フレッシュな香りと辛さがクセになる『自家製タバスコとハリッサ』
ピザやパスタに欠かせない、世界的に有名なホットソース「タバスコ」。タバスコは、「唐辛子」「塩」「酢」と、たった3つの材料から作られています。唐辛子をペースト状にし、塩を加え、樽に詰めて3年間ほど熟成。3年熟成させた唐辛子ペーストに酢を加えて調味したものがタバスコです。
自家製タバスコ作り
タバスコは簡単に手作りすることができます。材料もすぐに手に入るものばかりで作り方も簡単。さすがに、3年熟成するのは難しくても、1か月ほど熟成させれば自家製タバスコのできあがりです。市販されているタバスコとはまたひと味違った、フレッシュな香り、辛さが楽しめます。
【タバスコのレシピ】
【材料】作りやすい分量
- 赤唐辛子 50g
- 塩(岩塩あれば) 小さじ1/4
- 酢(好みのもの) 25ml
※赤唐辛子を扱うときは必ず手袋をしましょう。
<下準備>
- 赤唐辛子はきれいに洗い水けを切ります。
<作り方>
(1)赤唐辛子は、ヘタを取り除き小口切りにします。
(2)小口切りにした赤唐辛子をミキサーに入れ、分量の塩と酢を加えて攪拌します。
(3)清潔な容器に移して保存します。
自家製ハリッサ作り
ここ数年、日本で人気の調味料ハリッサ。ハリッサは、チュニジアやモロッコなど北アフリカ北西部のマグリブ料理に欠かせない唐辛子ベースの調味料です。現地ではクスクスやタジン鍋、ケバブなどに添えられています。ほかにも、北アフリカからの移民が多いフランスでは、「アリッサ」と呼ばれ、いろいろな料理に使われているそうです。ハリッサは、各家庭で作ることも多いとか。市販で売られているハリッサはペースト状ですが、せっかくなのでざくざく食感が楽しめるハリッサを作ってみようと思います。
【ハリッサのレシピ】
【材料】作りやすい分量
- 赤唐辛子 20g
- ニンニク 1片
- キャラウェイシード 少々
- コリアンダーシード 小さじ1
- クミンシード 小さじ1
- 塩 小さじ1~2
- オリーブオイル 大さじ3
- 甘味料、砂糖など(好みで)
※唐辛子を扱うときには、必ず手袋をしましょう。
<下準備>
- 赤唐辛子はきれいに洗い水けを切ります。
- ニンニクはすりおろします。
- シード類は乾煎りします。
<作り方>
(1)赤唐辛子はヘタを取り除き小口切りします。辛みを抑えたい場合は、種とワタを取り除きます。
(2)乾煎りしたシード類をすり鉢ですりつぶします。
(3)小口切りにした赤唐辛子を(2)に加えさらにすりつぶします。
(4)ある程度すりつぶしたら、ニンニクのすりおろしと塩を加え混ぜ合わせます。
(5)最後にオリーブオイルを加え、全体を混ぜ合わせます。フードプロセッサーでペースト状にしたハリッサにオリーブオイルを少量ずつ加えて攪拌します。
(6)清潔な保存容器に移し、1日以上冷蔵庫で寝かせればできあがりです。
辛いスパイスはほどほどに
唐辛子の辛味成分カプサイシンには、適度な量であれば胃の粘膜を保護する働きがあります。ただし、激辛料理などで辛いスパイスを大量に摂取すると、胃やのどの粘膜を傷つけてしまう可能性があります。とくに辛いスパイスは、食材との調和を考えながら上手に活用しましょう。