイフ「ウッドカービングベーシック」とは?
モーラナイフは、スウェーデンの世界的に人気のあるナイフブランド。日常用だけなく、アウトドア用としても広く使われています。
有名なシリーズには「コンパニオン」などがあり、名前を聞いたことがある方もいるかもしれません。
そんなモーラナイフから発売されている、ウッドクラフト入門用のナイフが、ウッドカービングベーシックです。
ナイフのブレードはステンレススチール製で、幅が狭いのが特徴。ハンドルはプラスチック製で、お手入れも簡単です。
簡単なフルーツカービングの始め方
フルーツカービングとは本来、専用のナイフで、花や鳥などのモチーフを果物や野菜に彫っていくことです。タイ発祥のフルーツカービング技術は、約700年前から続いてる伝統文化で、元々は王様へのフルーツの献上のために行われていたそうです。
そんなフルーツカービングを使って、キャンプにちょっとした彩りを添える簡単な方法をご紹介します。
使用している道具
- モーラナイフウッドカービングベーシック
- フルーツ(りんご)
初めてのカービングには、年間を通して手に入りやすい赤いりんごがおすすめです。赤と白のコントラストがはっきりしているため、装飾がわかりやすく、綺麗に見えます。
彫り方1 市松模様
- ナイフで、切りたい形にうっすら切り込みを入れます。
- その線をガイドに、表面の皮だけを取ります。
- 同じ作業を何度か繰り返し、完成。
子どもたちは、りんごうさぎにするだけでも喜んでくれますが、ちょっとしたデコレーションがしてあると、さらにワクワクして食べられますよね。
彫り方2 線の模様
1 表面に細く楕円状に切り抜いていきます。
2 好みの本数、切り抜いたら完成。
りんごの色によって、デコレーションの印象が変わります。
さりげない装飾で、青りんごも少しだけおめかしです。
彫り方3 水玉模様
ナイフの刃先を使って、小さな丸をくり抜いていきます。
それを何度か繰り返し、完成です。
彫り方4 文字を刻む
ナイフの先端で、文字の下書きをしてから削ります。
「おはよう」「だいすき」などの、短いメッセージで気持ちを伝えることもできますよ。
こんな朝を迎えたら、なんだか幸せな気持ちになれそうです。ファミリーキャンプでは、お子さんのお名前を刻んでみたら、きっと大喜びするのではないでしょうか。
今回は、色がわかりやすくキャンプで食べやすいりんごを使いましたが、きゅうりやラディッシュなどの野菜を使った生野菜サラダで文字を入れるのも盛り上がりそうですね。
なお、お子さんと一緒にナイフを使う場合は、必ずお子さんから目を離さないようにしましょう。
またキャンプ場で実際に作る際は、安全のため明るい日中に行ってくださいね。
安全にナイフを使って、キャンプライフを楽しもう!
モーラナイフのカービングベーシックを使用して、フルーツカービングをする方法をご紹介しました。
いつものフルーツが、ちょっとしたアートに早変わりです。
料理に興味を持ち始めたお子さんと、キャンプ場で作ってみませんか。
モーラナイフウッドカービングベーシック
刃素材 ステンレススチール
柄素材 プラスチック
刃長 約80mm
全長 約190mm
刃厚 約2.0mm
重量 約57g(ナイフのみの重量)
生産国 スウェーデン
(UPI公式HPより出典)