子連れキャンプの失敗談から学ぶ教訓と対策!
野外でのアウトドアやキャンプでは、忙しさを忘れてゆっくり過ごしたいもの。しかし、そんな気持ちとは裏腹に、小さな子どもを連れてのキャンプには思わぬアクシデントや失敗がつきものです。
今回は筆者の失敗談を元に、子連れキャンプを楽しむための対策や事前準備についてご紹介します。
事件1:キャンプ場のトイレが和式しかない!
我が家の子どもたちが、オムツが外れてトイレができるようにはなっていたものの、和式のトイレにはまだ慣れていなかったころのお話です。キャンプ場に着いていざトイレに行ったところ、和式しかありませんでした。案の定、和式ではしたくない、と言う子どもたち。
近くに道の駅があったので、そこまで車を走らせることになりました。
教訓:事前確認が必要
小さい子どもと一緒にキャンプに行く際には、トイレの状態の事前確認が必須です。和式や洋式といった便器のかたち以外にも、子どもがトイレを嫌がるポイントがあります。
- 暗くて怖いのが苦手
- 虫や蜘蛛の巣が苦手
- 汚いのが苦手
- 便座が冷たいのが苦手
いつもと環境が違うと、子どもがトイレに行けずに便秘になってしまうこともあるので注意しましょう。事前にトイレの状態を確認するとともに、普段から公園などに出かけた際に外のトイレの練習しておくことが必要だと感じました。
事件2:夜に気温が急降下!
平地ではまだまだ暖かい季節に、少し標高の高いキャンプ場に行った際のことです。日中は半袖を着るような陽気だったのに、夕方からグングン気温が低下していきました。起きている間は焚き火で暖をとっていたものの、困ったのが就寝時です。
深夜、隣で寝ていた子どもの手足が恐ろしく冷たくなっているのに気付き、ありったけの着替えを出して身体を包みました。それでもわずかしか温まらず、このまま風邪をひかないだろうかと心配な夜を過ごした経験があります。
教訓:就寝時の防寒対策グッズを用意する
幼少期の子どもは、体温調節機能がまだまだ未熟です。日中は活動量が多く汗をかいていても、夜の寒さに身体が対応できないこともしばしばあります。
朝晩の寒暖差があるシーズンや、標高の高いキャンプ場を利用する際には、就寝時の防寒対策として多めの寝具を準備しましょう。
電源サイトを利用して電気毛布などを使うのもひとつの方法です。電源サイトを利用する際には、野外用の延長コードもお忘れなく。
事件3:子供がグズって設営に手間取った!
キャンプにはテントの設営と撤収がつきもの。大人が協力して作業を進める必要があるため、タイミング悪く子供が泣いてしまったり、兄弟喧嘩が勃発してしまったりすると、作業スピードがガクンと落ちます。
ある時、キャンプ場への到着が予定よりも遅れてしまった上に、設営時にタイミング悪く子供がグズってしまって作業が滞ることに。あやしながら作業を進めましたが、あっという間に夜ごはんの時間になり、今度はお腹が減って泣き始める、といった大変な騒ぎになったことがありました。
教訓:余裕のあるタイムスケジュールを
スケジュールは余裕を持って立てるのがおすすめです。子どもだけで遊べるグッズや簡単に食べられる軽食を用意しておくと、設営や撤収時のアクシデントにも対応できます。
子どもがある程度大きくなったときのために、手順を教えながら作業をしてもいいでしょう。
子どもとのキャンプはアクシデントがあることを考えて計画を
どんなに準備をしていても、思わぬ行動をする子どもとのキャンプでは、アクシデントはつきものです。スケジュールに余裕を持たせておくことで、気持ちにも余裕が生まれ、ある程度のアクシデントは楽しんで乗り越えられるようになりますよ。
自然の中でできる体験は、日常生活では味わえない貴重なものです。大変なことも多いですが、今回の教訓や対策を参考に、子連れキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。