【長野修平の青空工房 第29回】火と鉄で作るペグの小刀
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    2017.02.25

    【長野修平の青空工房 第29回】火と鉄で作るペグの小刀

    男子たるもの、一度くらいはナイフに憧れたことはありませんか?
    今回、長野さんが考案したのは、自作のペグナイフ。鍛冶屋気分でカーン、カーンカーン。青空に軽快な鉄の音を響かせて作ってみませんか。

    研ぐものに合わせて選べる砥石

    DMA-_DSC3414

    砥石は粒子の大きさにより、荒砥、中砥、仕上砥の3種類に大別される。現在、天然物は少なく、酸化アルミニウムや炭化ケイ素を使った人造砥石が主流だ。右からアメリカの老舗ナイフメーカーBuckの刀起こし用砥石。荒砥と仕上砥が両面についた鎌用砥石。手で持って研げる。通常の仕上砥、荒砥、彫刻刀(丸刀)専用の仕上砥。荒砥。

    道具

    DMA-_DSC3406

    鍛冶屋システム。左が鍛造用の鉄の台と金槌、焼いたペグを持つためのペンチ。中央が焼入れ用の七輪。火吹竹、うちわ、火バサミ。右が削りのための金ヤスリ(粗目と細目の2種)、研磨用の荒砥。仕上砥、水。

    小刀を作る

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    DMA-_DSC3107

    火鉢で火をおこしたら、ペグを焼けた炭の中に入れ、火吹竹で吹きながら、ガンガン熱する。

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    熱した部分がオレンジ色になったら、ペグを取り出し、平らな鉄の叩き台にのせる。

    DMA-_DSC3127

    金槌で叩いて平らに延ばす。刀を薄く、峰に厚みを持たせるため、同一方向から斜めに叩くといい。

    DMA-_DSC3134

    オレンジの色味が抜け、鉄が動かなくなったら、再度熱して根元のほうまで叩く。これを繰り返す。

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