「日本一空気がきれいな県」とパナソニック空気空調社が「きれいな空気」を考える
山形県は、P.M2.5濃度が、各都道府県の中で最も低く(各都道府県のPM2.5濃度調査を基に、山形県が集計)「日本一空気がきれい」な県。また朝日町には世界で唯一、きれいな空気に感謝し祀る、宗教性のない、環境モニュメント「空気神社」を有しています。これは町民が「空気とそれを生み出す自然に感謝する神社を建立しよう」と提案したことがきっかけで、1990年に誕生しました。
一方パナソニック 空気空調社は、ブランドスローガンに「空気から、未来を変える。」を掲げ、換気扇など空質事業とエアコンなど空調事業を展開しています。空気神社が建立された際には、空気に感謝する考え方に共鳴。その当時、空質事業を展開していた松下精工が100万円の寄付を行ないました。
「人が健やかに生きるためには、良い空気が不可欠」という両社の考え方が一致し、この度、空質空調社と山形県朝日町の「空気神社」がコラボレーション。きれいな空気と自然を守り、それを次世代に引き継ぐことを目指します。
具体的な取り組みとしては、空気神社や周辺設備を、空質空調機器、LED照明、クリーンエネルギー関連製品などを活用して、朝日町が目標としている「環境の町」のシンボルとして空気神社をサポートしていく予定です。
将来的には、冬季は閉鎖してしまう空気神社の代わりに、空気空調社がそのきれいでおいしい空気を体感できる場を技術で再現し、現地以外の場所に空間ブースなどを設置する案もあるそうです。
空気神社のライトアップ時には、必要な部分だけを照らす省エネタイプの照明を活用したり、きれいな空気の大切さを伝えるために、子ども向けのワークショップを開くことも検討中。毎年6月に行なわれる「空気まつり」のときに地下の本殿を一般公開する際には、多くの参拝者が訪れるため、新型コロナウイルス感染対策として、空気空調社の空気清浄器を設置する予定だそう。
ウェブサイトやSNSを活用して、環境への取り組みや、人と空気の関わりなど、空気に関連する自然の大切さを発信していくそうです。