【裏技2】
「飲み水は山小屋のペットボトル」をあてにする
つづら折りの登山道をしばらく登ると7合目の山小屋群が見えてくる。
登頂成功率アップの第2のポイントが「水分補給」。喉が渇く前から、こまめに少しずつ水を飲む。割高だが、500mlのペットボトルを、途中の山小屋でその都度買い足しながら登る。ケチってはいけない。高地では、とにかく水を飲むことを心がけてほしい。
泊まる山小屋にもよるが、5合目から7合目の山小屋まで3時間程度で到着する。夕方4時ごろを到着目標にして、逆算して、家の出発時間を決めよう。
おすすめは、標高2800mの富士一館。近年改築された山小屋で新しく、寝袋スタイルなので快眠しやすい。そして翌朝のご来光も目の前から昇る。
多くの団体ツアーは、もっと高い山小屋に宿泊して、ご来光を頂上で拝むために、「宿泊」と呼ぶには余りにも短い仮眠をとって、深夜に出発していくが、あえてできるだけ低い山小屋に宿泊し、1日目の歩行時間を短くする。団体と行動時間をずらし、行列登山を避ける意味もある。