アウトドアで最高のコーヒーを楽しむには、どうすればいいか? 携帯式のミルを使って粉を挽いたら、湯を沸かし、いよいよドリップだ。
神奈川県葉山町の自家焙煎店「THE FIVE BEANS」店主の森嵜健さんによると、
「ドリップは沸きたての熱湯を注ぎます。このほうが、旨味成分がしっかり出ます」。
コーヒーを注ぐ前に、カップやタンブラーを湯煎しておくことも大切だ。この作業を怠ると、野外ではすぐにぬるいコーヒーになってしまうのだ。
「粉を平らに入れたら、中央を指で窪ませます。その窪ませたところからお湯を注ぎ、らせんを描くように表面を濡らし、表面全体が濡れたら30秒ほどおいて蒸らす。あとは、お湯を真ん中から入れて、螺旋状にぐるぐる注ぐ動作を繰り返しましょう」(森嵜さん)
「BE-PAL」オススメの、絶品コーヒードリッパーをご紹介しよう。
コールマン/
パルテノンコーヒードリッパー
¥2,500
メッシュフィルターに直接粉をセットし、細かい穴の空いたカップを上に置いてお湯を注ぐ。お湯は1カップにつき3回ほど分けて注ぐと絶妙な味に。
◎お問い合わせ先/コールマン ジャパン カスタマーサービス
(フリーダイヤル)0120-111-957
MSR/
マグメイトコーヒーフィルター
¥2,250
マグカップにスッポリセットし、中挽きの粉を入れてお湯を注ぐ。蓋をして蒸らし、好みの濃さで引き上げればOK。フィルター部はステンレスメッシュ。
◎お問い合わせ先/モチヅキ
TEL0256(32)0860
カリタ×Made in TSUBAME/
銅製ウェーブドリッパー
¥10,500
世界的なコーヒー器具のメーカーである「Kalita」が、金属加工で有名な燕市とタッグを組んで、2008年に「Made in TSUBAME」ブランドをスタート。その第1弾商品として選ばれたのが、こちらの「ウェーブドリッパー」だ。美しい。きらびやかな瞬きとは異なり、渋く輝く。美味しいコーヒーのための一生モノ的逸品だ。
ミュニーク/
テトラドリップ
¥6,000(レザーケース付き)
財布にも入ってしまうミニマルな板。 小さな板3枚。これが組み立てることによって、コーヒードリッパーとなるのだ。厚さは1mm程度なので、どこかの隙間にスッと入れておけばいい。インダストリアルなデザインも男心を誘くすぐる。収納時サイズは縦13.2×横9×厚さ0.9cm。40g。日本製。
◎構成/大石裕美、大草朋宏 ◎撮影/中村文隆、田川哲也、小倉雄一郎