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    2022.11.24

    フィールド直結のNANGA SHOP TOHMAならレアものが見つかるかも!?

    202110月末、東京・目黒区、大阪・大阪市に続く3つめのナンガショップ「NANGA SHOP TOHMA」がオープンした。北海道第二の都市とも言われる旭川市ではなく小さな当麻町、しかも町中ではなくキャンプ場の隣に話題のナンガショップが誕生したことでファンがざわついたものだ。

    現在、ナンガショップは全国に6店舗あるがNANGA SHOP TOHMAは少々毛色が違う。ナンガに並々ならぬ愛情を持つセレクトショップMOONLOIDの運営なのだから。

    NANGA SHOP TOHM店長・勝山真司さん

    MOONLOIDがナンガに別注をかけたNANGA WHAITE LABELは北海道に暮らす人々のためのダウンであるように、MOONLOIDは暮らしのためのウエア。NANGA SHOP TOHMAはキャンプ場の隣にありナンガらしいアウトドア志向のものをそろえています」というのは店長の勝山さんだ。

    MOONLOIDは北大の施設の一部を移築しているが、NANGA SHOP TOHMAは新しく設計したという

    梁の古い木材をはじめ、カウンターまわりに町産材を使うなど木育に力を入れている当麻町らしい店舗になっている。

    ■店内には限定アイテムがちらほら 

    店内にはナンガの主力アイテムがズラリ並び、なかには限定カラー、別注、限定品も。ファンにとっては店全体が宝箱だ。

    「定番アイテムが人気です。東京や大阪では早いうちに完売した限定アイテムと出会える確率が高いですよ」(勝山さん)

    WHITE LABAL「ダウンカーディガン」(3万1900円)

    今期のWHITE LABAL「ダウンカーディガン」は、北海道の冬空をイメージしているがNANGA SHOP TOHMAでは限定でコヨーテを用意。ネット販売をしておらず、ここでしか手に入らない。

    また、11月中旬にはNANGA SHOP TOHMA発別注「0166」シリーズのジャケットも入荷(予定)。WHITE LABALの「TYPE1」をイメージする機能的なデザインと手に取りやすい価格で話題性十分だ。

    ちなみに0166は当麻の市外局番で、今後もご当地アイテムが登場することに期待したい。

    親子リンクコーデしたくなるショップ限定Tシャツ(6050円、キッズ4400円)

    限定Tシャツはタフで吸湿性・速乾性にすぐれたエコハイブリッド素材で、初めて着たときからやさいい肌触りだ。

    「オーロラライトストレッチスリーピングバッグ UDD1200」(9万9000円)

    WHITE LABALに採用される防水透湿素材オーロラテックスライトストレッチ、中綿は超はっ水UDD、足や肩、頭に体熱を反射するチタンスパッタリング材を配置するなど極寒の旭川でもあたたかく眠れるよう設計した「オーロラライトストレッチスリーピングバッグ UDD1200」。

    「オーロラライト900SPDX」(148500円)の下限温度-27℃にこそ及ばないが、ダウン量は1200gとたっぷり入っており快適温度-15℃、下限温度は-25℃。

    「昨年の冬、これで隣のキャンプ場でハンモック泊をしました。本当にあたたかいんです」(勝山さん)

    昨年まで店の外のコットで寝袋体験をしてもらっていたが、今シーズンは店の隣にマットを敷いたテントを用意しより使用シーンに近い環境を作った。

    山形在住の知り合いより「ほとんど使っていない古いテントが出てきた。よければ使って」と送られてきたテントを見てひらめいたそう。

    ■キャンプで使える地元ゆかりのプロダクト

    とうまスポーツランドというキャンプ場に隣接しており、ナンガ製品だけでなくキャンプ道具も用意している。もっともメジャーキャンプブランドの製品というより、当麻や旭川、東川といった近隣エリアの工房が作ったモノが中心だ。

    当麻町の鉄工所、世良鉄工によるアウトドアブランドA Productの製品

    こちらは「iron ランタンハンガーセット」のフックで動物やクライマーをかたどっているのが楽しい。

    A Productにはオーブン焚き火台「iron oven」シリーズも大中小3サイズ展示。オプションの鉄板やデザインプレートがそろっているのでその場で確認できるのがいい。

    東川の家具工房が作った木製コースター

    樹の郷AKOの木製コースターは、1枚ずつ表情が違っていて眺めるだけで癒やされる。

    なんてことない木の棒だけれど、これをウイスキーに漬けることで樽で熟成したみたいな香りに変身する。

    お隣のとうまスポーツランドスタッフが、遊びで軽く焚き火で燻した木をウイスキーに漬けたところいい風味になったので商品化したという。値頃なウイスキーほど効果的。

    シャモティンとメスティン飯

    当麻の家具工房、フィールドギフトの原さんが町の木で作った小さなメスティン用しゃもじ「シャモティン」、同じく当麻の長谷川農園と秀岳荘旭川店が共同開発した1合分の米「メスティン飯」。トランギアのメスティンを扱うイワタニ・プリムスに”メスティン”の名前を使う許可を取ったそう。

    東川のドリップコーヒー専門店、TAISETSU COFFEEによるNANGA SHOP TOHMAコーヒー。おみやげにちょうどいい

    ダウン製品に定評があるナンガだからNANGA SHOP TOHMAのオンシーズンは冬。在庫豊富で選ぶのが楽しいし、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれない。

    スキーやスノーキャンプで旭川を訪れるなら、空港からクルマで約30分のNANGA SHOP TOHMAに立ち寄ってみては。WHITE LABALを扱うMOONLOIDとのハシゴも楽しい。

     

    NANGA SHOP TOHMA

    北海道上川郡当麻町市街6区(とうまスポーツランド隣)
    11:00〜18:00(水曜定休)

    https://www.instagram.com/nanga_tohma/

     

    MOONLOID

    北海道上川郡当麻町64-1-7

    11:00〜18:00(水曜・木曜定休)

    https://www.moonloid-store.jp

     

    私が書きました!
    ライター
    大森弘恵

    フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。https://twitter.com/utahiro7

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