デジタルデトックスとは
私たちの生活は今や、テレビやスマホ、ゲーム、パソコンなどのデジタル機器とは切っても切れない状態にあります。
「デジタルデトックス」とは、一定期間それらのデジタル機器と距離を置いて過ごす事で、頭と心の疲労の回復をめざすことをさします。
家ではデジタル機器と離れる生活を送ることは難しくても、野外のキャンプ場ではそれを叶えることが可能です。
知らず知らずのうちに、デジタル機器のある便利な生活が当たり前になっている子ども達も、デジタルデトックスをする事で、普段の生活の便利さを再確認することができるようになります。
親子キャンプでデジタルデトックスを行う場合は、気負わずに「楽しいイベント」のイメージで取り組んでみるのも成功の秘訣ですよ。
デジタルデトックス5つの効果
アウトドアでのデジタルデトックスには、数々の素晴らしい効果があるとされています。今回は親子で感じられる効果を中心にご紹介いたします。
効果1:より自然を感じられる
アウトドアでデジタルデトックスを行うとデジタル機器に触れる時間が減り、自然を感じる時間が増えます。
雨が降りそうな雲の流れ、日没後の暗闇、早朝の空気など、普段見過ごしてしまいそうなちょっとした自然の変化にも目が行きやすくなります。感じたことや気が付いたことを口に出して、親子で会話してみるのもいいですね。
効果2:子供と関わる時間が増える
キャンプで子供の遊びに付き合うとき、写真を撮ったり動画を撮ったりした後、ついついスマホをいじってしまうことはありませんか。「疲れたから休憩する」と言って、コーヒー片手にスマホでSNSを眺めた経験がある方も多いのではないでしょうか。
デジタルデトックスをすることで、子供と関わる時間は必然的に増えます。疲れて休憩している時間も、子供を眺めることで、普段見過ごしている成長の様子や、ふとした新しい表情に気づけるかもしれません。
効果3:頭で考えてみるようになる
雨が降りそうだから天気予報を調べる、キャンプ場の設備をネットで検索する、などといった具合に、気がつくとどのようなことでもスマホで解決しようとしてしまいがちです。
「分からないからスマホ調べる」をいったんやめて、「分からないなら親子で考える」を体験してみるのも楽しいですね。分からない楽しさや、分かった嬉しさを実感できるいい機会になるでしょう。
効果4:ゆっくりとした時間の流れを感じる
デジタル機器のない時間は、体感してみると思ったよりも暇を持て余すことがあるかもしれません。スマホやゲームを触るとあっという間に過ぎていた時間が、デジタルデトックスをすることで持て余すほどのゆっくりとした時間に変わります。
効果5:子供ならではの遊びが生まれる
これが親子キャンプで挑戦する、デジタルデトックスの一番嬉しい効果かもしれません。
本来、子どもは「遊びの天才」と言われるほど、なんでも遊びに変える力があるとされています。拾った木の枝や葉っぱ、草など野外には遊びのヒントになるものがたくさん!デジタルデトックスをすることで、今まで見逃していた小さな発見から生まれる遊びが楽しめ、想像力や観察力が養われますよ。
デジタルデトックスの方法
親子で一緒に取り組む場合は、事前にルールを決めておくといいでしょう。使っていいものとダメなものはなにか、どうしても困った時には利用してもいいのか、などです。
そして、実施期間の事前認識も大事。キャンプの間だけなのか、キャンプの行き帰りの時間もなのか。時間については大きなポイントになるので、決めてからスタートしましょう。
親子のどちらかが実施するというよりも、最初から最後まで家族全員で取り組むことで、より達成感が生まれますよ。
不便を感じるシーンを想定
デジタルデトックス時は、キャンプ場周辺情報を調べられなくなるので、行き帰りの目的地は事前に調べておくといいでしょう。
もしくは、全く調べずに偶然の出会いを楽しんでみるのもいいですね。
持っていくと便利な持ち物
キャンプでデジタルデトックスをすると、想像していたよりも時間が生まれます。親子でゆっくり遊べるカードゲームや、絵描き、読書グッズなどをあらかじめ用意していってもいいでしょう。
親だけ、子供だけで遊ぶことよりも、一緒に楽しめる内容を重視して選んでみましょう。
デジタルデトックスを親子で楽しもう!
日常生活の中で、デジタル機器から離れることは正直難しいかもしれません。キャンプという非日常だからこそ、楽しみながら気軽に挑戦できることでしょう。普段感じることのない、新しい発見を親子で共有できるイベントとして、キャンプの中で取り入れてみてはいかがでしょうか。